goo blog サービス終了のお知らせ 

てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

青唐辛子の収穫と、東北の辛い伝統調味料「三升漬け」の仕込み。

2017年08月22日 | 保存食

今年も10株くらい、唐辛子(品種は鷹の爪)を栽培して、無事青唐辛子を収穫することができました。今年もできはよく、ぷりっぷりのいい実になりホクホクしていました。

鷹の爪は完熟させると赤唐辛子で一年保存でき薬味として欠かせないものだし、青いうちに使えば三升漬けや柚子胡椒、青南蛮の甘酢漬けの材料にもなってくれて本当に使える素材なんですよね。

毎年8月くらいのまだ青い唐辛子を収穫して、三升漬けを仕込み、これからあたらしく出てくる実は完熟させて秋に第2弾で赤唐辛子として収穫します。

三升漬けは、もう何年も前に福島県郡山ご出身の医学博士の渡部和男先生(元浜松医科大学)から、東北の郷土調味料で「すごく辛いよ~ふふふ」と先生手づくりの(もちろん青唐辛子もご自身で栽培されたものです)三升漬けをいただいたことがあり、あまりの汎用性の高さに驚愕しました。

すごく辛いので一度に使うのはほんのちょっとなんですが、なんとも芳醇でまろやかでいてさわやかな辛みがあって、タレや、下味付け、うどんなどの薬味、煮込みや炒め物の辛み付けなどなんでも使えてしまい、以降わたしは毎年自分の畑で唐辛子を栽培して夏になると麹と醤油を用意して三升漬けを漬けるようになりました。

今年は三升漬け用に、岩手の生麹をつかってみました。やはり東北がルーツのものなので、東北の麹使ってみたいな~なんて思って♡

「三升漬け」は、その名前の通り、1升、1升、1升で漬ける…という感じで青唐辛子と麹と醤油の割合を1:1:1で仕込めばいいだけなのです!

だから仕込むのは至極簡単です!!!!

青唐辛子をよく洗いヘタを取り、5ミリ以下に刻みます。(手に青唐辛子の汁がつくと手から辛みが取れなくて、その手で目などこすろうもんなら目がひりひりしてしまうので必ずポリ手袋などで防御して刻んでいます。)

刻んだ青唐辛子は、手でよくほぐしておいた麹とよく混ぜ合わせます。これも直手で触らず木ベラなどで…。

清潔な保存容器に青唐辛子と麹を混ぜたものを入れ、醤油を静かに注ぎます。

…これを1日2~3回優しく混ぜていると1週間程度でバラバラだった素材がとろ~んと混ざり合い、発酵が進み混然一体となります。

これは2日目くらいの姿。上の方にちょっと液が上がってきて、発酵が進みガスが発生してかすかに空洞ができるようになります。

これは5~6日経った姿です。夏なので発酵が早いです。空洞がかなりできていて…

上の表面はこんな感じで汁気が広がっています。

空洞や液体など全部が一体となるように木ベラなどを使い、都度、やさしくやさしく混ぜ合わせていきます。

とろんと溶け合い、芳醇でいい香りがしてもういいな!と思ったら、保存用の清潔な容器に移します。

今年は青唐辛子、麹、醤油をそれぞれ600gずつで仕込んだので合計1800g、1升の三升漬けが完成しました。冷蔵庫で一年保存してます。冷蔵庫でも発酵が少しずつ進むのでだんだんまた美味しくなります。

なんでも仕込み立てって、塩角があるというか、味がばらけているというか、美味しくなく感じる時ありますよね。わたしも仕込みたてよりもそれから1~2ヶ月くらい経った方が好きなので、もう使えるんだけどあと1~2ヶ月冷蔵庫で寝かせてから使おうと思っています。

昨年仕込んだやつもあとちょっと残っているので…♡

この量で我が家の一年分です。すごく辛いので毎回ちょっとずつしか使わないのでこれで我が家は十分もちます。

…三升漬けが来てから、我が家はあまりほかの辛み調味料を使わなくなりました。意外なくらい、なんにも要らないです。

ベーコンエピを作る時のコショー、ホットドッグを作る時のマスタードがたま~にほしいな~って思うくらいですかね~?

このような遠い地方の伝統的な調味料を教わることができて本当に幸運だったなと思い毎年先生に感謝しつつ仕込ませていただいています。

先生は現在各務原で「各務原カンファレンス」を主催されていて、化学物質過敏症などの患者さん方の相談にのられたり、関連書籍の執筆などをされてみえます。

先生も今年も仕込まれたかな~??


イカのキムチ、イカの塩辛。

2017年08月11日 | 保存食

石川県民て、すごくイカを食べるような気がするんだけどどうなんだろう。

加賀の祖母宅でもイカはしょっちゅう食卓に上ったし、うちの母もしょちゅうイカを出してくれました。

わたしもイカが大好き…!

でも、イカの塩辛などは家族がまったく食べなかったので食べたことなかったんですよね。

…わたしが三升漬けをつくりはじめてから、生イカのゲソを三升漬けに漬けておくと塩辛になるって見聞きしたような気がしてイカの刺身を食べたときには残ったゲソを三升漬けに漬けて翌日か数日後に食べるのが楽しみになりました。

短期間しか漬けてないのに、まるで長期間漬け込んだような味わいになるなんて、三升漬けってなんてすごい調味料なんだろうといまだに感激します。

…話がそれますが、1年半くらい前に名古屋生活クラブのイベントで、豊明のお漬物屋さん「道長」さんのキムチづくり教室でヤンニョムを手づくりして、今も大事に使わせてもらっているんです。

それがいい感じに発酵してて辛みも最高なので、先日イカのゲソが出たときにはこのヤンニョムでゲソを漬けてみたんです。

道長さん直伝のヤンニョム。これでキムチが漬けられるんです!

食べやすく切ったゲソにヤンニョムを大さじ1程度乗せて…

よ~く、和えます。

小さな壺などに入れて冷蔵保存します。

翌日から2~3日くらいで食べきっていますが、かなり美味しい!

どれくらい持つのかな~。

長期間置いた方が美味しいのかな~。

…などと、思うんですが、なんせ1~2杯分のイカのゲソなんて量が知れててあっという間になくなります💦

ある日の朝食。炊き立てご飯に納豆(大好きな秋田の桧山納豆♡)とイカキムチ!

…やったことないけど多分塩麹や醤などでも漬けこみ可能なような気がする…!

お刺身や煮つけで余ったゲソは甘辛く煮つけて酢の物に加える…というのがわたしの母の定番でしたが、ぶつ切りにして三升漬けやヤンニョムと和えるだけ…というのもすごく簡単で残ったゲソを美味しく食べる方法だなと知りました♡

さて、毎日暑くて結構湿気がある日も多いですね!

ありきたりですが、我が家のそうめんランチです。

畑のトマトやオクラ、シソ、キュウリなどなどその時に乗せれるものを乗せちゃって、つくりおきの麺つゆをダ~っとかけていただきます。

ちょっと変わってるかもしれないけど、わたし、しばらく冷蔵庫で冷やしたそうめんも結構好きなんですよね~。

朝、茹でておいて一口サイズにまとめて冷蔵庫に入れておき、お昼に麺つゆでほぐして食べる…ということを、わたしが不在の子どもたちのお昼などにやってもらっています。

長女と長男はすごい冷たくて美味しい!って言ってましたが末っ子は「いつもの方が美味しい」と言ってました。

運動会など野外で食べるのも結構好きです。

ステンレスの保冷ボトルなどに麺つゆを冷たく保存して…♡

母からの配給品の貴重なそうめんがもう底をつきたので、生クのあさっての注文で2キロ分のそうめんが来るのが待ち遠しいです…!

200gのものが10袋セットというのがあって、即注文しました・・・!

夏休みのお昼、もう考えるのしんどいですね~暑くて食べたいものが限られますしね💦


簡単、手づくり、赤ジソのジュース…農家のレシピ。

2017年08月07日 | 保存食

畑の美しい「純赤ちりめん赤紫蘇」をシロップにしました。

何回も作っているんですが、昨年は赤紫蘇が芳しくなくてシロップにするほどの葉の量がありませんでした。

実は次女がシソジュース大好きで、シソジュースまだ?と何度も何度も昨年から聞いてくるのでこれはつくってあげないと!と思っていました。

たくさんの葉を収穫して、さあエキスをとりましょう!

【材料】

・赤紫蘇の葉・・・200g

・水・・・1リットル

・ビートグラニュー糖・・・500g

・レモン汁・・・大さじ3(45cc)※りんご酢や米酢などでもOKです

※梅ジュースは、琥珀色に仕上がって、コク(雑味?)のある美味しさになるので、きび糖や粗糖、甜菜糖を使いますが、やっぱりしそジュースは色をきれいに仕上げたいので、こういう時はビートグラニュー糖をつかっています。1kg300円くらいで名古屋生活クラブで注文してます。

Dsc02704_2

【つくりかた】

①赤じその葉はよく洗って、水気を切っておく。




②鍋に分量の水を入れて火にかけて、煮立てば①を2度に分けて加えて再び煮立てば火を弱めてそのまま10分程煮出す。



③②をザルなどでこし赤じその葉を取り除き、鍋にビートグラニュー糖を入れ、そこに静かに煮汁を加え、再び火にかけて、砂糖を溶かし、煮立つ直前に火からおろす。



④③の荒熱をとって、レモン汁をまわし入れてかき混ぜる。保存瓶に入れてできあがり。

煮出したしその葉は、細かく刻んで、酒、みりん、砂糖、醤油などで佃煮なと甘辛く炊くとおかずになります。

わたしはこの出がらし(200gの葉)にせん切り生姜適量、酒大さじ3、粗糖大さじ3、醤油大さじ3を加え煮汁が引くまで煮て赤ジソの佃煮をつくっています。

茶色っぽいですが、ご飯にのせるとほんのり赤色で、赤ジソだな~って思う佃煮でとても美味しいです。

…シソの葉の収穫って、大変なんですよ~!でもこのシロップが美味しいので年に一度くらいはできればつくりたいし、副産物の出がらしで佃煮を作り置きしたいです。

夏休みで、長女の部活や長男のサッカーの自主朝練(同級生軍団でやっている)も毎日のようにあるので、子どもたちも冷たい飲み物が恋しくなるようです。

写真よりずっときれいな色で、味もすっごく美味しいです♡


緑のルバーブジャム、農家のレシピ。

2017年07月23日 | 保存食

今までは赤いルバーブしか知らなかったんですが、るーあんりちゃんに苗をいただいて緑のルバーブを栽培しています。南シベリア原産の植物で、フキのような広い葉と茎です。

畑の姿です。長久手の気候でもスクスク育ってくれます。

こんな感じで収穫します。

これを、美味しいジャムにして、日々の食卓でいただきます。木から成る、果実はなかなか畑では作れないので、こうして畑のものをジャムやコンポートにできると、とても重宝します。

4月にきこちゃんにいただいた甘夏で作った、大量のマーマレードもついに底をつきたので、さあジャムをつくりましょう!

【材料】ルバーブ300g分

・ルバーブ…300g

・ビートグラニュー糖…100g

【作り方】

・ルバーブはよく洗い、葉と汚れている根っこの近くを切り落とし、さらに1~2㎝くらいに切る。

・切ったルバーブを鍋に入れ、ビートグラニュー糖をまぶす。(ルバーブ:グラニュー糖は3:1です)

・ルバーブが糖にあたって水を出してくるので、下の写真のような感じになれば火にかける。

・時々かき混ぜながら弱火でに崩れるまで15分ほど煮込む。

これは5分くらい経過した状態です。さらに10分程度煮るときれいに煮崩れて、冒頭の写真のようにジャムになります。アクは一度、木しゃもじで軽く取り除きました。最後にレモン汁を混ぜてもいいそうです。

・清潔な保存容器に入れ、冷蔵保存する。

あっという間に美味しいジャムがたくさんできます!赤に比べて緑のルバーブで作ったジャムは爽やかな酸味があってこれまた美味しいです!

…アクを抜いて板摺して、下茹でしてさらに水にさらし筋をとる日本の「フキ」のことを思うと、こんなに姿が似ているのにアクとりも下茹でも筋取りもせず切って煮るだけで煮崩れるルバーブが、最初は不思議でたまりませんでした…!

きれいな緑色…♡

ちなみに、赤いルバーブジャムは、こんな感じです。

Dsc02963

赤色のジャムも、すごくキレイでしょ♡♡♡

赤いルバーブジャムの記事はコチラです。

…さて、畑もきれいな緑色が広がっています。

キュウリも収穫中です!旨い!

昨日持ち帰った野菜たち!

黒田五寸人参、さきがけピーマン、越津ネギ、八房鈴生インゲン豆、白オクラ(楊貴妃)、伏見甘長、チャドウィックチェリートマト、キュウリ、真黒ナス、モロヘイヤ、大葉、そしてるーあんりちゃんからいただいた空芯菜!

冷蔵庫パンパンです。

今が年で一番野菜穫れる時期ですが、ものすごい暑さなので収穫だけでもかなり時間がかかり重労働です。


簡単、手づくり甘酢生姜(ガリ)、農家のレシピ。

2017年07月09日 | 保存食

6月から7月にかけて、梅干しづくりやラッキョウ漬け、甘酢生姜漬け、シロップづくりなど保存食づくりが盛んな季節ですよね。

我が家も遅ればせながら、甘酢生姜漬けました。

しばらくの間甘酢生姜を切らしてしまっていたのと、最近よく家族でたこ焼きパーティーをするので、やっぱり美味しい甘酢生姜や紅生姜がほしいなあ~と思い、早く欲しかったので切羽詰まって仕込みました。

長久手温泉の市場、ござらっせ「あぐりん村」で大きな新生姜を買ってきました。ホントは自家栽培のものを作って作ればいいんだけど、実はわたし畑で生姜つくってないんです~(種生姜があまりいいもの見つけられないからなんです)!

今回は400gのものを購入しました。これでしばらく持つかな~!?

【材料】生姜100g分(わたしは400g分なので、レシピの4倍で作りました)

・新生姜…100g

・酢…50㏄

・粗糖…20g

・塩…ひとつまみ

【作り方】

・鍋に酢と粗糖と塩を合わせて火にかけて、煮溶かし甘酢をつくる。

・新生姜はたわしなどでよくこすってきれいに洗う。

節の間が土で汚れていることが多いので、割れるところを割って汚れを確認しながら洗っています。

・よく洗った新生姜を薄くスライスする。今回はスライサーを使いました。

・たっぷりの湯を沸かし、鍋に新生姜を入れる。1~2秒で火からおろし、菜箸などで全体をやさしく混ぜるようにし、ザルなどにあげて水気をとる。

やさしく、やさしく混ぜます…。

・ザルにあげて水気をしっかり切ります。

・湯にくぐらせた新生姜が熱いうちに、甘酢につける。清潔な保存容器に新生姜、甘酢、新生姜、甘酢…と交互に入れていき空気を含ませないように詰めていく。

なぜか間違えて天井にぶらさがっている唐辛子を入れてしまいました。この後すぐ取りました…!こんなに辛くしたら、末っ子は絶対食べられませんねぇ!

あっという間にこんなにきれいなピンク色に染まります…きれい…。

数時間後には食べられるようになるし、冷蔵庫で半年くらいは余裕で保存できます。

さて、作ってからはさっそくこのさわやかな辛みを楽しんでいます。

食べる直前にせん切りやみじん切りにしています。

何ヶ月か持ちますが、やっぱり辛みを楽しめるのは早いうちがいいに決まってますね。

昨日は、お魚のかば焼きに、自家製青紫蘇と一緒に添えて…。甘辛いタレとのハーモニーが最高…♡

そして今日はイカのお刺身で手巻きずしだったので、うちの畑のサンチュと青ジソを大盛りにして、千切り甘酢生姜を添えました…♡

…このほか、我が家はカニ玉、麻婆豆腐、ちらし寿司、各種丼、お弁当などにこの甘酢生姜を使っています。

たくさん作っても結構ハイペースでなくなることも多いです。

家族の反応は、もちろんよかったです!

意外に甘酢生姜(ガリ)って子どももすきなんですよね~不思議です。

きれいなピンク色で食卓も彩りよくなるし、短時間でつくれるのですごくオススメだと思います。もちろん味は最高だし、安心して食べられますしね。


新玉ねぎの甘酢漬け。

2017年07月03日 | 保存食

みなさーん、新玉楽しまれてますかー?

我が家は今年玉ねぎ失敗で全部購入させてもらってますが、楽しんでますよー!

新玉はスライスしてポン酢をかけただけでもすごく美味しいですが、我が家はしょっちゅう梅酢漬けを作っています。

だってすごく簡単ですぐできるし、保存食にもなるし、子どもたちも大好きだから…!

スライスした玉ねぎに、梅酢を和えるだけ…!

我が家の分量はだいたい玉ねぎ1個につき、梅酢大さじ1です。

10分程度の浅めに漬かったのも美味しいし、1時間くらいしてしんなりしたのも美味しいし、容器に入れ冷蔵庫で保存すれば一週間は持ってくれます。

保存しておいたものをサンドイッチなどのはさんでも最高だし、普段のご飯の箸休めにもなるし…と、にかくつくっておくと超ー使えるんです!!

こういう卵とブロッコリーのサラダのシンプルなサンドでも、ちょっと酸味のきいた玉ねぎの梅酢和えを挟むと、さらに美味しいです!

梅酢ですが、洋風のお料理にもすっごくよく合います。マリネとかピクルスみたいな雰囲気なんだけど、短時間でもまるで長時間漬け込んだような味になるので梅酢って素晴らしいなと思います。

一度ご自宅の梅酢で作らてみて、濃いようだったら次回からは梅酢の分量を少なくしてみたり、薄いようだったら梅酢の分量を多くしてみたりしてそれぞれのお宅のさじ加減でお好みの分量を見つけられてください♡

…辰巳芳子さんの著書「あなたのために」に、この時期に玉ねぎを食す重要性が書かれています。毎年畑の玉ねぎで「玉ねぎのぽったら煮」という辰巳さんのレシピのスープを作るんですがもう最高なんです。

過去の記事ですが、よかったら「玉ねぎの保存と、新玉ねぎの食べ方、いろいろ」をご覧ください。収穫した玉ねぎ(あるいは購入された玉ねぎ)の保存方法も記載させてもらっています。

梅雨が来たと思えばもう夏になってしまいそうですねぇ、ホント早いわー

さて。子どもたちも大きくなり、台所もそうだけど、いろいろ手伝いをさせてわたしが楽になるようにがんばってます・わは

こないだ、甘い卵焼き作ってみたいと長女と長男が卵焼き焼いてくれました。

わたしと末っ子は甘くない”だし巻き派”なので、あまり普段はあんまり甘いのつくらないんですが、残りの3人の家族はみんな甘目も好きみたい。

こないだ市の児童館のお祭りに行ったとき、自分でイングリッシュマフィンサンドを作って持って行った長男。

マフィンもマーマレードもサンチュも母が作りましたが、最後の調理は長男がやりました。

横で卵を茹でているのは末っ子で、このほかに卵サンドも作っていました。

子どもたちは卵のカラをむくとか、サンドイッチをつくるとかは好きですね。かえって台所がバタついて大変だけど、まあ、やりたいタイミングでやるのが一番伸びるかなと信じて(笑)やらせてます。

我が家は、朝には子ども部屋の掃除機、拭き掃除、寝具の整頓、学校へ持って行く水筒にお茶を詰める作業、夜にはお風呂の床磨き、翌日のお茶づくりなど、みんなで分担してやってもらっています。あと、休日は自分の使った食器を洗わせています。

最初はへたっぴだけど、だんだん上手になってきて、当たり前のようにやってくれるので助かってます。

こちらは毎日「ありがとね」や、「上手にやってくれるね」などと言うようにだけは気をつけています報酬は一ヶ月に一度漫画を買う軍資金としてお小遣いをあげている感じです。末っ子は一ヶ月働いて50円お小遣いです(すくなっ)!

手伝いは家の一員として当たり前なんだけど、やっぱりがんばった分のなにかがあると、労働に対するモチベーションもあがるかなと思いつつ、様子見ながらやってもらってます。

大人になった時、あれもこれも急に自分でやるのは大変だから、徐々にやれる幅を増やしていけたら自分自身も楽なんじゃないかな~とも期待しているんですが


三重県尾鷲、平山農園さんの甘夏で手づくりマーマレード、農家のレシピ。

2017年04月19日 | 保存食

写真では大きさがあんまりわからないんですが、約3リットルくらいのマーマレード製造しました♡

…こないだの日曜日の朝、ピンポーンとチャイムが鳴って、なにかな~と出てみると尾鷲の平山農園さんの立派な甘夏がた~~~~くさん届いたのです…!

お届け主さんのお名前を確認すると、なんと春日井の「あかね珈琲店」のきこちゃんからでした…!

た、た、大量です…!

ずっしりと大きな甘夏が2段にわたってびっしり並べられていました…!

こちらのチラシを拝見して、この甘夏が大事に大事に育てられていたことがよくわかりました。

農薬など不使用なのはもちろん、米糠や魚粉、菜種油粕、おから、もみ殻などを使用した自家製の安全な肥料を使用されているそうで、るーあんりちゃんやわたしも同じような肥料をていねいに作って野菜を栽培しているのでおんなじ感じでつくられた柑橘なんだなあ~!って思いました。

るーあんりちゃんやわたしの野菜、すっごく美味しいんですよ…!あんまり自慢できることないんだけど、野菜だけはウチの野菜美味しいなぁ~と思って作り続けてます…!

肥料はこんなん使いたくないな~って思うようなものもあるので、時間も手間もかかるけれど、やっぱり自分で手づくりしてます。油かすや魚粉もなかなか値が張りますが、ホントに作物が各段に美味しくなるのでこれらをいい具合にブレンドして良好に発酵させて野菜たちにあげてます。

こちらの甘夏、手に持つとずっしり重く、皮をむくと皮まで本当にジュワっとして上等品~♡って思いました。

さて、皮まで美味しく安全に食せるこの甘夏を使って、美味しいマーマレードをつくりましょう…!

5人家族で果物が余ることなんてあんまりないし、なかなかジャムにできることもないのだけど、これだかたくさんの皮までおいしそうな甘夏がある今がチャンス…!

【材料】

・甘夏…1キロ

・粗糖…500g

※本当はきれいな色に仕上げたかったのでビートグラニュー糖あたりをつかうつもりだったんですが、残念ながら切らしていたので粗糖を使いました。色がちょっと茶色っぽくなるのとスッキリした甘みではなく素朴で雑味というかミネラルたっぷりな感じの粗糖ならではの味わいになります。ザラメなどを使うとよりすっきりした洗練されたマーマレードになると思います。餡子と一緒ですねぇ。

【作り方】

・甘夏は皮をたわしなどでよくこすり、きれいに洗う。

・皮をむき、薄皮もむいて甘夏の実を取り出し、皮、実、種に分ける。

・実に粗糖をまぶしておく。

・皮は細かく切り、一度茹でこぼししてアクを抜く。

・種はかぶるくらいの水を加え鍋で煮立てお湯がとろんとするまで煮て、ザルなどで種をこしておく。

・薄皮は鍋に入れてたっぷりの水に浸し火にかける。煮立てば火からおろしザルなどにあげて水気を切り細かく刻んでおく。

・外皮、薄皮、粗糖をまぶした身、とろんとした種の煮汁を大鍋に入れて火にかける。水気があがってさらにとろみがつくまで焦げに気をつけながら煮詰めてできあがり。

(何分くらい煮たかな…20分くらいだったかもしれない…💦)

最初はさらっとしているけれど…

だんだんとろんとして煮詰まってきます。

清潔な保存瓶に入れて冷蔵保存します。

レシピは甘夏1キロ分の分量ですが(できあがり1.5キロ)、わたしは甘夏2キロ分(できあがり3キロ)でつくりました。

こちらの甘夏、1個がおよそ400gで(大きいでしょ!)5個分で2キロになりました。

残りの甘夏はお友だちにさしあげたり、家族で生食して美味しくいただきました…きこちゃん、本当にご馳走さまでした。

今、甘夏が旬で名古屋生活クラブで静岡の松永さんからもたくさんの甘夏を注文させていただいて届けていただいています。

わたしは和ものの柑橘が大好きなので、今の時期は幸せな季節です…!

きこちゃんて、お取り寄せの天才なんですよ…!九州のサン海苔さんの海苔も、きこちゃんに教えてもらったし、その他もたくさんたくさん良いものや美味しいものを知っていて、いろんなことを教えてくれて楽しいです。

マーマレードは焼きたてパンにつけたり、ヨーグルトにのせたり、お肉をソテーするときに酸味と甘みをつけたりして美味しく使ってます。

お肉を醤油とマーマレードで「マーマレード焼き」にすると、なんとも甘辛く、酸味もあるご馳走になります。

3キロもあるけれど、また来年まで作れないのでゆっくりいただいて行こうと思います。

 


簡単、手づくり、甘夏ピール、農家のレシピ。

2017年03月31日 | 保存食

3月になる頃から食べ始める甘夏。

甘夏が食べられるようになると、卒園卒業なども近づくし、今年度も終わりだな~また春から新年度だな~なんて、なんだかさみしいような、新しい生活にわくわくするような、そんな気持ちになります。

今年も甘夏の皮でピールを作って保存しました。

クーベルチュールでコーティングしてもおしゃれだし、そのままお茶と一緒につまむことも多いし、細かく刻んでクッキーやスコーン、パウンドケーキやパンなどの具材にもできて、一年に一度くらいは食べたいな~って思うので今年も作りました。

中身は美味しく生食させていただきました✨普通に皮をむいて食べることが多いですが、毎年甘夏入りのコールスローや、甘夏入りのちらし寿司をつくったりしています。

さ~て、残った皮でピール作りますか~!

【材料】

・甘夏の皮…2個分(約200グラム)

・ビートグラニュー糖…180グラム(煮込み用)、80~100グラム(コーティング用)

【作り方】

1)甘夏をキレイに洗って8つに皮を割る。

2)なり口の部分を少しカットして、さらに縦方向に5ミリくらいの幅でカットしていく。

3)たっぷりのお湯で3回茹でこぼしする(アクをとります。煮立ったお湯に皮を入れて再び煮立てばお湯を捨てることを3回繰り返します)。

4)鍋に水気を切った皮を入れ、ビートグラニュー糖を180グラム加える。火にかけて砂糖が溶けて水気がなくなるまで煮詰めていく。

5)オーブンペーパーなどの上に重ならないように並べて1晩くらい乾かす。

6)ボウルにビートグラニュー糖(80~100グラム)を入れて、皮の周りにたっぷりグラニュー糖をコーティングしていく。

 甘夏(大き目)2個分の皮がだいたい200グラムくらいなのと、鍋に入りやすい大きさで、使うボウルや保存のタッパもいつも使っている台所道具にちょうどいいので、大抵2個分の皮でつくることが多いです。

いつもできあがったピールの保存は、野田琺瑯の「ホワイトレクタングル深型S」でしています。ピッタリと入ります(ホワイトレクタングルSは、200グラムのバターが入るくらいの大きさのものです)。

我が家はフルーツといえば、そのほとんどを名古屋生活クラブさんからいただいています。

果物って、農薬を使わなければなかなか収穫までこぎつけることが難しい農作物だと思います。

風土にあった品種を、適切な季節に合わせて栽培していかないと、なかなか難しいので、やはりその産地の旬の果物を中心でって感じで届けてくれる生クの果物はありがたいです。

はっさくやいよかんなどなど、和ものの柑橘って、すっごく美味しいですよね~。生クの柑橘は、農薬不使用なものがほとんどで、皮も安心していただけるのでホント助かってます。

そして秋の青切りみかんから順番に、ネーブル、いよかん、はっさく、甘夏…って感じで春に向けて柑橘の品種が変わっていくので季節がよく感じられます。

甘夏の順番がくると、いよいよ春だなあ!と毎年気持ちが新たになるような気持ちになるんです。

…さてさて、3月のイベントといえば3月14日のホワイトデーに相方さんからデメルのチョコをもらいました。

デメルはどのお菓子の箱も、ものすごく可愛くてホント大好きです。

ソリッドチョコ猫ラベルのチョコはこのように猫の舌のような形状で、口にくわえると、猫がベーって舌を出している感じになるので、必ずそれをして一応鏡で見るのが習慣です。爆笑🎉🎉

でも、10数年ぶりにデメル食べたな~!懐かしい味。。。

名古屋は松坂屋栄店の地下のごちそうパラダイス(ごちパラ)にデメルありますよねぇ。あと名駅のJR高島屋さんにも。

デメルの店舗はコチラです♡

みなさんもお子さん方春休み迎えられましたか?毎日食事におやつにお腹空いたお腹空いたって言われて大変でーす。


イワシのしぐれ煮、農家のレシピ。

2017年02月23日 | 保存食

毎日夜に土鍋で炊飯するんですが、そのまま残ったご飯を土鍋に入れておいて翌朝お粥にして食べることが多いです。

なので我が家では魚のしぐれ煮や鶏そぼろ、練り梅やなめたけ、海苔の佃煮などなど、お粥に合う美味しいものをできるだけ常備しておきたいところです。

名古屋生活クラブでわたしの生まれ故郷、金沢の魚が扱われているんですが、イワシのフィレが14~15枚くらい入って500円もしないようなパックが売っているんです…!

このイワシフィレをフライにしたり、アヒージョやオイルサーディンにしたり、すっごく便利に使わせてもらっていますが、夕飯を作る傍らで、朝食用のしぐれ煮をサササとつくることも多いです。

鍋にイワシフィレ、酒、みりん、粗糖、醤油を大さじ1ずつ入れて、3/1カップ程度の水とせん切りにした生姜を散らし、火にかけて10~15分くらい煮たものです。薄味なので、物足りない方はそれぞれ大さじ1.5とか2くらいにされるとよいかなと思います。

最後に梅酢を小さじ1程度振り入れるとさらに保存性が増すと思います!(我が家では入れたり入れなかったり)

煮詰まってきたら鍋をゆすって味というか煮汁を含ませるようにしていきます。

イワシは姿のままで仕上げてもいいんですが我が家はお粥に和えるので木べらで潰して細かく仕上げることが多いです。

バターケースってあんまり使わないんですが、可愛いので随分若い頃に買って持ってるんです。

マリネやコールスローのほか、こういうしぐれ煮のような常備菜を入れています。

20~30年使ってるな~!長持ちするもんだ。

お粥に和えるとしぐれ煮や佃煮って本当に美味しいです。

練り梅もよくつくるので、また近々ポストさせてもらいますね❢❢

まだまだ朝は肌寒いので、熱々のお粥が美味しいです。


干し柿のラム酒漬け、農家のレシピ。

2017年01月02日 | 保存食

11月に干した柿がいい具合に干せあがりました。

美味しいうちにおやつに出したい・・・ってところですが、うちの子たちはあんまり干し柿が好きじゃないみたい・・・💦

とは言え、せっかくなのでウチでちょっとは食べたり、お好きな方にもおすそ分けさせていただいたりするのですが、毎年最終的に数個が残っちゃっていました。

いつでも食べられるようにリビングに吊すんですが、結局吊るしっぱなしで飾りになってしまい、気づいたらカッチンコッチンに固くなって・・・。

そうなってしまってからは、水で戻そうとしてもちょっとやそっとじゃ戻らず、食べられずじまい・・・💦

せっかくいただいた柿、今年はそんなことにならないようにと、保存のためにラム酒で漬けてみることにしました。

種を出し、横にスライス~✨この種を見て、「柿の種」が食べたくなりました。。

スライスした柿を半分の量瓶に詰めてラム酒を注ぎ、残りを詰めてまたラム酒を注ぎました。

瓶にビッチリと、ドライの柿がラム酒漬けされています・・・♡

先日、サツマイモのマッシュにオイルやヨーグルトを加えてディルを添えたものに、このラム酒漬けの柿を刻んで乗せてみました。

・・・美味し~♡なんか、マロンやスイートポテトのお菓子にラムレーズンやブランデーレーズンが混ぜてあるみたいな感じの雰囲気で、使えるな!と思いました。

・・・スパイスカレーを作った時にもこのラム漬け柿を刻んで入れたんですが、クミンシードやターメリックなどとも相性がよくてなかなかよかったです!

今度はアイスに混ぜてみたいな~~~🍧

柿さんの1ヶ月ちょっと前の姿でーす。今では瓶にビッチリ詰められていますね~

干し柿なかなか減らない方で、洋酒漬けがお好きな方にはオススメだと思いまーーす✨またなにかいい使い方あったらポストさせていただきますね~❢


干し柿、干し方。

2016年11月09日 | 保存食

今年も干し柿を干すことができました!うちは柿の木を持ってないので、実家から送ってもらった機会や、たくさんいただいたからとおすそ分けいただく機会に干させてもらってます!毎年どこからか渋柿が来てくれて、今年も予期せずたくさんの渋柿が我が家にやって来てくれました。

枝から葉をとり、1個1個干せるようにハサミなどでカットしていき、

こんな風にヘタの上が英字のTの形になるように枝を残します。

ここに、紐をひっかけていけばいいのです。

・・・はじめて干したとき、最初麻紐をつかったのですが、毛羽立っていて実などにくっついたり意外に結びにくかったりしました。

わたしはいつも100均などで売っているタフロープを使っていてこれがとても使いやすいです。

こういう風に柿の個数に合わせて結び目をつくり、そこにTの枝をひっかけるようにして吊るして行きます。写真でお分かりになりますかね?

・・・2本の丈夫な紐が撚ってあるような、昔ながらの荷造り用などの紐の撚りをほぐして、そこにTの枝の部分をひっかけるのもとっても楽です!母が柿を送ってくれるとき、そういう紐(昔ながらの紐です)を一緒に入れてくれているときがあって、「ああ、こういう風にひっかけるんだな!」とわかったんです。

いつもこういう荷造り紐があるわけでないので、見つけたら取っておくとよいと思います。

そういう荷造り紐がなければ、毛羽立ちもないし、扱いやすいタフロープはすごくわたしはおすすめだと思います。

・・・皮を剥くときは、写真のようにお尻からヘタにかけて剥くとさっさと剥けます。

干し方や剥き方に関してよくご質問いただくことがあり、いろいろな方法があるかと思いますが、うちくらいの量だったらこんなやり方で十分早くキレイに干せるかなと思います。

・・・さて、先日ひさびさに我が家に新しい雑貨をお迎えしました。

長久手の庭師さんがされているショップ、「稀月(きげつ)」さんでこんな可愛いバケツを見つけました。丸い底になってて「豆バケツ」と書いてありました。

今こういう雑貨は日本製がとても少ないですが大阪の工場で生産されたようです。

大きさは2種類あって、すっごく迷ったのですが小さい方を買いました。

想像通り、1キロくらいのミカンや玉ねぎ、ジャガイモなどがちょうど収まるいい感じの大きさでした!

あまりにも気に入ったのでオーナーさんにすぐ連絡してもう1個取り置きさせてもらいました。いつもお世話になっているあかね珈琲のきこちゃんに会う機会があったのでプレゼント用に・・・。

ミカンや栗、柿などが我が家の台所に置いてあることが多く、こういう容器は本当によく使います。

・・・干し柿ですが、干して5日目なんですがまだ固い感じ。やわらかく甘く仕上がるのが楽しみです~♡

 


今年もやっぱり三升漬け!

2016年10月13日 | 保存食

今年ももちろん仕込みました!

我が家に欠かすことのできない辛み調味料、「三升漬け」。

三升漬けについてはこちらの「ながくて風土」で何度も何度もさせてもらっていますが、青唐辛子(青南蛮)があるうちに必ず仕込みたい調味料です。

数年前、名古屋生活クラブで一年に一度ある、生産者とスタッフとお客さんが集まる大交流会の機会に伊澤さん(生活クラブ代表)が各務原の渡部和男先生(とっても優しいDrです)を呼んでくださって、化学物質の講演会も開いてくれたんですが、その時に渡部先生から「食べてみて」と先生自家製の三升漬けをいただいたんです。

福島県会津若松ご出身の先生の郷土料理だそうで、「すごく辛いから気をつけてね」といただいたんです。

ま~その辛さといったら・・・!

・・・・・・!

でも、それから我が家にとって欠かせない辛み調味料になりわたしも畑で唐辛子を栽培しているのでその唐辛子が青いうちに収穫して毎年必ず一年分仕込むようになりました。

またに胡椒使いたくなる時もありますが、うちの辛み調味料はほとんどこれだけになってしまい、うどんなど麺類の辛み、鍋物、煮込み(カレーも)の辛み、ギョーザのタレの辛み、もう言い出したらきりがないくらい三升漬けでほとんどすべてまかなえてしまうんです。

しかも材料はたったの3つ。

「青唐辛子」「米麹」「醤油」のみ・・・。

その名の通り、これらを1:1:1で漬ければ完成・・・。

三升、とありますが、昔は青唐辛子一升、米麹一升、醤油一升・・・という風につけられていたのでしょうかね~。

・・・今年もやっぱり夏場はバタバタとしてせっかくキレイな青唐辛子があってもなかなか収穫できずにいました。

九月に入りもう赤く熟してきちゃう!と思ったので急いで収穫しました。

準備よく米麹を買ってあればよかったのだけど、やっぱりそんな準備もできていなくてしばらく冷凍庫で凍っておいてもらいました。

それから急いで米麹を注文して、晴れて三升漬けを仕込める日がやってきました!

米麹は今年ももちろん長野県は木曽福島の「小池糀店」さんの米麹。

今年は福島県のお米農家、中村さんの有機米から仕込まれたコラボ麹です!中村さんも、小池さんもめっちゃ飾らないお人柄のあったかい生産者さんで、こういう生産者さんがつながってよい素材ができてそれを使わせてもらえるなんて、本当にありがたく思います!

コチンコチンに凍ってもらって時を止めていてもらった青唐辛子。熱湯をかけて水気をよくとってから使用します。

【材料】一リットルサイズの瓶にいっぱいくらい

・青唐辛子(うちは鷹の爪を栽培しています)・・・300g

・米麹・・・300g

・醤油・・・300g

【作り方】

1)青唐辛子はみじん切りにしておく。できるだけ細かめの方がよくなじむと思います。

2)米麹はボウルなどに出して手で固まりをほぐして、手を洗うように軽く全体をすりすりとしておく。

3)1)と2)を清潔なガラス容器などに入れて(2リットルサイズくらいがいいかと思います)、最後に静かに醤油を注ぐ。

醤油を注ぐと最初はこんな感じで3つの素材がバラバラしてます。

4)毎日1~2回、清潔な匙などで全体をよく混ぜる。空気を含ませるようによく混ぜ、、発酵をうながす。

5)夏場なら1週間、冬場なら10日くらい常温で発酵させ、とろ~んと全体が一体化してきたら保存する容器に移し替え、冷蔵庫で保存する。一年くらいは余裕でもちます。

このように全体がとろ~んとしてきたら、完成です。

やっぱりお味噌や梅干しのように仕込み終わったばかりよりもちょっとなじませてというか、ねかせてというか、もうちょっと時間を経たせたくらいが美味しいころかなという三升漬けです。

ことしもなんとかこれくらいの量は仕込めてホッと一安心です。

渡部和男先生は、医学博士で化学物質や脳神経などにとてもお詳しく、わたしなどそういうことに疎い人にもわかりやすくいろいろなことを教えてくださいます。

先生が主催されている「各務原カンファレンス」も、以前お邪魔させていただいたことがありますが、ホントに日常での身近な化学物質のことをたくさん教えていただきましたし、先生は化学物質に弱い体質の方々のフォローもたくさんなさっていて、なんて心優しいDrなんだろう!とずっと大好きなDrです。

先生はプラスチックに含まれるホルモンかく乱物質のことなども教えてくださって、お味噌などは仕込むときできるだけプラスチックなどで仕込まないようにねと教えてくださいます。

・・・先日春日井市高蔵寺の津端英子(つばたひでこ)さんのお宅にお邪魔させていただいたとき、冷蔵庫の中にたくさんの保存食がおさめられていたのだけど、長期保存されているものはほとんどガラスの保存瓶に入っていたのでした。

わたしが「ひでこさん、ほとんどガラス保存容器に入れられてるんですねぇ!」と言うと、「そうね、わたしはだいたい昔からあるものしか使ってないわねぇ」とおっしゃられていました。

2016年7月の写真です。

渡部先生も、ご自身の保存食はほとんどガラス容器に保存されているそうで、いろいろな保存容器がありますが、おすすめの保存容器をたずねても、ガラスが一番いいかなとおっしゃいます。

身の回りの化学物質のお話など、ご興味のある方は、先生のHPご覧になられてくださいね。福島県ご出身の先生は、原発事故に関してもとても悲しまれていて、そのこともHPでは触れられていらっしゃるので、そちらもご興味のある方はぜひご覧になられてくださいね。

渡部和男先生HP


すっごく簡単につくれる発酵食品!醤(ひしお)のレシピ。

2016年09月30日 | 保存食

もう時短どころではないスピード仕込みでこんなにも美味しいものができるなんて感激しました。

今ちょっと噂の「ひしお」、みなさまはもう体験されましたか!?

・・・こないだ高蔵寺にお邪魔させてもらったときみっちょんから「ひしおつくろうと思って麹買っているんだけどちょっと多すぎるんだよね~」って話になり、確かに分量を聞いたら「多!!」と思い、「それならわたしも作りた~~い!」となり、材料を半分分けてもらうことになりました。

名古屋生活クラブで扱われている福井県の有名な麹屋さん「マルカワ味噌」さんの極上の「麦麹」と「豆麹」です。

麦麹も豆麹も500g入りでそれぞれ700円ちょっとだと思います。

250gずつで半分こしたので2種で700円ちょっとくらいで購入できました。

その日はバタバタしてたので、翌日に仕込みを回そうかなと思ったのですが、混ぜるだけなので台所使う前にやってしまおうと思いやり始めたら2~3分で仕込みが終わってしまうという簡単さでした・・・!美味しさは後でまたゆっくり書かせていただきますが、コレみなさまにもおすすめさせていただいたいです!(やばいくらい美味しいです)

多分みっちょんも、名古屋生活クラブの注文書に載っていたレシピも、麹のメーカーさんであるマルカワ味噌さんのレシピに従って作られていると思いますので、そちらを掲載させていただきますね!

【材料】※わたしはこの半分の量で仕込みました

・麦麹・・・500g

・豆麹・・・500g

・醤油・・・1200㏄

・水・・・300㏄

【作り方】

1)麦麹、豆麹を清潔な保存瓶に入れて醤油、水を注いで混ぜる。

マルカワ味噌さんの麹、何回も何回も使わせてもらいましたがホント最高です。

醤油麹(米麹、醤油、水)と材料も作り方も似ていますね。

2)常温で発酵させて、毎日1~2回清潔な匙などで全体をよく混ぜて、トロ~ンとして2週間経った頃完成です。

3)清潔な保存容器に入れ替えて冷蔵保存する。

とろ~んとした美味しそうな醤(ひしお)が完成しました!

これ、本当に本当に美味しすぎてやばいです・・・炊き立てご飯にそのままかけるだけでも何杯でもご飯が食べられそうです・・・!

卵かけご飯や・・・

納豆ご飯も・・・(写真は混ぜる前の姿です)・・・。

こんなに美味しいなんて・・・!!

・・・!!

醤(ひしお)は、醤油や味噌のルーツとも言える古代発酵食品。

わたし、醤油や味噌よりも醤(ひしお)好きかも・・・って思いました。醤油麹とも似ていますが、旨みは断然こっちかな・・・!豆麹と麦麹の香りというかクセが、病みつきになる感じ。

・・・最初みっちょんとレシピの「醤油1200㏄」というところを見て、「ちょとウチには多すぎよね」って言って半分こにしたんですが、みちょんもわたしもつくった後の感想としては、「全然倍量でも余裕で食べれるわ!」という感じでした。

みっちょんもわたしも、お醤油は足立醸造さんの有機醤油(石川県金沢大地の井村さんの大豆を使って作られています)を使っていて、それが1瓶900㏄なので、丸ごと一本醤油を入れて、さらに300㏄醤油を足して、さらに水も300㏄入れて・・・となるとできた後の保存も場所取るな~~って最初は思ったんですよね。

レシピの半量で作ったら、できあがりは1リットルサイズの大きな瓶1個と小さなジャム瓶1個でした。

塩麹も、もう何年も常備していますが、この醤(ひしお)もこれから常備決定しそうです!

●米麹の調味料・・・塩麹

●麦麹と豆麹の調味料・・・醤(ひしお)

って感じで使えるなと思います。

昨夜、冷奴に醤(ひしお)をかけましたが、これまたすごい美味しさで家族も(こういうものは最初毛嫌いする)『これはウマい!」と太鼓判押してくれました。

こういうチャンスをくれたみっちょん、名古屋生活クラブのみなさん、ありがとう~!機会もらえなかったらきっと作ってなかったと思います~

マルカワ味噌さんのHPで醤油(ひしお)のページがあって、すごくわかりやすいので、そちらのリンク貼らせてもらいますね!

マルカワ味噌さん醤

 


来年の夏までバジルを保存・・・塩漬けバジル。

2016年09月20日 | 保存食

毎年畑でバジルを栽培して、ジェノベーゼソース(バジルソース)やカプレーゼなどを作って楽しませてもらっています。

バジルの収穫シーズンが終わってしまうまでに、来年のバジルの時期までの保存もやるようにしていて、今年も塩漬けバジル(塩バジル)を作りました。

バジルは穂先をこんな感じで摘むように収穫します。

花を咲かせて終わってしまわないように、こまめに収穫していきます。収穫中触ったり摘んだりしていると、すごいバジルの香気がたって、毎回あ「あ~いいにおい~」って思います。

収穫したバジルはよく洗って、ザルで乾かして、残った水気は布巾などできれいにふき取ります。

このように、バジルと清潔な保存容器と塩だけあれば準備オッケーです。早速作って行きましょう!

【材料】

・バジル・・・100g

・塩・・・100g

【作り方】

1)洗って乾かしたバジルに分量の塩をまぶす。

2)瓶の底に分量外の塩を振る。

3)1)の塩をまぶしたバジルを瓶にきっちり詰めていく。すべて詰め終わったら分量外の塩で蓋をするようにする。

4)蓋をして冷蔵庫で保存します。来年のバジルの時期まで余裕で使えます。

わたしは翌々年の夏までなくならなくて使っていたこともあるので、相当長持ちする感じです。

使い方は簡単。

そのまま塩をはらって、ピッツアやパン粉焼きの上に飾って焼くだけです。バジルがない季節でもバジルの香りたっぷりのピッツアが食べられるなんて、なんて幸せ・・・!

塩分が気になる方は、水に浸して塩を抜いてから使われるといいかなと思います。

塩が残った場合、とてもいいバジルの香りがついてバジルソルトになっているので、ソテーやパスタ、煮込みなど適当に使えて便利です。

・・・実は今年はドライバジルつくりそびれました。塩バジルだけでも作り置きができてホントよかった~~。

レシピなどを記載させてもらった記事のリンクだけ貼らせてもらっておきますね!

ドライバジルはものすごく使いやすいです。できあがったお料理にちらしたり、お菓子やパンの生地に混ぜ込んだりとっても気軽に使えて香りも強く、つくりおきしておくととても重宝します。

ただ、ドライものは乾燥した日で晴天が続くときを見計らって収穫して作業していく必要があるので、タイミングを逃したり天候に恵まれなかったりすると、今年の様につくりそびれちゃうんですよね~。

とてもオススメな、ドライバジルの作り方はこちらです。

 


簡単、時短、農家のキュウリのキューちゃん。

2016年09月03日 | 保存食

今年はキュウリが豊作でした。

始めて支柱を使わずにマルチや敷き藁をして広々と地面を這う、「地這い胡瓜」を栽培しましたが、味もよく豊作でちょっと準備が大変だったけど来年もつくろうかな~と思いました!

おかげさまで出荷もたくさんできましたが、出荷に行けない日などもあったのでキューちゃんやピクルスをつくっていました。

1キロくらいのキュウリをさばきたいとき、夏のお弁当のおかずや箸休めにキューちゃんが恋しいときなどに!

【材料】キュウリ1キロ分

・キュウリ・・・1キロ

・醤油・・・200㏄

・粗糖・・・100g

・酢・・・50㏄

・鷹の爪・・・1~2本(種を除いて輪切りに)

・生姜・・・お好みで(せん切りに)

※刻み昆布などを入れても美味しいです!

【つくりかた】

1)キュウリは7~8ミリに刻み、小さじ1程度の塩をからめて水を出す。

2)醤油、粗糖、酢を鍋に入れて火にかけ、煮立てば火を止める。

3)1)のきゅうりの水気をぎゅっと切り、鍋に入れる。鷹の爪と生姜も一緒に加え、冷めるまでそのまま置いておく。

4)鍋が冷めたら具材を取り出して(ザルなどにあげて)、煮汁を再び火にかけて、煮立てば火からおろす。

5)煮汁に取り出した具材を戻し入れ、冷めるまで置いて完成です。こんなに簡単なのに、カリポリとしたキューちゃん独特の食感に美味しく仕上がってくれます。

清潔な保存容器に移して冷蔵保存してください。

この煮汁はもう一度くらいはリサイクルできます!

箸休めやお弁当のおかずに活躍してくれました。

来年もつくれたらいいな~と思います。

キューちゃんは、結構面倒なレシピもあって、以前は1本丸ごとのキュウリを1晩湯に浸したり・・・と、せっせとやっていましたが、今は切ってから水気を絞って煮汁に直接漬けこんでいます。

保存食と言っても我が家は一週間程度で食べきってしまうので、簡単につくってサササと食べる・・・という感じに落ち着いてきています。

食事をつくる傍らで、タラタラとのんびりつくるのがいい感じです。