二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

京の名工展が無事終了しました!!

2019年10月28日 | 日記

二鶴工芸です。
昨日、「京の名工展」が終了致しました。
ご来場いただきました皆様、また関係者の皆様、誠にありがとうございました。
今回の出展作品である竹工房喜節 細川秀章さんとのコラボレーションでの制作「竹籠付金彩古裂信玄袋」は新しい試みでした。
私の仕事としては袋の生地の金彩加工で生地の雰囲気(縞紋様)を失わない程度の加工方法を考え、この工法に至りました。
生地全面の下地加工は普段の仕事ではもうやっていない加工技術ですが、今回復活させ最終的には面白い結果になりました。
細川さんの高度な技術の竹編みの網代の籠、細川さんの奥様の縫製、パーツも拘ったものを使いました。
コラボレーション作品ですから細川さんご夫婦の協力無しでは完成できませんので、大変ご苦労お掛けしました。ありがとうございましたm(__)m
また機会がありましたら、面白い作品を発表できればと思います。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。

京もの認定工芸士 京友禅 上仲昭浩