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てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

キュウリのピクルス。

2016年08月25日 | 保存食

8月は全くと言っていいほどまとまった雨がありませんでした。降ったとしてもほんと表面がぬれるくらいで根っこになんてほとんど到達してないくらいで…

6月から穫れはじめたキュウリですが、とうとう我が家のキュウリもそろそろ終了になりそうです。

とれているうちはそれこそ収穫が大変で、酢の物やマリネなど普段のおかずはもちろん、ぬか漬けにしたりキューちゃんにしたり、ピクルスにしたりしていました。

あとはお友だちにプレゼントしたり出荷もしたり・・・あっという間のことでした。

うちは子どもたちも小学生で、いろいろと連れてってあげたい時期なので夏場は留守にすることが多いです。

なので、3月からせっかく精魂込めてつくった畑が、7,8月の収穫期にバタバタになるんです・・・!ホントに労力がもったいないんですが、今はまだ子どもたちが小さいから仕方ないですかね~。

出荷も毎日通えたら結構たくさんできる時期ですが、留守の前には畑を空ける準備で小さいものまで全部収穫してしまい、戻ってきたらバタバタになった畑を必死で立て直し、やっとちょっと調子戻ったかな~ってくらいにまた次の留守になって…

でも、ウチで食べる分くらいは十分に収穫できるので、頭で考えると効率悪すぎでしょ!って自分でいつも思うんだけど、これはこれでいいものです。

・・・記事にするのがすっかり遅くなっちゃったんだけど、今日はキュウリのピクルスです…!

畑を空ける前にまだ生育途中の小さなキュウリをたくさん収穫せねばならないときに、まとめてピクルスにしました。

手づくりのホットドッグにハンバーガー、サンドイッチなどには、小さ目のキュウリのピクルスの方が使いやすそうですよね!

【材料】

・キュウリ・・・600g

・振り塩・・・小さじ1~2

・酢・・・300g

・水・・・300g

・粗糖・・・50g

・塩・・・15g

・ニンニク・・・2片

・鷹の爪・・・1本

【作り方】

1)キュウリはヘタを取り、保存容器によい長さにカットしてから、振り塩をする。15分くらい置いておき、水気を絞る。

2)鍋に酢、水、粗糖、塩を入れて火にかける。煮立てば火からおろし熱々のピクルス液に1)のキュウリとつぶしたニンニク、鷹の爪(種を出しておく)を入れる。

3)2~3時間後から食べられますが、清潔な保存瓶で保存し、2~3日くらい経ってからのほうがよく漬かって美味しいです。

これは漬けてすぐの写真です。まだキュウリがきれいな緑色です。

あっという間に仕込めるし、キュウリは2ヶ月くらいであっという間に終わってしまうので、ちょっとでもこうして保存しておくとちょっと幸せです。

普段つくることはないんだけど、ピクルスが美味しく使えるように手づくりのハンバーガーでもつくってみようかな~

 


2016年梅干し、常滑市久松(キュウマツ)のカメ。

2016年08月01日 | 保存食

みなさんも梅干しそろそろ干せあがられた頃だと思います!

我が家も今年もなんとか無事に終わりました。

…と言っても、今年は7月19日に干しはじめ、21日にしまい終わり、いつもながらですが記事にするのがすっかり遅くなりました…!

なんとなく、7月の下旬くらいから今日8月1日くらいにかけても曇り空が多くまた梅雨か明けてない!?って思うくらいなんだけど、7月19日あたりはもう梅雨明けたね!?ってくらい真夏の晴天が続いてました。

朝思い立ちカメを開けました。

ぷっくりふっくら、干してもらう日を待っていた梅。

ザルにならべてしばらくすると、おひさまの光を浴びて、すぐにこんな風に赤くなりはじめます。

3日3晩、ザルで天日に干して完成させますが、夜もできるだけ夜露にあてるとしっとり美味しい梅干しができると言われていますが、夜は梅酢に戻すやり方もあるので、それぞれのご家庭でやりやすいようにされてるんじゃないかな!?

我が家はそのまま夜も干しっぱなしにしてます。でも急な雨とか夜中に降っては大変なので、寝る前に家のダイニングテーブルに戻し、朝起きたらすぐ外に出す…という感じにしています。

そして3日経った頃、こんな風にきれいな赤い梅干しに干せあがります。

昨年は5キロ全部赤梅干しにしたので今年は6~7キロmありましたがすべて白梅干しにしました。

保存の前の作業です。

梅はひとつひとつ梅酢にくぐらせて清潔な保存容器などに入れます。

わたしはずっとセラーメイトのガラス容器に入れています。

小さく見えますが、

4リットルサイズの容器にパンパンに入っているので結構な大きさです。

セラーメイトの瓶は見た目もキレイで洗いやすく扱いもしやすいのですごくオススメです。

ガラス容器は、セラーメイトのほか、ルパルフェなどもかなりヘビーユースしてます。どちらもホームセンターや量販店などでも扱われているので手に入りやすいかなと思います。

カメですが残念ながら2013年、愛用している久松さんが廃業されました。

すごくすごく残念です。

わたしも利用させてもらったことがある柳屋webのお店のトップページにこのような文面が掲載されています。

2013年10月末、陶磁器製漬物容器の国内トップシェアメーカー「久松」が廃業しました。

弊社ではその際数多くの久松製品の確保を致しましたが、それも残りが少なくなってきているばかりか、既に在庫が底を尽きた製品も出るようになってきてしまいました。
久松の廃業以降、毎日のように日本製の漬物容器をお探しのたくさんのお客様からお電話を頂き、私共も心苦しさでいっぱいでした。
それでも譲って頂ける業者さんにお願いし、久松製品をかき集め、廃業から2年以上経った今でも何とか販売を続けております。

毎日のようにお電話を頂いてる現状、久松製品の再販売を心待ちにしているお客様がいらっしゃること、そして何よりも漬物容器として本当に素晴らしい製品であること。
社内で検討を重ね、弊社で扱える最後の1個になるまで久松製品を扱っていこうと決断をしました。

それと同時に、2015年4月に誕生した久松後継品となる「Made in JAPAN / Made in TOKONAME」の漬物容器(かめ)も販売を始めました。
こちらも久松同様、たくさんの方にご愛用頂いております。

以上、柳屋webさんのサイトより抜粋

柳屋さんのサイトはコチラです。

今自宅には久松の8号が1つ、5号が3つ、3号が1つ、2号が1つ、合計6つあります。こんなに狭い家なのにカメはこれだけあるんです・笑!

手に入らなくなった今となっては宝物です。若い頃、毎年少しずつ道具に投資してきましたが、本当に買ってよかったと思える一生ものです。

こちらは8号のカメです。5号のカメは3つとも味噌でうまっていたし、今年は6~7キロの梅をつけたので一番大きいサイズを使いました。

ザルはすごく使いやすくて気に入ってる竹のザル。大きな角ザルで梅干し3キロくらい干せるし、バジルや紫蘇を干すときなどにも欠かせない大きなザルです。

こちらも若い頃、丸ザル2つと一緒に購入したのですが、梅干しづくりには欠かせません。ザルも編み方や素材などいろいろすぎるので信頼できるお店で購入するのが長持ちだったり愛着を持てる道具選びの秘訣かもしれません。

さて、今我が家には10数キロの梅干しがあります。

お金はあんまりたまってないですが、大切な道具や我が家にとって宝物のような梅干しなどが今たくさんあって、心だけはとっても満たされてま~す・笑!

今年も無事この梅干し仕事終えられたことに感謝!


自家製ディルウシード(ドライディル)。

2016年07月25日 | 保存食

今年もディルを粉末にしました!

キュウリやニンジンのマリネなどにパッと散らすと独特のバーブのいい香りがするし、クラッカーやビスケットに加えてもなんともいい香りなので、ディルの葉っぱを収穫して自宅でドライにして、自家製ディルウィードをつくっています。

収穫した葉はまずよく洗って、茎をゴムなどでしばり、天井などに吊るしておきます。

梅雨時期に収穫することが多いためすぐに干せない場合はそのまましばらくおいておき、晴天を見はからって天日に干し、カリカリになればすりこぎなどで潰します。

太い茎などは最後目の粗いザルでふるうと取り除けて、細かいディルだけ残ります。

ディルは1株がなかなか大きいのですが、意外に収穫できる葉っぱが少ないですね~!

生で、オムレツや魚のソテーなどに添えるのが西洋風だと思います。でも、我が家ではあんまりそういう食し方をしないのでドライにしちゃってますが、そうすると目方がぐ~~んと減って「アレ!?」っていうような量になります。

カルディとか北野エースとかの食材屋さんなどでドライハーブを見かけてほしくなっちゃいますが、目方が少ないのもうなずけます。いつも小さい小さいジャム瓶のほんの下の方にたまってるくらいです。

ただ、香りが強いのでほんの少しだけ使えばかなり香るため、それなりに長持ちはしますかね!

人参の千切りのマリネにレーズンとディルを和えるのもなかなかおいしいし、パンなどにはさむのにもちょうどよい感じです。

今、バジルなどのハーブも収穫期ですが、洗って干して潰しておくとさまざまに使えてとっても便利です。

市販のドライハーブは海外産のものがほとんどですが、輸出するときに虫がわいたりカビが生えないように収穫後の農薬が散布されることがほとんどだそうです(ポストハーベスト農薬)。

収穫後のため雨などにさらされることがないのでそのまま残留するということになります。

また、ポストハーベストしていないものでも、検疫の時にひっかかると青酸ガスなどの化学物質で燻蒸されます。こちらも揮発するため無害と言われていますがなんとなくそう聞くと食べる気にはなりにくいですよね。

オーガニックスパイスやハーブ、なかなか高価なので日本でも簡単に栽培ができる作物に関しては栽培して自分で加工すると間違いないと思います。

なにより香りなど格別です!新鮮だしだからこそ、輸送に時間がかかったり保管の環境が厳しかったりすると虫がわいたりカビが生えたりしてしまうんですけどね…ポストハーベストや化学燻蒸が必要となってしまうのもつくっているからこそ、よくわかります。

でも、そこまでして海外のハーブを食べる必要あるのかなと考えた時に、やっぱりつくろうとか、日本で無理なく食していけるハーブってどんなものがあるのかな…と自分の生きている場所でできることがいろいろと浮かんできます。

ディルはかなり簡単に栽培できるハーブなので、よかったら作ってみられてください海外原産の植物も、意外に愛知県でも栽培できるものは多いです

生の葉もとても美しくて、お料理よくされる方はあるとものすごく食卓が華やかになりおすすめです!

 


トマトソース。

2016年07月22日 | 保存食

畑でバジルやオクラ、モロヘイヤ、ナス、トマトなど、夏野菜がとれはじめてきました。

うちのトマトはまだ一番果がついたばかりなんだけど(種から露地栽培しているから)、苗から育てている方はいま最盛期だと思います。

地主さんが売り物にならない分だとまだトマトが穫れていないわたしに数キロのトマトを2度もくださいました。

その時に会えるお友だちにあげたりトマトソースにしたりしてありがたく使わせていただきました。

…トマトソースは市販で安くいいものが売っているのに、わざわざひとつひとつ湯むきして1時間~1時間半もコトコト煮込むのがすごい労力だなとも思うんだけど、やっぱり熟してもう消費しなきゃいけないトマトちゃんを見てしまうと美味しいのわかっているから作っちゃいます…!

トマトソースと言っても、オリーヴオイルやオニオン、ハーブが加えられたものなどさまざまにありますが、我が家のソースはトマトとひとかけのニンニクと塩のシンプルなソースです。

その方が、我が家にとってはさまざまな調理に展開できて便利だったです。

みなさんのお好みのトマトソースはどんなソースでしょうか…?!

【材料】1キロ分(わたしは2キロを10号の土鍋で作ります)

・トマト(熟したもの)…1キロ

・ニンニク…1片

・塩…1/2

【作り方】

1)トマトは十字に切り込みを入れて熱湯にくぐらせ皮をむいておく。

2)トマトをざく切りにして鍋に入れる。

3)ニンニクはつぶしてトマトと一緒に鍋に入れる。塩も加える。

4)火にかけて煮立ってきたら弱めの中火にかけ、1時間~1時間半程度途中かき混ぜたりヘラで潰したりしながらとろんとするまで煮込む。

5)長期保存する場合は脱気などして保存する。我が家は多分1週間程度でなくなってしまうので清潔な保存瓶に入れただけです。

2リットルサイズのル・パルフェに入れました。

最初はもちろん、ピッツアを焼きました!自家製ソースに自家製バジル、本当に贅沢です。生地ももちろん~

卵焼きにソースとスープセロリを刻んだものを添えました!

ある日の昼食。ベーグルを焼いたのでポテサラとスライストマトのサンド。昼13時半すぎまで畑にいて帰宅して野菜をあっちやったりこっちやったり体や服を洗ったりして食べれたのは15時前(子どもたちの帰宅直前)でしたが、冷たいトマトソースをそのままスプーンですくって食べました。美味しかった~~~

あと、ラタトゥイユはもちろん、パスタソースやハンバーグのソースにも使いました。

畑をしている人ならお化けになったズッキーニをスライスして(大量)、ニンニクで軽く炒めてこのトマトソースと粗糖で煮ると夏の冷たい常備菜がどっさりできておすすめです

出荷しているので、ピカピカのきれいな野菜はお客様のもの、お化けになったり曲がったりしているのは我が家の野菜って感じになっています。これもみんな一緒よね。

この夏はもう2回トマトソースつくりました。

買った方が安いんだけど、思わずつくっちゃって、手づくりするとやっぱり本当に美味しいトマトソースです。

ジューサーある方はジュースにしてから煮詰めるのもよさそうだなと想像するんだけど、どんなものかしら~

夏野菜ですが、あぐりん村にもいっぱい並んでいてとってもお手頃で、農薬などを使わず栽培された野菜もたくさんあります!

夏休みぜひお子さまとご一緒にお越しくださいね~!トマトもたくさん売られているのでソースなどもつくりおきされる方はぜひ!


紫蘇のふりかけ(ゆかり)農家のレシピ。

2016年07月19日 | 保存食

2014年につくった梅干しがとうとうなくなってしまいました。

いつからか、長女と次女が梅干し大好物になってしまい、自分で食後に美味しいお茶を淹れては梅をひとつほぐして長女と次女で分け合って食べることが多くなり加速度的に梅干しが減ってゆきました。

多分2014年は白梅干しと赤梅干し半分半分でつくったので梅が2.5キロだったと思うんだけど畑の赤ジソ200グラムをモミシソにして加えたはずです。

梅雨の合間にすごい日差しの日もあるのでこんな日は!と、梅干しがなくなって残った紫蘇をザルに出して天日に干しました。

できるだけ、面倒なんだけど一枚一枚広げて干すよう丁寧に仕事した方が、あとの自分の作業が助かります。

天気によってさまざまですが乾燥して日差しが強烈な日は数時間でカリッカリに乾きます。

途中でザルにへばりつかないようちょっと様子を見てかるく剥がしておくと後で楽です。

(あまりに強烈な日差しで長時間ほすとザルにくっついでとれなくなります)

そしてすり鉢ですりこ木を使って潰せばあっという間にゆかり(紫蘇)ふりかけができあがります!

小さ目のジャム瓶にたったこんだけ…汗

梅干し3キロ分が干せるザルに全部広げて干しましたが、ドライにするととっても目方が減りますね~!

ちなみに横は手づくりコチュジャンです(また掲載させてもらいますね~)。

でも、味はあ~これこれっ!!!と思える懐かしく美味しい本物の紫蘇ふりかけッス!

写真では美味しさがお伝えできませんが、お弁当にもとっても便利です。

…以前から何度も紫蘇ふりかけ(ゆかり)を掲載させてもらっていますが、わたしはゆかりってどうやってつくればいいかわからず、塩漬けにしてみたりいろいろ試行錯誤していたんです。

そのうちにモミシソを梅酢で浸けてから干したものということが分かって、今ではな~んだ赤梅干しなくなったら残った紫蘇を干せばいいんじゃん!ってことになり、わたしの仕事が洗練されてきました・笑

明日から恐るべき(笑)夏休みに入りますが、ぜひ今日は強烈な日差しで日中はみんなでお家でおとなしく隠れてなきゃ~というような日がありますよね。

そういう日を狙って、我が家では夏の手仕事(梅干しや紫蘇を干したり、お味噌の天地返しをしたり)しています。

赤梅干しつくられた方、美味しい美味しい副産物の手づくりゆかり、おすすめですめちゃくちゃ美味しい


桜の葉の塩漬け。

2016年07月14日 | 保存食

今年のこどもの日に我が家でつくった桜餅です。

ホントはかしわもち作ろうと思ったんだけど、ウチにあるのは桜の葉っぱだったので、5月の端午の節句に桜餅を食べていましたw

それはさておき、桜餅には欠かせない桜の葉っぱの塩漬け。

日本全国こんなに桜の木があるのに桜の葉の塩漬けは入手困難だし値も張るし、なんといっても安全性もよくわからないことが多いですよね。お餅と葉っぱがくっつかぬよう、プラスチック?のような樹脂をコーティングしてあるとも聞いたことがあって、ホントかわかんないけどやっぱり自分でつくって葉っぱもできたら美味しくいただけたいいなあと思い畑の横の川の土手の桜の木からいつも葉っぱをいただいています。

冒頭の写真は、まだ花びらが散って間もなくの若い葉っぱでつくった塩漬け。

これは葉っぱも柔らかくて美味しいので小さなお子さんも葉っぱまで食べちゃってくれています。

長男(小学生)のお友だちのお宅にお邪魔するとき持たせたこともありますが、みんなうめ~って葉っぱまで食べとったと言っており、こんな古臭いお菓子でもよろこんで子どもたちが食べてくれたんだな~と印象に残っています。

さて、今年はバタバタしているうちに若い葉っぱは取りそびれ6月のちょっと立派になった葉っぱで塩漬けにしました。

【材料】

・桜の葉・・・100枚程度

・塩・・・葉の重量の30~40%

・水・・・葉の重量と同量

・梅酢・・・大さじ3~4

【つくりかた】

①塩、水、梅酢に火を通し、ひと煮立ちさせて冷ましておく。

②桜の葉はきれいに洗い、30秒ほど湯がいて水気を切る。わたしはすぐに重ならないようにザルに並べて、30分ほど干しました。その日は曇りで湿気もあり最後は布巾で一枚一枚水気をふきとりました。

愛用の大きな角ザルで乾かします。

③水気がとれた桜の葉を10枚程度重ねて半分に折り、半分に折った状態で保存瓶や保存容器に半分の量を敷き詰める。

④①の液を半分注ぎ、なじませる。

⑤のこりの葉っぱを続けて敷き詰めてゆき、残りの液で浸す。重石の代わりになるようなもので押さえておくとベターだと思います。

野田琺瑯のスクエアSにピッタリ詰められました。冷蔵保存で1~2年保存できます。重石代わりに小さな壺の蓋で押さえました。数日は、液に葉っぱが浸っているか確認して、葉が液から浮き上がっていたらなにかで押さえて浸るようにするといいかなと思います。

使用するときはしばらく水に浸して塩抜きしてください

ちなみに、冒頭の写真は2014年つくったもので、余裕で食べられます。でももう底をつきてきたので、今年こそつくらねば!とまた新たに仕込みました。

名古屋生活クラブで岩手県の菅原商店さんのとっても良い道明寺粉が購入できるので餡子さえつくればいつでも桜餅が食べられるようになりました。

最初は紅麹など使用するなどして赤く染めた方がいいのかなと思ったんだけど、和菓子屋さんの桜餅にも白いものが何軒かあったのでわたしも色を気にせず白いままでつくっています。

でも、葉っぱの存在感と香りが際立っているので誰が見ても桜餅だな~って感じで色が赤くなくても全然遜色ないことがわかり我が家の定番は写真の通りの桜餅になってきています。

また、桜餅のレシピもポストできたらいいなと思います(すっごく簡単なんです!!)。

相棒くんは和菓子がすご~く好きなのでちょっとこういうものをつくるととても喜びます。


茗荷(ミョウガ)の甘酢漬け。

2016年07月11日 | 保存食

るーあんりちゃんに、畑で穫れたてミョウガをいただいてしまいました…これぞ初夏の味覚!

大好物なんですが、自分でつくってないんでうれしいです~涙 るーあんりちゃんありがとう~

さてさてどうして食べようかしら。。。?

ナスとミョウガのお味噌汁や、キュウリとミョウガの浅漬けもいいなあと思いましたが、やっぱり色がキレイで保存もできる、ミョウガの甘酢漬けをつくることにしました!

作り方は簡単。

よく洗って水気を拭いたミョウガを半分に割って(切らずに丸ごとでもOK!)、酢:粗糖=2:1の甘酢に浸すだけ…!

甘酢は酢と粗糖を混ぜて火にかけて、煮立つ直前に火からおろして粗熱を取って完成です。

瓶にミョウガの半量を入れて甘酢を注ぎ、残りのミョウガを入れて甘酢をヒタヒタまで注いで完成です(空気が入らないように注意してね~)。

数時間後にはきれいなピンク色になってきます。

あっという間にこんなにもきれいなピンク色に染まります。お寿司に散らしてもきれいです。

食べごろですが、ミョウガはやっぱり漬けてから1~2週間頃から数週間くらいが食べごろかなあ。。。

冷蔵庫で保存すれば、来シーズンまで全然余裕でもちますが、やっぱりしゃきっとした歯ごたえと香りなどを楽しむのだったら、味わうのは早めがいいかもしれません。

我が家ではまず、酢の物を作りました。

ウチの畑で穫れたキュウリと、あかね珈琲のきこちゃんからいただいた鳴門のワカメ(このワカメすごく色もきれいで食感も最高で、今後は我が家でもお取り寄せしたいです~!)と酢の物に。

塩もみしたキュウリに粗糖少々とお酢を和えて、最後に刻んだミョウガを混ぜ合わせました。

蒸し暑い季節に爽やかな酸味とシャキシャキとした食感で、ちょっと食欲がわきます。彩りもキレイ~

ある日の子どもたちの昼食。ぶっかけそうめんに、ミョウガの甘酢漬けを添えました。ピンクがやっぱりとってもきれいです。

ちなみに写真の左にあるのは自家製サンマの水煮です。酒、ニンニク、ショウガで長時間炊きました。

サンマを大量に水煮にしておいて(6尾程度)、1週間くらいかけてゆっくり使っていきます。

冷蔵庫で冷たく保存してあるので。ツナのようにサンドイッチやパスタ、冷麺などに使えて便利で、夏場はなにかとよく使います。

…さて、畑も忙しい毎日ですが、ながくて風土ではこういう保存食はもちろん、その他にも「桜の葉の塩漬け」やら、「コチュジャン」やら、なんやらいろいろこさえてます!

blogにしたためたいこと、いつもたっくさんあるんですが、なかなか進みません~

できるものからとりあえず、どんどんポストさせてもらいますね~!

また、初夏の台所仕事や畑仕事、のせさせてもらいますね~!

 


はじめて自分の畑で穫れたラッキョウでラッキョウ漬けをつけることができました。

2016年06月17日 | 保存食

種にするために残しておいた畑のラッキョウを、地主さんやるーあんりちゃんからいただいて2~3年経ちました。

最初の年はごくごく少量で1キロもなく漬けてしまったら来年のがなくなるのですべて種として残し、その次の年もやっと1キロくらいになったラッキョウを種として残し、そして今年2キロくらいになったラッキョウの1キロ分を使って、初めて自家栽培したラッキョウからラッキョウ漬けをつくることができ、ささやかですが自分としては記念すべき年になりました。

…実は、春から相棒くんも忙しく週末も予定が空かずに畑の耕うんが滞って、遅々としていた畑づくりでした。せっかく相棒くんが畑に来てくれる貴重な日はやっぱり耕うん~畝立てと、わたしができないことをしてもらいたい…!ということで、こないだの日曜も耕うんをお願いしていました。

ラッキョウを植えてあったところに新しい畝をつくる予定だったのだけど、玉ねぎやワケギ、ニンニク、そしてジャガイモの掘りあげや雑草取りが忙しすぎて、もうラッキョウ耕運機でつぶしてもいい・・・と手が回らずわたしの中ではもうラッキョウはいいわ~とあきらめていたんです。

…ラッキョウは前の年の9月くらいに植えつけて、それから草取りをして管理しつつ、ボカシなども与えて翌年の6月まで長い栽培期間があるのです。長期間作物を育てるのはとても根気がいります。

それと、6月くらいはとても畑が忙しいので掘るのが大変なラッキョウを収穫するのはとっても負担が大きいなあと思います。折れないよう、傷つけないよう慎重に掘るのは大変です。

名古屋生活クラブでも毎年農薬使用ナシの上等なラッキョウでも800~900円くらいで出ているし、あぐりんでもおなじく農薬不使用の立派なラッキョウでも同じくらいで販売されています。

もう買った方が全然いいわ~~~こんな大変なラッキョウ800円とかで売ってくれる人って神様~~てへろへろしてきてもう相棒くんにもここ潰して耕うんしてもらっていいから…と告げたのです。

そしてわたしがほかの作業に追われている間ですが、結構土が固くなって掘りあげるのが大変だった2キロのラッキョウを相棒くんが掘りあげてくれてから、その場所を耕うんしてくれていたのです。

あ~り~が~と~~~

先日の梅といい、もう自分では手が回らなくなったとき、必ず誰かに助けてもらっている気がして、ラッキョウを持ち帰って仕込みの準備をしているとき、まさか今年はこんな仕込みなどできると思わなかったな~と目の前に広がる風景に不思議なご縁をまた感じたのでした。

これくらいの小さめのらっきょうは剥くのが大変だけど、漬けあがった時の美味しさは格別なんですよ~

皮をむく前に甘酢を作っておきます。

皮をむく前のラッキョウ1キロにつきいつも酢400ccと粗糖200g(2:1)でつくっていますが、今年は1.2キロくらいあったので酢460㏄粗糖230gで多めにつくっておきました。

足りないと後でつくるのが面倒なので、ちょっと多めにつくって残った分は甘酢漬けなどおかずづくりでサササと使ってしまっていますので多めにつくると後で慌てなくてすむかもしれません。

さて、ラッキョウの下処理は、我が家では二通りの方法で毎年適当にやってます。

過去の記事で丁寧にラッキョウづくりのことをさせてもらったことがあるのでよかったらコチラをご覧ください。

●3日3晩塩漬けしてから甘酢に漬ける方法

●お湯にくぐらせてから甘酢に漬ける方法

の二つなんですが、今年は小粒で甘酢がしみやすそうだったのと、一日で仕上げてしまいたかったということもあり、湯にくぐらせる方法でつくりました。

【材料】

・ラッキョウ・・・1Kg

・鷹の爪…2~3本

・酢…440g

・粗糖…220g

【作り方】

1)根を落として皮をむいたラッキョウを熱湯で1分くらい茹でます。

2)ザルなどにあげて水気を切り、さらに布巾などできれいに水気を拭いておく。

3)保存容器にラッキョウの半量を入れ甘酢を注ぎ、もう半量のラッキョウをさらに加えて残った甘酢を注ぎ完成です。途中途中で鷹の爪も入れてください。

わ~キレイ~!9月くらいから食べ始められるかなと思います!

我が家の畑で穫れたラッキョウ!労力を考えると買った方が断然いいし、十分美味しいんだけど、やっぱりホントはうちのが一番!

…野良をしている人たちの誰もが、きっと自分のウチのが一番!とそれぞれが心からそう思って食べていると思うのだけど、こういうところがホントに面白くていいな!と思うんです。

実はうちにはまだ昨年のラッキョウが残ってます。わたしと長男以外全然食べないし、長男も大好物ってわけでもないのでw

でも、カレーやそうめん(なぜか)のときなどにちょっと添えたくて、お家にないと寂しいな~とこんな風に常備しています。今は好きじゃなくてもだんだん好きになるかもしれないしね。

今年は思わず梅仕事もラッキョウ仕事も無理だとつい数日前まであきらめていたのに、月曜ラッキョウ、水曜梅と両方仕込むことができたなんて、なんとまあという気分です!

さて、ウチの天井がまた6月の風景になりました。

ニンニクのメリーで~す。

子どもたちのお友だちが来ると、不思議なことにこれを見て、「わ~」とか「可愛い~」とか言ってくれます。

多分野良をしている人あるあるだけど、しばらくの間、同じ野菜を食べ続けているよね~

今穫れているのはインゲンなので、それに合わせて収穫しておいたニンニクや玉ねぎ(今年はホントに小さい!)、ジャガイモと合わせてサンマをトマトソースで煮込んでみたり、鶏と赤味噌で炊いてみたり、毎日畑の野菜に合わせて適当に食べてます。

だから、畑している人って全然計画的に献立立ててないと思うんだけど、どうかな!?

今日穫れたものを見て、「どうして食べっかな~」と考えてウチにある肉類や魚類の状況を見て、それから家にある調味料で合いそうな感じを考えて、自分の今食べたい気分の調理法でつくっています。

18時くらいになると、もういい加減やらなかんかな~と思っていそいそと台所で動き始めます…遅…

今買うなら、インゲンやジャガイモ、玉ねぎ、にんにくなどが旬なので安くておいしくて栄養価も高いかなと思いま~す

なかなかたくさんを出荷できないのですが、自給自足は安定的にできるようになって、これだけでもこの5年が実り多い5年だったなあと自分では感慨深いものがあります。

今畑はすごい炎天下ですが、今年も夏野菜のピークに向けてがんばりま~す!

今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします!


梅干し、梅シロップ(梅ジュース)、梅ジャム手づくりレシピ。

2016年06月15日 | 保存食

やってきました保存食づくりシーズン!

みなさんはもうラッキョウや梅仕事終わられましたか?…家は遅ればせながらやっとやっと今日梅仕事にありつけました。

実は今年、とっても忙しい日にきれいな梅を見つけて、それが2~3キロしかなくて、他の方の梅も買い足してなんとか5キロ購入して用意していたんですよね。

自宅で熟させていたんだけど、先に熟してきた方があったのだけど、もうひとつの方が全然だったので、それに合わせていたらなんと両方ダメになってしまい、今年は梅仕事にご縁がなかったな~と残念に思っていました。

梅干しもなんとか昨年のが少し残っていたし、まあ今年は梅干しつけなくてもいっかな~と思いつつもちょっと寂しいなあとひとりひそかに思っていました。

それが思わずひょっこりご縁があって、昨日思いがけずこんなにたくさんの梅が、我が家にやって来てくれたのです!

お友だちからお昼前に梅要らない?って!

もう今年はこんなに時期も経ってしまったしあきらめていたのに…神様だ~!

そしてこんなにたくさん…とっても上等で立派な梅さんたち。

青いものはジュースに、熟したものはジャムに、そしてちょうど梅干しにいい塩梅のものが6キロ以上もあり全部の梅仕事あきらめていたのに3つも仕込みができることになり、なんともホクホク幸せな気持ちになりました。

…自宅から500メートルも離れていない場所に代々続くお宅があって、そこの大事な梅の木から穫れた梅なんです。

お友だちはそこのお嬢さんで昨年も梅を分けてくれたんです…!

こういう梅の木があるお宅ってなんて素敵なんだろう~!転勤族でふるさとから遠く暮らすわたしたちにとってこのような暮らしはまさに憧れ梅の木も持ってないし、栽培もしていないし、収穫もしていないのに、もうただただ感謝しかありません。

仕分けをすると、こんなにもたくさんあってしかも全部きれいに選別されて傷んだ梅が全然なく・・・

梅干しにするものが6キロと726グラム。

シロップ(ジュース)にするものが2キロ。

ジャムにするものが2キロと261グラム。・

全部で10キロ!

我が家はたくさんあればあるほど助かるのでホントこんなにまとめていただけるとありがたい…!

まずは梅シロップ(梅ジュース)から仕込みました。

梅と粗糖を1:1で仕込みます。今回は2キロだったので梅も粗糖も2キロずつです。

青梅は一晩水につけてアクをとり、よく洗って布巾などできれいに拭いてなり口をとり、容器に粗糖、梅、粗糖、梅…と交互に重ねて最後に多めの粗糖で蓋をするようにして完成です。2週間ほどでシロップがとれます。

この姿を見て幸せ感じました。ありがたいことです~

下は梅シロップ用の青梅、上はジャム用の塾した梅。こんなにも色が違うし触った感じも青梅はコリっと固い。

…いつもは結構早い時期の、もっと青々としたコリッとした青梅でやるのでエキスが出やすいようにフォークなどで梅に数か所穴を開けますが、今回は青みがとれてくるかな~という時期だったので青々としたものだけ選んで穴をあけて、ほかのものはそのまま仕込みました。

1日2~3回容器をゆすって、エキスが梅全体にかぶるようにします。わたしは結構気づいたときにしょっちゅう容器をあおって全体にエキスをからませるようにしています。

朝起きたら一番におはよう~と優しく話しかけて、ご機嫌をうかがいます(きもいけどほんとにやっているよ)

さてお次はジャム!

1.5キロから2キロくらいのジャムができました。一年で今しかジャムをつくるチャンスがないので、できるだけたくさんつくりたいものです。

完熟梅は水にさらさずよく洗って、なり口をとって鍋に入れて静かに煮ます。

30分ほどしてザルにあげて(皮がやぶけやすいので静かに)、水気を切って、梅の重量の半分の粗糖で20~30分煮詰めて、最後に種を濾してできあがりです。

梅ジャムはわたしの大好物!こんなに立派な完熟梅、昨夜から明日ジャムにできるなんてと本当にホクホクしてました。

最後は本命の梅干し!

今年も梅の重量の20%の塩で漬けました。

梅は4~5時間だけ水につけておき、よく洗ってなり口をとります。

写真右上の梅を写真右下の焼酎にからめて、カメに塩を入れ(カメも内側を焼酎をしめらせた布巾などで消毒しておいてください)、梅、塩、梅、塩…と交互に重ねていき、最後に多めの塩でふさぐようにします。

消毒には焼酎を使っています。香りが大好きで。焼酎、実は苦手でほとんど飲まないので味噌の消毒以来の活躍の場です。

焼酎でキレイに消毒したカメに塩をふり…

梅と塩を交互に重ねます。

今年は生クでお値打ちで重石(日本製常滑焼)が売っていたので2つ購入!やった~。毎年ちょっとずつ、道具が増えていきます。

梅の重量の2倍がいいんだけど、2つの重石しかないのでとりあえずふたつのせて、蓋をして完成!(あ、重石にも焼酎消毒をやってくださいね~)

一応、わたしは梅干しも毎日様子をみます。梅酢があがって重石が重そうで梅がつぶれちゃうかな~と思う頃、重石を軽くしたり取り除いたりして、梅雨明けを待ちます。

今年は6726グラムの梅だったので1345グラムの塩で漬けました。

…仕込み中、同じく今日が梅仕事デーだったみっちょんとやり取りしつつ仕事しました。生クの配達の伊藤さんも玄関先から「すっごくいいにおいですよ~!」と言われました。

この香り、うっとうしい梅雨の季節だけど、とってもさわやかで癒されますよね…

今年、ほとんどあきらめかけていた梅仕事だったのに、昨日状況がにわかに急変して、今日は朝早くからこんな梅仕事させてもらえるだなんて、目の前に広がる梅さんたちに不思議なご縁を感じました。

うちなんかに声かけてくれた友人に、本当に感謝感激ッス!

また今後の様子もアップできたらいいな~

みなさんは今年なにつくられましたか?できあがりが楽しみですね~


今年も…甘夏ピール!

2016年04月23日 | 保存食

今年もやっぱりつくりました!

子どもたちがすっごく喜んだりするものでもないし、差し上げてすっごく喜ばれるものでもないのかしらと思ったりして、結構大変だからいつも今年はやめよっかなと思うんですよね。

でも、今年も生クから届く静岡県の松永さんの甘夏がすごく美味しくて、その皮もすごく美味しそうに思えて…。

【材料】

・甘夏の皮…2個分(約200グラム)

・ビートグラニュー糖…180グラム(煮込み用)、80~100グラム(コーティング用)

【作り方】

1)甘夏をキレイに洗って8つに皮を割る。

2)なり口の部分を少しカットして、さらに縦方向に5ミリくらいの幅でカットしていく。

3)たっぷりのお湯で3回茹でこぼしする(アクをとります。煮立ったお湯に皮を入れて再び煮立てばお湯を捨てることを3回繰り返します)。

4)鍋に水気を切った皮を入れ、ビートグラニュー糖を180グラム加える。火にかけて砂糖が溶けて水気がなくなるまで煮詰めていく。

5)オーブンペーパーなどの上に重ならないように並べて1晩くらい乾かす。

6)ボウルにビートグラニュー糖(80~100グラム)を入れて、皮の周りにたっぷりグラニュー糖をコーティングしていく。

 甘夏(大き目)2個分の皮がだいたい200グラムくらいなのと、鍋に入りやすい大きさで、使うボウルや保存のタッパもいつも使っている台所道具にちょうどいいので、大抵2個分の皮でつくることが多いです。

いつもできあがったピールの保存は、野田琺瑯の「ホワイトレクタングル深型S」でしています。ピッタリと入ります(ホワイトレクタングルSは、200グラムのバターが入るくらいの大きさのものです)。

…いつも砂糖は「粗糖(種子島や喜界島産)」を使っていますが、こういうものをつくるときはたま~にビートグラニュー糖(道産)を使っています。

こちらでーす!

…ピールは結局2回も作りましたよ~。お茶を飲むときにつまんだりしています。スコーンやパウンドケーキなどにも使いたいなあと思ってます!あと、今年はこちらを洋酒に漬けて、シュトーレンとかにもチャレンジしてみたいな~とか思っていますが、冬場まであるかな…?

毎年、ピールをつくるのは、どうしよっかな~…と思いつつも、春になって松永さんのキレイな甘夏の皮を見ているとついついつくってしまいます。

…子どもたちが大きくなってきたせいか、前よりも出しておくとそれなりに美味しいと言って食べるようになってきました。ときどきパンを食べる時にちょこっと出しておいたり、ヨーグルトを食べる時に添えておくと、よく食べています

あ、チョコを買って来て、コーティングもしてみたいな~と思っています。美味しそうですよね!

みなさんは今年ピールつくられましたか~?

 


桜の塩漬け、我が家の春。

2016年04月11日 | 保存食

今年も遅ればせながら、桜を塩漬けにしました。

ちょっと遅めに収穫したので花びらがとれたりなんなりして、見栄えは売り物のようではないけれど、やっぱりちょっとこういうピンクの彩りがお家にあると安心なので…

【材料】

桜・・・40g(できれば八重桜で、5分咲きくらいがいいと思います)

塩・・・10g(桜の25%くらい)

梅酢・・・20g

塩(保存用)・・・10g

【つくりかた】

1)桜はやさしく水洗いし、ザルの上で水気をよく切り塩をまぶす。

2)30分ほどして水が出たら水気をやさしく切って、清潔な容器に梅酢とともに入れ2~3日冷蔵庫で漬けておく。

3)天日でよく乾くまで干す。

干せ上がりました。

いい香り~

4)清潔な保存瓶に、塩、桜、塩、桜…と交互に重ねる。保存は念のため冷蔵庫で保存してます。

…この桜の塩漬けは、和菓子や蒸しパンや炊き込みご飯など飾りに使うととってもきれいで香りがいいです!

そろそろグリーンピースなど豆類の収穫が近づいてきていますが、豆ごはんに添えてもすごくきれいです。

…散りゆく桜を惜しみつつ、つくりました。

もうすぐ桜の葉が出てきてしげってきますが、そのときはまた桜の葉の塩漬けをつくりたいと思ってます。

以前の桜の葉の塩漬けの記事はコチラです。

…さて!

4月9日(土)の春日井の隠れ家的カフェ、「cafe bito」さんでのマーケットにお越しいただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

ながくて風土からは、素朴な素朴な焼き菓子でお手伝いをさせていただきました!ひさびさに焼いた「全粒粉のソルト・バー」!

加賀棒茶のサクサク焼き!

…しばらく野菜の販売が中心で焼き菓子はしばらくお休みでしたが、昨年末くらいからまた焼き菓子のお仕事もちょこちょことさせてもらっていて、すごく楽しませてもらっています。

そして最近うちで焼いたものの写真もあったのでついでに紹介させてもらいます~

いつもいろいろと教わっている、師匠へのキムチのお礼で「フォカッチャ」です!

こちらはあぐりんの姉さんへの全粒粉のパン!ジャムの生産者さんで(すごく人気あるジャムですよ~!)、わたしもちょくちょく購入させてもらっていますし、出荷の時お会いするとジャムをくださったりするんです…!

美味しいジャムと一緒に召し上がっていただければ…!とパンを焼きました。

そして、春は出会いと別れの季節…。

長久手に戻って来てからの丸5年、とってもお世話になったおとなりのひーちゃんがお引越しされることになり、今までのお礼にささやかですがガトーショコラを焼かせていただきました。

子どもたち同士もなかよくさせてもらっていたので寂しくなります…!

…ガトーショコラは最近オーガニックココアをふんだんに使って濃厚なお味で焼くことにはまっていて、嫁ぎ先の両親の誕生日のプレゼントで送ったり、野菜やお餅の生産者さんのあぐりんの姉さんにも持って行かせてもらいました。

いつものお礼と思ってせめてもの気持ちでお菓子を焼いて持って行っているのに、いつも師匠や姉さんはわたしの顔を見ると必ずのように、これ持ってって!と素敵なものをくださるんです…!

なんのために行っているかわかんなくて申し訳ないんですが、いつもこういう風に勉強させてもらっています。あと、お会いできたときの立ち話で、さまざまなことを教えてくれます。

左が金山寺味噌、右が自家製たくあんの生姜漬け…もうやば~いくらい美味しくて…!

こんなに美味しい金山寺味噌やお漬物なかなか売ってないので、ありがたいです…。美味しくて美味しくて、わたしも金山寺味噌つくってみようと思いました。

それとこの春3人の子どもたちも進級して、末っ子も無事小学校に入学したんです~

長女と色違いの「鞄工房山本」さんのランドセル。やっぱりここのランドセル大好き…!

6年前、長女のお友だちとママと奈良へ小旅行して、ここのランドセル買ったんです。

「鞄工房山本」さん、おすすめです…丸5年使った長女のランドセルまだすごくきれいなんですよ~!信頼のかばん屋さんです。

鞄工房山本

そして、末っ子の勉強机にと、愛用しているビスレーに合わせて、こんなデスクをオーダーメイドさせてもらいました!真ん中と末っ子が一緒に使う感じの仕様になっています。

我が家のサイズぴったりにつくってくださったのは、手しごと市・コクシネルでも共演(笑)させてもらっている、一宮の「羅針盤」さんです。

愛知県稲沢市「羅針盤」さん

先日納品していただいて、娘と「わ~!かっこい~!」と歓喜でお迎えしました。

…ランドセルもデスクもどちらも大切に使わせていただきます。

みなさんもこの春、新生活スタートされてどうですか?いろいろ緊張や慣れないこともあるけれど花はきれいだし気温もあがってきてウキウキしますよね。

今年度もぼちぼちがんばりましょうね~

 


師匠のキムチ。

2016年02月28日 | 保存食


サッカーのお迎えに行かなきゃ…とバタバタしていた夕方、電話が鳴りました。

師匠から「今からキムチつけるから見に来ない?」とお声かけてもらったんです。

お迎えに行ったあとでもいいよと言っていただき、お言葉に甘えて長男を迎えてから師匠のお宅にお邪魔しました。

玄関の扉を開けると、とてつもなくいい匂いが!!!!

【材料】

・白菜…大きいもの3玉程度

・塩…干せあがった白菜の2.5%

・にんにく…1玉(皮をむき粗くみじんにして15分くらい炒る)

・松の実…100グラム

・赤唐辛子…7~8本を粗く刻む

・スルメ…胴体の部分10センチ程度

・昆布…15センチ程度

・ヤンニョム…カップ1~2(お好みで)

【作り方】

1)大きい白菜3玉程度を10分割くらいに割り、天日で3日ほど干す。

2)軽く水洗いして干せあがった白菜の重さの2.5%の塩をすりこみカメやタル、漬物袋などで3日塩漬けする。

3)白菜を取り出し2センチくらいに切り、ギュッと水分を絞り、大きなタライなどにあけていく。

4)粗みじんににして炒った(10~15分くらい)ニンニクをすり鉢で粉状になるまですりつぶし、白菜に回しかける。手でよくなじませる。



こんな風にニンニクパウダーをつくるなんて知らなかった…



すり鉢で潰すとこんな風に粉に…!

5)さらに細かく刻んだ赤唐辛子、昆布、スルメと松の実も回し入れ、さらによく混ぜる。



ぜ・ぜ・ぜいたくぅ~~



6)最後にヤンニョムを好みの量回し入れ、さらに手でよく混ぜ合わせる。



保存用の瓶などに空気をぎゅっぎゅっと抜きながら詰めていって、できあがりです!

1週間くらいが一番美味しく、だんだん発酵が進んで酸っぱくなっていくので刻んでチャーハンに入れるなどして使っていくといいよと教えてもらいました。

…混ぜ終わった段階でもうすごいいい匂いでごはん持ってきて~!!って感じです。

サッカー帰りの長男とついてきた末っ子も味見させてもらっていましたが、漬物好きな長男も、辛い物苦手な末っ子も「美味しい~!」といくらでも食べたかりました。

ヤンニョムは、もともと八草にあったお店で購入されていたそうですが、お店がなくなっていたので市販のものを使われていました。

今までも師匠からこの美味しいキムチを何度かいただいたていたのですが、今度から自分でこんなに美味しいキムチがつくっていけるようになりたいなあと思いました。

…今までにも、白菜の塩漬けなど、いろいろな漬物を師匠にもっていかせてもらいました。

自分でもしょっぱいなあと思っていたりうまみがないなあと自覚していてでもどうやったらいいかわからなかったのですが、やっぱり師匠にすばりご指摘いただいて、「ちょっとしょっぱいかな」「うまみが足りないね、(スルメなど)アミノ酸系を加えるといいかもよ」などわたしに大きなヒントをくれるようなアドバイスをいただきました。

あと!

わたしは漬物の塩って結構水になって流れていくので、まあまあいい塩だったけど、とっておきの塩ではありませんでした。

でも師匠が言われるには上等の美味しい塩を使ったら、本当に絶品になるからと教わりました。

全然思いつきませんでしたが、考えてみたら、そうですよね!

…漬物を日常的に教わる機会が全然ないし、父が漬物のにおいをすごく嫌がる人だったので母も一夜漬けしか作れなかったので、長期に漬け込むことを知らずに育って、理屈を聞くだけじゃ、なんとなくノリがわからなかったんですよね。

でも、実際に上手な方のやり方を見せていただくと、やっぱりノリがわかってきて、肝にもだんだん気づいていけるんですよね。



そしてまたまた、すごくいっぱいのキムチや白菜の塩漬けをいただいてしまいました…いつもたくさんなので、こんなにいただけないとお伝えしているのですが、あなたのとこだったらこんなの1回でなくなっちゃうわよ!と5人家族の数回分という感じでいつもたくさんくださるんです。

師匠は3人のお子さんを育てられてた方で(みなさんもう成人され独立されていたりご結婚もされていたり、お孫さんもみえます)、子育て中のわたしのことをなんにも言ってないのにとてもよく分かってくださいます。

いろいろお返しさせてもらっているつもりですが、本当につもりだけで、師匠にももうお返ししきれないほどたくさんのことを教わって、たくさんの美味しい極上のものをいただいています。

こんな機会に恵まれて本当にありがたいッス

2016年、我が家の味噌カツ(味噌活動)!

2016年02月08日 | 保存食


今年の我が家の味噌仕込みが無事完了しました!

味噌カツ(活)って、生クの筒井さんが言ってていいなと思っていたらみっちょんも味噌カツ(活)って言ってて、わたしも最近は味噌づくりの活動全般を味噌カツ(活)って言ってます

もうこちらでも我が家の味噌カツは5回目の掲載になっちゃうかもしれないw

でも、毎年適当に材料や分量、仕込みの手順などいろいろ変えているので(意図的にではなく結果的になんだけど…)、わたしの備忘録にもなるなあ!と思い、今年も記事にさせていただきました。

今年も1年分の我が家で必要なお味噌、大豆6キロ分(できあがりは22~23キロくらいかな)を仕込みましたが、こんな感じでつくりました。

【配分】

●白味噌(麹がすべて米麹)…大豆4キロ分((できあがりは15キロくらい)

●赤味噌(麹が豆麹と米麹のブレンド)…大豆2キロ分(できあがりは7キロくらい)



【材料】

●米麹…長野は木曽福島の「小池糀店」さ4.8キロ。

●豆麹…福井県「マルカワ味噌」さん、1.2キロ。

●大豆…青森県、今さんの有機大豆、6キロ。



となっております!毎年米麹が小池さんとマルカワさん両方から買ったり、豆麹は昨年豊田市のヤマキさんから買ったりしていろいろですが、小池さんとマルカワさんが好みで、しかも生クで扱ってくれているので扱いのある週に注文させてもらっています。

大豆は毎年生クから6キロ買わせてもらっています。今年は今さん(青森)の大豆が扱われていたのですべてそちらのを仕入れさせてもらいました。

お店と直接だとやっぱり送料もかかるし手間もかかるんだけど、生クは注文書に数を記入するだけなのでホント楽ちんで助かってます…!


【レシピ】

●赤味噌…大豆1キロ分

・大豆…1キロ

・豆麹…600グラム

・米麹…400グラム

・塩…440グラム

・煮汁…400ミリリットル

●白味噌…大豆1キロ分

・大豆…1キロ

・米麹…1キロ

・塩…440グラム

・煮汁…400ミリリットル

※うちのは煮汁多めです。仕込むときは多いと思うかもしれませんが、麹が水を吸うので結構問題ナシです!




【手順】

我が家の小さな台所では、この大豆6キロ分の味噌活は、一回戦では終わらないんです…!

●前日…午後に道具を出して洗って干しておくことからはじめ、大豆をよく洗って浸水するところまでをやっておきます。大豆はできれば20時間くらい浸水させるとよいと思われます!



まずはカメを洗って。。。ね!



幼稚園の味噌づくりでもいつも足りない大きなたらい。もう買っちゃえ~とすでに持っていた直径40センチの大きな金だらいと同じものでひとまわり大きい45センチの金だらいが近所のビバホームで2000円くらいで売られていたので購入してしまいました!

こんな狭い我が家にまた大物をお迎えしてしまいましたがまあ、どっちか味噌づくりで使えばいいかな~笑!

●当日

8:30~大豆をつけていた水ごと火にかける(洗ったり水を替える必要はありません)。約1時間くらい取っても取っても灰汁が出てきます。根気よく取っていきます。火加減は強めの中火でちょっとグラグラした感じで茹でます。コトコトでもいいんですが、3時間以上かかります。火をちょっと強めにゆでると2時間半~2時間45分くらいでとっても柔らかく茹であがります。

9:30…灰汁が出なくなったらあと1時間半くらい気長に茹でます。吹きこぼれやすいので注意しながら火加減を保って。なべ底の大豆が焦げやすいのでわたしは木ベラでしょっちゅう混ぜて焦げに気を付けています。混ぜることで大豆の火の通りにムラができるのも防げるので、面倒ですが気長に1時間半そうやって過ごします。

10:30…そろそろ味噌仕込みの準備をします。麹と分量の塩を大きなたらいに出して手ですりすりとよく混ぜ合わせます。こちらも丁寧に気長にすりすりと手をすりあわせて、材料がなじむくらいまですりあわせます(塩きり麹)。

11:00~11:15…大豆がムラなく茹であがったら(親指と薬指でつぶして簡単につぶれる固さ。この柔らかさまで気長に茹でてください)火からおろしざるにあげて、大きなたらいにあけてマッシャーやすりこ木などで粒が残らずなめらかになるまでよくつぶす。

※ここで第2回戦の大豆を茹で始めます。

11:30…つぶした大豆のたらいに、塩きり麹を入れてよく混ぜ合わせる。煮汁を加えてさらに、よく混ぜ合わせる。ここでよく混ぜるとなめらかな食感のおいしいお味噌になるそうです。混然一体となるようにしっかり混ぜ合わせます。混ざったらみそ玉をつくり、内側を焼酎などで消毒したカメなど清潔な保存容器に投げ入れます。表面を平らにして、焼酎をしっかりスプレーしてラップで覆いしっかりと空気を抜いて蓋をして新聞で覆って完成です。7月に一度中身を全部出して混ぜ合わせ再びカメにしまう(天地返し)をし、11月ごろから食べ始められます。

12:00…完成

12:00…洗い物をしつつ、家族の食事(前日につくっておいたぜんざい。お餅だけ焼いてあたためてできあがり!)を出す。

同じ感じで2回目を繰り返す。

13:45…大豆つぶし~塩きり麹混ぜ、煮汁入れて混ぜる。

14:30…終了!!!!だけど、あとひとがんばり…翌日仕込む残りの大豆2キロを洗って水に浸し、やっと作業が終了しました。

という感じで、1日で我が家の味噌の2/3が仕込めました!翌日朝7時45分から大豆を茹で始めて10時半に茹であがり11時過ぎに仕込み終え、片づけをしてお昼前に終わりました。

…来年は前日に大豆2キロだけ茹でておいて、当日朝、残りの4キロを茹でて、全部仕込めば大豆6キロ分の味噌が仕込めるかな…と、今はそんなことを考えてみましたが、また来年の状況でやるかやらないかは変わってくるでしょう…





…この時点ですごく疲れていたんだけど、先月末に昨年仕込んだ新ものの白味噌を出してしまったんです。なんと昨年は8号の超でかいかめで仕込んだので出すのも大変…!15キロくらい入ってました…。



15キロも冷蔵庫に入りきらなかったので、常温で保存する分をカメに入れました。左3号、右2号の久松の常滑焼のカメです。



うちの冷蔵庫の中はこんな風!結構ガラ~ンとしとります・笑

逆に冷凍庫と野菜室はいつもパンパンです。

左のタッパ&ガラス容器に赤味噌全量!

右~真ん中のガラス容器(ル・パルフェ)に白味噌1/3量!うちの冷蔵庫のメインの場所は味噌に陣取られています…。

右手前は梅シロップからつくったペースト!(最近子どもたちがよく食べてます、これホント風邪予防になっていると思うんだよね!)

…作業の後、ホント疲れた~~!!とひっくり返ろうと思っていたら、長女がアツアツのほうじ茶を入れて、ほぐした梅干を添えてくれました。

体にお茶と梅干がじわ~~~っとしみわたって、それはそれはおいしく感じたのでした。疲れは一気に飛んでいきました。。。ありがとう…

…味噌カツの肝は、家族の朝食と昼食を決めておく(準備しておく)ことと、夕飯も考えておく(こういう日は簡単でがっつり食べれる丼物などがいいよね)ことかな!!

今年の味噌カツデーの献立は、朝おでんの残りの汁でお雑炊、お昼は前日つくっておいたぜんざいにお餅を入れて、夜は豚バラと大量のネギで豚どんぶり…という風で、簡単なものばかりでした~。

今年もバタバタしましたが、これでも途中で授乳だのおむつ交換だの、子どもたちのお世話に追われることなくできるようになって、しかもつぶすのは相棒くん&子どもたち…って感じで、戦力にもなってくれているので前と比べるとずいぶん楽になった味噌カツなのでした。

大豆を全部つぶしてくれた相棒くんと長男と次女、灰汁をとる作業を手伝ってくれたりお茶を入れてくれた長女たちに、感謝感激雨アラレ

金沢「俵屋」のじろあめを使ったコチュジャンのレシピと、お料理のレシピ。

2016年01月19日 | 保存食


地元の金沢の古い古い飴屋さん「俵屋(たわらや)」。

「飴の俵屋」


地元で車を運転していると、小橋町を通る時いつも目にする俵屋ののれん。日常の風景ですが、遠い場所に暮らすようになってとても懐かしく思えるようになりました。

俵屋は180年以上前からこの小橋町にある飴屋さんです。金沢駅にもお店があるので帰省の際は必ずと言っていいほど「百番街」にお買い物に行っているので俵屋さんにも毎回立ち寄らせてもらっています。



…うちのコチュジャンは、なんと贅沢にこちらのじろあめを使用してつくらせてもらっております

水あめ状のやわらかいあめですで、昔は赤ちゃんの哺育用や妊産婦・病人の体力回復に用いられてきたそうです。

最近は健康増進や純粋な自然食として食されているようで、うちでも嗜好品のひとつとして実家に帰るたびに買い足して帰ってきております。

コチュジャンを仕込むようになってから、自宅で簡単にチゲや焼き肉のたれがつくれるようになりました

コチュジャンは…材料を買いそろえたり労力を考えると…う~~ん、たぶん絶対買ったほうがお安いですかねぇ…

じろあめを使わなかったらそうでもないのかもしれません…!(いつも410グラムのもの1620円を購入しています)

そして今回は唐辛子にもちょっとこだわってみて、名古屋生活クラブの生産者さん(お漬物屋さん)「道長」さん特製韓国唐辛子というものを仕入れて使わせてもらっております。

そしてできあがりはだいたい600グラムくらい(ジャム瓶2本分くらい)です。

まだ経費を算出していないのですが(わたしは計算がとっても苦手で苦痛…)、今この記事を書くにあたって計算してみます…

しばしお待ちを…

600グラムで1300~1400円くらいですかね!

算出するとじろあめ(600円)唐辛子(450円)が値を張らせているので、こちらをふつうの水あめや唐辛子にすれば、こんなにもかからないかもしれません。

なので、なかなかおすすめというほどでもないのですが、味わいはやっぱり格別です。ご興味ある方は材料にこだわってもこれくらいでつくれるのでぜひ…

【材料】

・じろあめ…150グラム

・味噌…300グラム

・粗糖…70グラム

・唐辛子粉…30グラム

・塩…15グラム

・水…300ミリリットル

※酒・梅酢…各大さじ1

【つくりかた】

1)鍋にじろあめ、味噌、粗糖、唐辛子粉、塩、水を入れて火にかける。木ベラなどで絶えず焦げないように混ぜ合わせる。



2)30分くらいたって木ベラで混ぜると鍋の底が見えるくらいまで煮詰まったら火からおろす。

3)粗熱がとれたら、酒、梅酢を加え木ベラなどでよく混ぜ合わせ、ジャム瓶などの清潔な保存容器に入れ、常温で3日3晩くらい熟成させ、冷蔵庫に保管する。半年くらいは持ちます。

簡単ですが煮詰める作業はほかのことをせず、練ることだけに専念して焦がさないように注意するといいかなと思います。

できたては、味がまだばらついていて(三升漬けや塩麹などもそうですよね)美味しくないので、常温で熟成させてさらに冷蔵庫でもゆるやかに発酵させて美味しくしつついただいています。

さて、この「じろあめ」ですが、贅沢にお料理などにも使えます…!

わたしはもったいなくてコチュジャンとか贅沢なお菓子をつくる時だけ使っていますが、じろあめについてくる栞に美味しそうな「甘酒」や「大学芋」、「筑前煮」などのレシピが掲載されていたので、こちらでもちょっとご紹介させていただきます!

こちらからは俵屋さんの栞から転記させていただきます。



「あたたかいじろ甘酒」
(もうタイトルだけで美味しそう…)

【材料】

・板酒粕…100グラム

・水…300ミリリットル

・じろあめ…80~100グラム

・生姜汁…適量

※お好みでレモン汁も

【作り方】

1)鍋に水、手で細かくちぎった酒粕を入れて火にかけ、混ぜながら煮溶かす。

2)1)がなめらかに解けたらじろあめを入れて溶かす。

3)湯飲み茶わんに注ぎ、生姜汁を落とし、好みでレモン汁をいれていただく。

「大学ポテト」

【材料】

・さつまいも…3本

・揚げ油…適量

・砂糖…80グラム

・じろあめ…大さじ4

・水…40ミリリットル

・レモン汁…小さじ1

・しょうゆ…少々

・黒ごま…少々

【作り方】

1)サツマイモは洗って皮付きのまま長めの乱切りにし、160~180度の油でカラリと揚げる。

2)鍋に砂糖、じろあめ、水、レモン汁を入れて火にかけ、煮立ったら揚げたての1)を加えて煮からめる。

3)お皿に盛り、黒ごまをふる。

そのほかのレシピはこちらにも…俵屋さんのお料理レシピ

美味しそうですね…!

じろあめや黒蜜、メイプルシロップやはちみつなど、美味しい甘味の嗜好品いっぱいありますが、ちょっと贅沢気分が味わえますよね

簡単、手作り、大根葉のふりかけ。

2016年01月05日 | 保存食


2016年がはじまりました。

今年もながくて風土を、どうぞよろしくおねがいいたします!

実は昨年末に、加賀の祖母が93歳で他界して年末は金沢の実家に祖母のお見送りをしてきました…。

そのままお正月は実家の父母や、妹家族と一緒に過ごしてきました。

誰も何もお正月準備をすることができなかったので、今年はおせちも一切作らずお掃除的なことも全然やらないまま年があけてしまい、ありあわせのものをお重に詰めたりすき焼きなどをして、みんなでお正月を過ごしましたがこれはこれでなんとも和やかで楽しかったです。

祖母ですが、きっとわたしは祖母がいなかったらながくて風土をやれてなかったかもしれません…。

大阪の下町や金沢の住宅街で田んぼや畑を見ることなく育ち、野良や日本の郷土食に触れることが数少なかったわたしにとって、時々加賀の祖母宅で祖母がしてくれたおもてなしは、本当に数少ない経験だったのでした。

その雰囲気や匂い、味わいなどは、今もずっと心に刻まれています。おばあちゃん93歳の生涯は楽しかったかな?

孫やひ孫がたくさんいて、みんなに愛されたおばあちゃんでした。おばあちゃん、今まで生きてくれて、本当に本当にありがとう!!

…お正月が過ぎ、自宅に戻ったのですがやはり一気に現実に引き戻れされております!

なにかと忙しい冬休みであり年末年始に留守にしており、家の中や畑を立て直すのに1~2日要しました。

今日から相棒くんも仕事が始まりなんとなく通常営業に戻りつつあります。

そして今日は今からお友だち姉妹がウチにお泊りに来てくれます!そんな直前の今ですが、ひさびさにブログを更新させてもらっております!

今年もボチボチ更新してまいりますので、取るに足りないながくて風土ですが、今年もよかったらぜひ遊びに来てやってください✨

さて。

この冬の晴れが続いている時期は、何気に干し物をつくるのにとっても最適なシーズンでもあります。

さっそく、畑の大根葉を茹でてザルの上で4~5日干してふりかけをつくりました。

大根葉のふりかけ、本当においしいものですよね。

わかめふりかけとなんだかしょっぱさとかなんとも言えない香りが似ている感じです。

作り方は簡単!

大根葉を塩を少し入れた湯で茹でて、水気を絞りザルの上にできるだけ葉を広げるようにして天日でカリカリになるまで干すだけです。



乾燥と陽の照り具合にもよりますが、3~4日から1週間くらいでカリカリになります。

1週間くらい経ってもまだしんなり感が残っていたらそのままカリカリになるまで干し続けます。

カリカリになったら、茎から葉をしごきます。



茎から外れた葉があつまりました。



のこった茎です。水でもどして何かを煮る時に、食材をくくるのに使えそう。。。

この、カリカリの葉をすりこ木などでつぶしたり、ミルなどで細かく挽いてできあがりです。この時、挽きやすいように大根葉を干すときにはできるだけ広げて干すと、後で作業がやりやすいです。

ふつうはこの葉に塩や胡麻を入れてふりかけにします。

わたしも今までそうしていたんですが、市販のふりかけのように塩と葉の混ざり具合が均一になりにくいのと、日持ちを考えると(食べ物はなにか混ぜれば混ぜるほど日持ちしないことがあります)、葉だけ瓶に詰めて食べるときに都度、塩や胡麻と混ぜるようにしました。

意外に全然差支えなく使っています。

大根葉、産直などが近い方は簡単に手に入ると思います🎶せっかく晴天が続いていますし、コストも全然かかりませんので、気が向かれたらぜひぜひ作られてみてください~~

ちょっと面倒なんですが、自家製ふりかけは、やっぱりつくってよかったなあ…って必ず思えるくらい、かなりおいしいです!