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てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

なんでも、三升漬け。

2015年12月19日 | 保存食


なにに使っているかって、もう即答できないくらい、何にでも使わせてもらっている三升漬け。

東北の辛み調味料で青唐辛子と麹、醤油を発酵させたそれはそれは辛い発酵調味料です。

「各務原カンファレンス」を主催されている、医学博士の渡部和男先生にいただいて(先生は福島県の会津若松のご出身)以来、我が家に欠かせないものとなりました!

全然知らなかった三升漬け。

想像以上の辛さでした。最初は使い方もわからず、小さな瓶が1年持ちました。

最近は小さな瓶で言うと3~4個分は1年で消費していると思います。

【鍋物】

子どもができてから作りながら食べる卓上鍋がしばらくの間できませんでした。子どもたち全員に取り分けるのもつくるのも大変で、台所でしっかり味付けして食卓に鍋を持ってきてってことが多くなっていました。

北陸の郷土料理「とり野菜」は、赤唐辛子(一味)で辛みをつけるんですが、今は小さじ1杯程度の三升漬けで辛みをプラスして、あとはすりおろしニンニクとみりん、味噌、胡麻油で味を整ています。



つみれ鍋にも。



多分、うちの鍋も煮込みも三升漬けが全然入っていないのがないくらいです…!



カレーはみっちょんに教わってから粗糖、醤油、塩麹、よしる、リンゴ酢で味を調えて、辛みは三升漬けを小さじ1杯くらいとスパイス…って感じでつくるようになりました!

【うどんなどの麺類やすいとん】


麺類などには食べるときに七味を振るようにスプーンの先ほんのちょっとの三升漬けを入れて軽く混ぜつつ食べています。とってもさわやかな辛みで、七味などとまた違った美味しさです。

【タレなどに】



ギョーザや焼肉のタレなどにほんのちょっと加えると美味しいです!子どもたちはそのままのタレで食べて、大人だけ食べる時にスプーンの先ほんのちょっとの三升漬けを加えています。

その他、炊き込みご飯やピラフ、煮物や炒め物など幅広く使用しています。

いつの間にかコショーを買わなくなっていました。それでも普段は差支えなくなってしまったんです(たまに外でコショーを食べると美味しいです!)。

畑の唐辛子がこんな貴重な調味料になってくれてありがたいです。

青唐辛子と醤油と麹がこんなものになるなんて…古人の知恵に感謝です!

今年は唐辛子不作で三升漬けの販売ありません…!すみません…涙

(通常100g250円で販売しています)





もはやかかせない辛み調味料、三升漬け。

2015年11月17日 | 保存食


数年前、各務原カンファレンスを主催されている渡部和男先生に、先生の故郷の郷土料理(調味料)、三升漬けをいただきました。

ご自身で畑を耕されて栽培された唐辛子で三升漬けを手づくりしてくださったんです。

名古屋生活クラブの伊澤さんが生産者さんたちの作付け会議を兼ねて、農閑期に生産者さんと会員がふれあえる交流会を主催してくれているんですが、そのイベントで渡部先生がおみえだったんです。

「辛いよ~」(笑)といただいたのですが、まさかあんなに辛いとは思わず、一口味見して「辛~~~~」となりました。

180㏄くらいの瓶でいただいたのですがほんの、ほんのちょっぴりでとっても辛みが出ておいしくなるので1年で1瓶もつくらいでした。

…翌年から、わたしの畑で作った青唐辛子で自分で漬けるようになりました。

こういうものを、自分の畑から仕込めるようになるってことはなんだか静かな喜びを感じました。

先生に教わった通り、青唐辛子と麹、醤油を1:1:1で仕込みました。

それからは…もう我が家では欠かすことのできない大事な調味料になりました。

変な話、気が付けばもう全然コショウすら使わなくなっていたんです。コショウは結構大好きなんですが、これだけで事足りるようになり自分でも驚きです。

畑の唐辛子が赤く熟したら乾燥させて、それを挽いて一味唐辛子にしたり、1本そのままラッキョウ漬けやたくあん漬け、パスタなどに利用したりしており、我が家の辛みはすべて自分の畑から穫れる唐辛子からもらっています。

唐辛子の歴史は古いと思うし、中南米原産でチリソースなど暮らしに欠かせない調味料、薬味として使われているし中国の四川料理や韓国料理、ヨーロッパでもさかんに使われ世界中に唐辛子は大切な辛みの食材として栽培され使われてきています。



さて、今年は唐辛子がすごく不作だったんです!

写真のマルチがかかっている場所の一番奥が唐辛子です。小さいです。

4月に種をまいて6月に定植したのですが、ピーマン、シシトウ、トウガラシの苗が全部育たなかったんです。それで6月に播きなおして栽培しましたが4月の同時期に種まきしたキュウリやナスがぐんぐん育っていく中、まきなおしたこれらは育ちも遅く遅く収穫量も例年より大幅に少なくなりました。

唐辛子にいたっては10月にたったの200gくらいしか収穫できずその少ない唐辛子はすべて三升漬けに材料にまわしました。

…昨年はたくさん出荷させてもらって、自分でもたくさん三升漬けを漬け、冷凍保存もたくさんできたのですが(青い柚子が手に入ったら柚子胡椒をつくろうと思い凍らせたんです)、今年は我が家の三升漬けも1年持つかな!?という状況です。

昨年の冷凍を450g残してあったので三升漬けを漬けているお友だちが半分購入してくれて、わたしとで半分こにしました。

今年たった2袋販売したのもお友だちが市で買ってくれました。

今、畑にある唐辛子は赤くして保存する予定ですが気温が低いので赤く熟すかなと心配でーす!



今回、間違えてすごく高級なお醤油を注文してしまっていました。900mlで1200円の「カクトウ本たまり」です。

せっかく保存食を漬けるので、間違えたもののまあよかったかなあと思っています~!

冒頭の写真のように、今ある三升漬けをスプーン1杯加えて発酵と促しました。起爆剤みたいなもんです・笑

最後になりましたが、三升漬けのつくり方をご紹介させていただきます。

【材料】

・青唐辛子…100g

・麹(白米でも玄米でも)…100g

・醤油…100g

【作り方】

1)麹はボウルなどに入れて手でやさしくほぐしてすり合わせるようにしておく。1~2分くらい手でさわる。

2)青唐辛子を5ミリ以下に刻む。わたしはいつも左手にポリ手袋をして辛みの成分が手に付かないようにしています!

3)刻んだ唐辛子を1)のボウルに加えお玉などでよくまぜる。

4)3)を大き目のガラスの保存瓶に入れる。100gの醤油を加えて清潔なスプーンなどでよく混ぜ仕込み完了です。(あれば、もうできあがっている三升漬けをスプーンに1~2杯加えてください。発酵が促されて美味しくできあがります。)そのまま常温で置いておきます。

毎日1~2回、蓋を開けて清潔なスプーンなどで全体を撹拌してください。

夏場は4~5日、冬場は10日前後でできあがります。トロ~ンとしてくるのが目安です。できあがったらわたしは冷蔵庫に入れています。ここでも少しずつ熟成が進んで多分仕込んでから1か月くらいから辛みの中に旨みが出てくる感じです。なので、お急ぎでない場合はできあがって冷蔵庫に入れてから3週間~1ヶ月くらい熟成してから使い始めるといいかもしれません。

とっても簡単で本当に便利です!渡部先生にいつも感謝していただいてます!

…ずっと、三升漬けを使った献立などのご紹介もできたらいいなあと思っているのですがなかなか写真とかがそろわずできていません…!それほど毎日の生活に普通に溶け込んでどんなものにも使っているんです…。

そのうち、また掲載できたらいいなあと思います



今日の収穫。カブ、ネギ、パセリ、ルッコラ、ニラ。

今は毎日出荷するようなものがなく、たまにまとめてサツマイモを出荷したり細々とやっていますが家で食べる分くらいはなんだかんだ毎日収穫があります。

カブ、あんまり得意じゃないんだけど今年はまずまずの成績です。葉っぱもすごく美味しくて揚げなどと一緒に炊いたり漬物にしたりしていただいています。

干し柿。

2015年10月27日 | 保存食


実家から柿と栗が送られてきました。

今年は柿が豊作みたいで、田舎ではホッタラカシになっているとこもいっぱいあるのよ、と母が電話で話していました。

小さいころは、柿の木など見たこともあまりなく、絵本の中で見るばかりでした。

大きくなってから田舎道を通るときに柿やら大根やら干してあるのを見ると、なんとも日本の秋晴れに似合って美しものだなあと感激していました。



渋柿です。電話で干す?と聞かれて干したいですと言うとたくさん送ってくれました。

干し柿に吊るすとき、みなさんはどんな紐をつかってみえますか?

…実家から柿と一緒に送ってくれた紐が、なんともちょ~~~どよい感じの紐でとってもありがたかったです。



ビニールコーティングされたような丈夫な紐が2本撚ってあるもので、よくみかける紐なんですが、これは水気にも柿の重さにも強くいい感じ…!

一番上は撚ってあるのをほどいてこういう風に結ぶといい感じです…!

そして肝心の柿ですが、紐の2本で撚ってあるところに、ちょっと隙間をあけて、その中に柿の枝を通すようにして吊るします!



おわかりになりますかね?

実はちょうど昨日、この場所に干しておいた玉ねぎ(6月に収穫したもの)が終了したんです。場所が空いたそばからすぐ柿がつるされました。



栗も届いたんです。今年も最高!すごく大きいんです。半分は、師匠のお宅に持って行かせていただきました



まずは茹で栗…。



裏ごしとかしない素朴なやつですが、長女が栗きんとんをつくってくれました。贅沢!



いつももち米を一緒に入れて送ってくれるので栗おこわも…!

母は、弟宅や妹宅、たくさんいる親戚に加えてわたしの実家にも送ってくれています。大変だと思います!

柿も栗も、お世話や収穫がなかなか大変なので、こういうふうにさばくだけにして送ってくれるなんて、なんとありがたいことだなあといつも感謝です。

柿ってあんまり子どもたちも好きじゃないんですがせっかく実ってくれている美しい柿を放って置くことなんてできません…!

長久手の秋晴れにもよく似合う、かわいい干し柿です。

美味しくできあがる日を楽しみにして…。

るーあんり畑の美味しいエゴマで、エゴマの醤油漬け。

2015年09月07日 | 保存食


まわりがギザギザできれなこの葉っぱは、エゴマ。

るーあんりちゃんの畑に立派なエゴマの株がたくさんあって、出荷もたくさんされていました。るーあんりちゃんの野菜たちはどれもこれも美味しい~!

…そのエゴマで、醤油漬けにしたらすごく美味しかったよ!と、地主さんのお母さんが言われていて、ちょっと食べさせてもらったんですが、これまたオツなお味だったので、わたしも絶対つくろうと思っていました。

…先日るーあんりちゃんからのご厚意で立派な葉をたくさん分けていただきいざ醤油漬けに…!

【材料】

・エゴマの歯…50枚くらい(50g程度)

・醤油…エゴマと同量程度(50g程度)

【作り方】

(1)エゴマは水でキレイに洗ってザルなどで乾かしておく。残った水気は布巾などでキレイにふき取っておく。

(2)葉を1センチくらいに切る。



(3)広めのバットなどに葉を広げるように入れて、醤油を回しかけて、箸などで全体に混ざるようにする。冷蔵庫で寝かせておく。



(4)葉が醤油を吸って、水気を出してきたら全体を混ぜてまた冷蔵庫で寝かせる。

(5)2~3日経ってしんなりと全体がなじんできたら、瓶に移して保管する。もう食べられます。(わたしはもっと時間が経ったのが好きです。)どれくらい持つかはわからないけれど、シソの葉や実の保存状況からして冷蔵庫で半年以上は持つと思われます!(自己責任で…笑)



簡単で、すご~く美味しいです。ご飯やビールのおつまみにピッタリです…!るーあんりちゃんありがとう!ゆっくり楽しませてもらうわね

さて。

今年も大葉、塩漬けしました。



今年も出荷させてもらいました。もう終了してしまいましたがお買い上げいただきましたみなさま、ありがとうございました!



大葉と、大葉と同量の塩を交互に重ねて冷蔵庫で保存するだけ。面倒だったら塩の分量も量らずに葉と塩を適当に重ねていくだけでオッケーです。



左のタッパが今仕込んだ分、ジップロックが昨年仕込んだ分です。

相当持ちますよ!

こちらは刻んでちらし寿司にのせたり、おにぎりのご飯に混ぜたり…とっても便利です。

水で洗って水気を拭いてからおにぎりに巻くのもおいしそうだと思います。

…日本を代表するハーブたちの保存でした








簡単、手づくり、レモンジャム。

2015年08月07日 | 保存食


果物は、自分でつくっていないしいただくことも少ないので買ったものを5人家族で分けて食べていますが、なんとなくせっかくの美味しい旬の果物だし…って、ジャムなど加工しちゃうのがもったいなくてそのままいただくことがほとんどでした。

でも、ジャムってちょっとあるといいんですよね!

そしてこれも、5人家族で食べると結構あっという間に1瓶がなくなってしまいます。

…今年の初夏、結局4キロ弱の梅をジャムにしたところとっても便利で…!

時々パンに塗ったり、ヨーグルトやアイスに添えたり、なにかおやつを食べたいときにそのまますくって食べたりとっても重宝しています。

やっぱりクエン酸パワーなのか、疲れも吹っ飛ぶようで…!

さて先日、名古屋生活クラブからレモンが届きました。結構大きいのがふたつで170円だったかなと思います。

薄くスライスして梅ソーダ―に添えたりしてもいいんだけど、酸っぱさが美味しいレモンジャムにしようとおもい、つくってみました。

【材料】大き目のジャム瓶1つ分くらい

・レモン…(白いワタ、果肉の皮、種をはずして)皮と実で300gくらい

・粗糖…240g

【作り方】

①レモンは1個を8つのくし切りにして、皮のはずし、白い部分をスプーンなどでこそぎ取る。

②果肉を皮から出して、皮と種はガーゼなどに取っておく。



③レモンの皮を細く切って、茹でこぼしする。10分くらい煮たててザルなどに皮をあげて湯を捨て、これを2回繰り返す。



④③の皮、②の果肉、粗糖を鍋に入れて火にかける。ガーゼなどに入れた果肉の皮と種を上にのせる。

⑤途中アクをとりながら、20分ほど煮詰めてとろみがついたら清潔な保存容器などに入れ、粗熱をとり冷蔵保存する。

…とっても簡単ですっごく美味しいです!

酸っぱいもの苦手な相棒くんも気に入っていました。子どもたちもすごく喜んでいます。

写真撮り忘れましたが、ココアのミューズリーの上にヨーグルトとアイスをのせて、その上に梅ジャム、レモンジャム、そして今が旬のブルーベリーをのせたパフェをつくったのですが、かなり美味しかったです!!

このジャムも好きすぎて1週間で1瓶なくなってしまいました。

今度はまた増量してつくって、多少はストックできたらいいなあと思います。

夏の暑さにさわやかなレモンの酸味が最高です。

2015年梅仕事の仕上げ、味噌の天地返し。

2015年07月31日 | 保存食


長かった今年の雨の季節。

先週から、一気に夏の空になり先月仕込んだ梅を干さねばという日差しになってきました。

6月に梅を仕込んだ記事はこちらです。

先週あたまに、一気に夏空になってきて天気予報も晴れ続いていたので、ヨシ!と思い立ち梅をカメから出して干し始めちゃいました。

そのあと予報が外れてまさかの雨の2日になってしまいました…出した梅は、一度梅酢に戻すのがいいんだけど、カメも洗って片づけちゃったし、もう一度出し入れするのが大変だったので、だましだまし部屋で手拭いをかけてそのまま置いておきました。

先週半ばから晴れて来たので、ソレ!っとばかりに外に干して結局4日4晩出しっぱなしで今年もなんとか梅干し5キロが完成しました。

…ホッとしました。今年もなんとか無事に梅干しを仕上げることができました。

みなさんはどんな風に梅干し仕上げられていますか?

赤ジソと一緒に漬けこんで干して仕上げる方法もあるし、干した後に赤ジソを漬けこんで色をつけていく方法もあるし(赤ジソは特に干さなくても大丈夫です)、梅酢をつかわず仕上げてもいいし、梅酢にくぐらせたり、浸したりして仕上げる方法もありますよね。

赤ジソ(もみしそ)を入れるタイミングは何度も「ながくて風土」でも記載させてもらいましたが、意外に結構いつでもいいんですよね。

しまい方も、本当にお好みでという感じなんですよね。

梅干しをつくっているとなんとなく「本格的」なように思われることが多いかもしれませんが、一度実際に経験をされると、梅干しづくりってあっけなく簡単にこんなに「いいもの」がつくれてしまうことにお気づきになられると思います。

そして、こんな簡単にできるんだったら…と毎年続けてつくったり、量がだんだん増量されていったりしてゆくものなのかなと思います。

梅と塩と、時間とおひさまの光…たったこれだけでいいんだと、わたしははじめてつくったときにあっけない気持ちと感激が混ざったような気持ちになりました。

わたしは今年、畑の赤ジソの収穫期が梅雨明けに来たこともあり、梅を干し始めてからシソを収穫して、塩でもみこみ、梅酢に浸して「もみしそ」をつくりました。

なので梅干しが干せ上がってから、シソの色をつけていく手順となりました。



我が家の梅干しの仕上げです。今年はこんな風にしてみました。

一度写真の手前中央の白梅酢に梅をくぐらせ容器に入れて、その上にもみしそを散らして、梅、シソ、梅、シソ…と交互に重ねていき、最後に梅酢を浸して完了です。



赤ジソを加えた梅酢の色の比較です。

シソを入れることによってこんなにきれいな赤の色素がでます。

…実はわたしは赤ジソを入れた真っ赤な梅干しはあんまりつくらなくて、白梅干し(シソなし)をつくることが多いんです。

ただ、今年も自家栽培した赤ジソ(純赤ちりめん赤ジソという品種)がとってもいいできだったので、これは!と思って赤い梅干しにすることに決めました。

梅干しで使ってもまだまだ畑には赤ジソがあり、出荷するのがかなり大変なので(とても手間がかかります)自宅でシソジュースなどにして使えたらいいなあと思っています。

シソジュースの出がらしでは、シソの葉の佃煮も副産物として作れるので、よい保存食になってくれています。

過去のモミシソのつくり方を記載した記事はこちらです。

さてさて、もうひとつ。

いつも夏休みの畑にも公園にも出れないような猛暑日の昼下がりに「今こそ!」と思って作業するのが味噌の天地返しです。

わたしはかつて、天地返しの時期から新しい味噌を食べ始めていました。この時期まで手前味噌を切らしていて待ちわびて食べていたんです。早い時期の味噌は甘みが強くてこれはこれでとっても美味しいものなんですよね。

今は、1年分しっかり量をつくっているので、天地返しの時期にはまだ前年度に漬けた味噌が1カメ分残っているので、その必要がなくなりました。

最悪天地返しはやらなくても大丈夫ですが、こういう発酵食品は目をかけて気をかけることが肝要なのかなとも思っているので、1~2月に仕込んで半年間寝かせておいた味噌の様子を見る…ということも兼ねて、天地返しを行っています。

結局いつも滅多なことはないんだけど、もしも相当にひどいカビが来ていたり、味噌の間に空洞ができてカビが来ていたりしたらこの時点で気づいて対処することができます。



今年は周りに白いカビがふわっと来ていました。

スプーンでこそげるとほんの少量でホッとしました。

天地返しといってもざっくりとタライにカメの中身を全部出して、カメをキレイにしてまたザックリ戻して再び焼酎で表面を消毒してからラップでぴっちり覆っておく…という感じで大豆2キロ分の3つのカメがありますが、1時間もあればすっかり作業が終わってしまっています。



こちらは赤味噌!

愛知県に来て、今年はあぐりん村の講座のスタッフとしてお手伝いさせてもらい、地元のお母さん方と一緒に講座をさせてもらって覚えてきました。

愛知に来て赤味噌が大好きになりました。

今年から自家製の赤味噌食べれるなんてすごくウキウキします。

もう随分茶色くなっていますが、普通の米麹味噌の方はまだ黄金色で、豆麹を入れた方とは結構違うんだなーと思って見ていました。

…先週は味噌仕事と梅仕事と、夏休みの子どもたちの追われて毎日ドヤドヤしてましたが、日ごろ出たり入ったりしてゆっくり家で過ごせないので、子どもたちのことや家のことなどにいろいろと目が向いてきて、それはそれでいつもと違っていい部分もありますね。



さて!これからみっちょんに教えてもらったパンの復習がてら、1週間に一度くらいは子どもの昼食を兼ねてパンを焼けたらいいなあと思いさっそくやってみています。



粉が振ってあるのがジャムパンで、あとはチーズパンやチョコロールのちぎりパン、ちょっと素朴な感じのテーブルロールをつくりました。

5人家族で2回分の食事の戦力になってくれましたが、人さまにさしあげるにはもっともっと焼かなきゃ…!

質と量を上げて行けるように精進します!

あと、みっちょんみたいにロールパンの形成がうまくなりたいです!がんばります!

かんたん、手づくり、我が家の梅ジャム。

2015年06月26日 | 保存食


結構、つくる人って周りの方に差し上げて自分ではそんなに食べない人が多いなあと思います。

わたしも、意外に焼き菓子などは差し上げるために焼いたり、家族が消費したりという感じでそんなに自分の口には入らないんですよね。

ただ…!

これはつくった人の特権とばかりに自分で全部食べちゃいそうなくらい大好物なのが、梅ジャムなのです…!

ホントに、もう、口にすると「んぎゅ~~~~!」ってなるくらい大好物。

梅ジャムをつくるのは、保存食づくり終盤を迎えたころ。梅が黄色く熟して、もうこれ以上おいておくと傷んでダメになってしまう…!くらいの時期が一番美味しくつくれるなあと思います。

用意するのは完熟梅。

梅干しや梅ジュースなどは痛みがくると全体がダメになってしまうこともあるので、痛みがある梅は使いませんが、ジャムは火を通すし糖分も高いので、傷んだ部分だけ包丁でこそげとって、お鍋に入れてしまいます。



こんな感じで熟すまで待ちました。赤くなって、まるでプラムみたいに美味しそう…!梅が生食できたらいいのになあと、いつもかじりたくなってしまいます。

【材料】

・完熟梅…1キロ

・粗糖…500g

①大き目の鍋に洗ってなり口を取った梅を入れて、ヒタヒタに水を張ります。傷んでいるところがあれば、包丁などでこそげておきます。

②火にかけて、煮立つ前に火を弱めて、静かに20分程度梅に火を加えます、やわからくなって皮がやぶけて実がグジュっと出てしまうので、静かに静かに…。



③20分ほど経過すると、白い泡のようなアクが出ています。火からおろしてザルなどに静かにあげます。

④水気を切って(梅が柔らかいのでご注意ください)、梅を鍋に戻し入れて、梅の重量の半分の砂糖を加えてクツクツと15~20分程度煮詰めます。



梅の種が目立ってくるので、種を取り除きます。種から実をきれいにはがすのは難しいので、わたしは種をボウルなどに全部出し、そこにカップ半量の水を加えて木べらで種から実をこそぎとって、種を残して水ごとこそぎとった果肉を鍋に戻し入れて、一緒に煮詰めています。

それでも種の周りに梅が残るので、子どもたちを呼んで食べてもらいます。大喜びで食べてくれます!

⑤冷めるとジャムが固くなるので、トロ~ンとした程度で火からおろして清潔な保存容器に詰めて完成です。

…今年は梅3キロ分でジャムをつくりましたが、ヨーグルトにかけたり、パンにぬったり、ちょっとおやつが欲しい時に小さいグラスに入れてそのまま食べたりしたどんどんなくなるので、来年からは5キロくらいでつくれたらいいなあと思います。

いろいろなレシピがあり、砂糖の分量もいろいろですがわたしは梅の重量に対して半分くらいでちょっと酸っぱめなジャムが好みなので、そうしています。

来る暑い暑い夏、クエン酸パワーで元気に乗り切りたいです。





完熟梅で、梅干しづくり。

2015年06月22日 | 保存食


今年も梅干し漬けがなんとか無事終了して、梅酢があがってきてくれました。みなさまも、もう梅干しを漬け終わられた頃かと思います!

今年は作業の時に焼酎がないことに気づいて、カメの内側を焼酎で拭く分と、最初の10個20個程度の梅の周りにまぶせただけで、ほとんどの梅は焼酎にまぶさずに漬けてしまい、カビや痛みが心配でしたがなんとか2~3日で梅酢があがってきてくれて、あとは梅雨明けを待って干すのみとなりました。

…分量・手順は昨年までと全く同様ですが、またまたご紹介をさせていただきますね。

【材料】梅1㎏分で(今年は我が家は梅5㎏分を漬けました)

・梅…1㎏

・塩…200g

・焼酎…適量

【つくりかた】

①完熟梅はよく洗って、水気をキレイにふき取りなり口(ヘソ)を取る。



完熟梅なので、水に浸してアクをとったりはしません。黄色い梅を水に浸したら傷みやすくなると思うので、控えた方がいいかなと思います。



②カメの内側を焼酎を含ませたキッチンペーパーなどでキレイに拭いておく。

③カメの底に塩をひとつかみふる。



④焼酎をボウルに少量入れてそこに梅を10個程度入れて梅のまわり全体に焼酎がつくようにまぶす。すべての梅はこのようにして焼酎をまぶしつけてからカメに入れます。





うちではいつも、こんな配置にしておいて、右の梅のボウルから、右手を使って真ん中の焼酎のボウルに梅を入れてまぶし、カメに梅を入れます。続いて左のボウルの塩を左手でカメに入れています。

⑤カメに梅、塩、梅、塩…と交互に重ねていき、最後に塩を多めにかぶせて、梅の2倍程度の重しをかける。





新聞紙をかぶせ、紐などでしばっておく。



…2~3日で梅酢があがってきます。毎日できるだけ様子を見て、重しを少しずつ減らしていき、もう十分漬かっているなあという感じになれば重しを全部はずして梅雨明けを待ちます。

梅雨が明けたらザルなどに梅を並べて、3日3晩干してできあがりです。

…今年は焼酎をまぶせなかったので本当に痛みが心配で、1日2~3日様子を見ていました。なんとか今のところ無事でホッとしています。

あ、そうそう!梅の塩分ですが、我が家の梅干しは昔ながらのしょっぱい梅干しで、大粒は1個なんて口に入れたら大変な感じです。

今は多くても梅の重量の18%くらいの塩か、それ以下の塩で漬けるのがはやっていると思う。梅の重量の18%の塩でも、しっかり塩分ある感じだと思います!

我が家は味噌も塩分しっかり目です。塩分が少ないのは甘みも増してとっても美味しいのですが、ついついいっぱい使ってしまい1年持たないんです・・・(現実問題!)

なので、塩分しっかり目に漬けて少しづついただいて1年持たせるみたいな感じでつくっては食べております。

ウチは古臭いつくり方だと思います…笑

あと、梅は買ってから今回は5日追熟させました。梅が「もう漬けて!」って言ってくるまでじっくり完熟を待ちました。しっかり完熟した方が、できあがりがやわらかくて美味しくなる気がします。

…毎度毎度おなじことですが、我が家にとっては大事な大事な梅干しづくりです。





梅シロップ(梅ジュース)と、出がらしで梅ジャムづくり。

2015年06月18日 | 保存食


今年も保存食づくりの季節がやってきて、みなさまももうそろそろ終盤といったところでしょうか?

我が家の梅シロップ仕事ですが、6月3日に梅を買って昨日6月17日に一連の作業が終了しました。…ホッとしてます!

ずっと前は梅醤油に梅みりん、梅味噌に梅酒…いろいろにつくっておりましたが、青梅で作るのは梅シロップ(梅ジュース)だけに淘汰されました

やぱりダントツに消費が早い!子どもたちが喜ぶ!

なので、今年も青梅5㎏分の梅シロップをつくりました。

つくりかたは今さらわたくしなんぞがご説明するまでもありませぬが、梅:砂糖を1:1で漬ければオッケ~なのです。10日から2週間で美味しい梅シロップができあがります。

青梅はよく洗い半日くらい水に浸しアクを抜いて、ザルなどにあげて1個1個水気をふき取ります。



おヘソ(なり口)をとります。



フォークなどで(エキスがよくしみ出るよう)何か所かに穴を開けます。



清潔な保存容器に砂糖、梅、砂糖、梅…と交互に入れていき、最後に多めの砂糖で梅を覆うようにします。



まず容器にそこに軽く。



梅を投入。



どんどん行っちゃいましょ~~!



こんもりと砂糖を盛って…ひとまず仕込みは完了。

…我が家は2.5㎏ずつ、粗糖とビートグラニュー糖の2種類の糖で漬けます。容器は8リットルサイズを2つ使っています。

粗糖は雑味があるけどミネラルたっぷりな感じの少し褐色がかった梅シロップに、ビートグラニューはスッキリとした透明のシロップに仕上がります。



3日経過すると、こんな風にエキスがじんわりしみ出てきます。



これは13日後。もう仕上げてもいい頃。時間を見つけて仕上げるぞ~って感じです。

この写真の3日後に仕上げ作業に入りました。

エキスを保存瓶に移して、残った出がらしの梅でジャムをつくります!



出がらしの梅はジャムにして保存します。常温で翌年まで余裕で保存できます!

出がらしの梅はシワシワで固くなっているので水を1カップくらい加えて圧力なべで圧力をかけます(5分くらいで十分)。



ポワンポワンになります。木ベラなどで潰しながら火を加えます。途中で固いようだったら水を加えてトロッとした感じになるように調整しています。



木ベラで潰していると種が目立ってきます。これを果肉だけのものと種に分けます。

…完全に種から実を取るのは難しいので種の方はまとめて保存瓶に入れて子どもたちのおやつにします。自由に瓶からだして種をなめています。

すっごく美味しいみたいです!

そうして、今年もなんとか無事にシロップとジャムが完成しました。

5㎏の梅がこんなにどっさりな美味しいおやつになってくれました!



多分5リットル以上あるシロップ、梅ジャムは2リットル容器にいっぱいなくらい、種も1リットルくらいの容器にいっぱいなくらいとれました。

残るは梅を干す作業です♪

出がらしの梅ジャムではなく、完熟梅のジャムもつくり終えているので、またこちらで掲載できたらと思います

自給自足的な生活をしているので、1年中やることに終われて大変なんだけど、なんだかんだこういうのが幸せなのかもしれないね。暑い夏、ゴクゴクと梅ジュースを飲むと最高~!!って気分になれるし、やっぱりやらずにこの季節通り過ぎるのはつまんないもんね。。

夏バテしやすいので、クエン酸パワーで乗り切れるといいなっ


おうちで簡単、手づくり、ラッキョウ漬け…ラッキョウの甘酢をリサイクル!

2015年06月07日 | 保存食


昨年、はじめてラッキョウの栽培をしました。

今年はそのラッキョウを使って、ラッキョウ漬けをつくるぞと思っていたのになぜか忘れて生クの注文があったときに島田さんのラッキョウを注文しちゃいました。

でも注文させてもらってよかった!今年は植えつけたのがごく少量だったので、掘りあげてみたら食用に使ってしまったら種にする分がなくなってしまうくらいの量でした。



これを9月に植えつけるために自宅で保管しておきます。

つくり方はいつもと一緒なんだけど、今年はまた甘酢をリサイクルしました。

おととし甘酢をリサイクルしたんですけど、まったくできあがりの味が変わらなかったので今年もやりました。

2年に一度替える…くらいにしていこうかしら。それとも来年もリサイクルするか…!

あ、そもそものラッキョウ漬けは、こんな風につくっておりました。

昨年の記事(タップしてください



ラッキョウを漬けるぞと思いたってから、まずラッキョウと甘酢をわけました。ラッキョウは冷蔵庫に保存して、甘酢は鍋に入れました。

さて、今年の手順です…!

【材料】

・ラッキョウ…1㎏

・塩…35g

・昨年の甘酢…すべて

・酢…カップ1

・粗糖…カップ1/2

・鷹の爪…3本

【つくりかた】

①昨年の甘酢にカップ1の酢とカップ半量の粗糖を加えて煮立つ直前まで火を入れる。ラッキョウの塩漬けが完了するまで置いておく。



②ラッキョウは水に1時間くらいつけてから皮をむき、きれいに洗って1個1個丁寧に水気をふき取ります。



慣れてきて早くなりましたが、小さ目のものが多い年はやっぱり大変ですね。



③密閉容器にラッキョウを入れ、3.5%の塩で塩漬けしていきます。1日2回天地返しして3日3晩漬けていきます。常温で置いておきます。

ニオイが結構すごいので、容器は密閉できるものがいいかなと思います。

④塩漬けが終わったラッキョウは水洗いしてざるなどにあげて水気を切り、残った水気は布巾などできれいに拭いておく。しんなりとして、甘酢がしみやすくなっていると思います。



⑤清潔な保存容器にラッキョウを半量入れて①の甘酢を注ぎ、唐辛子を加え、残りのラッキョウをを加えてから甘酢をすべて注ぐ。(甘酢が余ったら、酢の物などのあえ物で使っています。)

常温に置いておいて、2~3か月したら食べ始められると思います!

6月は酢の消費量がすごく多かったんですが、これで少しは減りが遅くなるかな。生姜や青南蛮、酢漬けをする季節ですね。



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おうちでかんたん、手づくり、練り梅。

2015年05月28日 | 保存食


蒸し暑い季節が近づくと、やっぱり用意したくなるのは練り梅です。

毎年暑くなってくるとそろそろ今年も保存食づくり(梅干し、らっきょう、甘酢生姜、梅ジュースなど)がはじまるなあと我が家の保存食塚をのぞいて、今あるものいくらか食べちゃおうと取り出す感じになってきます。

今年は3年前に漬けた梅干しを出して練り梅をつくりました。



つくり方というほどのものでもありませぬ…。

種を出して、種は別の容器で保存します。魚を茹でたりスープをつくったり、ご飯を炊いたりするときにポンと数個おとせば、さわやかな味わいになるし、高温多湿な季節に、食材を腐りにくくしてくれる効果もあって重宝しています。



実は、まず縦方向に切ります。



次に横方向に切ってみじんにします。



これを包丁でダンダンダンダン…と気が済むまでたたきます。



たたけばたたくほどなめらかになります。



こんでいいかな。

保存容器に詰めて終わりです。

細巻きの具、おにぎりの芯、手巻き寿司などにも使いやすいし、あえ物にも使いやすいです。

疲れた時にちょっとなめてお茶を飲んだりします。

鬱陶しい季節が今年もやってきますが、梅のさわやかな香りも楽しめる季節でもありますね。

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てづくり、コチュジャン。

2015年05月28日 | 保存食


以前micoちゃんライブラリーの本にコチュジャンのレシピが載っていて、うちにあるようなものでコチュジャンがつくれるんだなあとホクホク見ていました。

その後、コチュジャンが売っていると表示してある原材料名を見て、水あめ的なものと唐辛子の粉、そして豆味噌などを練った感じのものだなあと考えをあたためて行きました。

せっかくつくるなら、わたしの畑の鷹の爪と、地元の老舗の飴屋さん「俵屋」のじろあめで、美味しい美味しいコチュジャンをつくってみたい!という気持ちがムクムク膨らんでいき…春に金沢に帰省したときに俵屋のじろあめ(大瓶入り)を購入!



それからは3人の新学期やそれに伴うバタバタに加え、畑もかなりハードになってきたので梅雨くらいまでには仕込めたらいいなあ…とじろあめを横目で眺めていました。

そして、ついに仕込む時が訪れました。

今日は朝から畑に行くぞ!という日があったのですが、子どもやほかの用事が急にできて中途半端な感じになってしまった日がありました。

すでに日が高くなっていて名古屋は5月というのに猛烈な暑さで、今畑に行ったら身体に堪えるな…と思い、そうだ、こんな時にこそ!と、晴れてコチュジャンを仕込もうと思いついたのでした。

つくり方は簡単。

飴、唐辛子を挽いたもの、粗糖、味噌、塩を鍋に入れ水で溶かし、火にかけて焦げないように25分~30分程度、固くなるまで練り上げていくのです。



ただ…!

焦げやすい飴や粗糖や味噌が入っているのでずっと鍋について絶えず木べらを動かして焦げないように煮詰めて練ることに集中です



最初は水気が多いけど、一瞬でも手を止めるとボコボコと地獄風呂ように赤い気泡が立ちます…笑!

グツグツかき混ぜていると、なんだか呪文をとなえたくなるような気分になります



これは20分くらい経過したところ。木べらを動かすとなべ底が見えます。水気が飛んできました。

25分~30分煮詰めて、粗熱がとれたら日本酒と梅酢を大さじ1ずつくわえてよく混ぜ合わせ、保存容器に入れ2~3日そのまま常温で置いておきます。



もう美味しいけれど、なんだかまだ味がばらけている感じです。これを混然一体となるように数日常温で熟成させます。

梅酢は入れなくてもいいんだけど、あれば加えた方がいいと思います。

佃煮やなめたけなど日本の保存食づくりでは、仕上げに梅酢を使うことが本当に多いです。実際殺菌効果などもあり腐敗を防いでくれるし、味わいも昔懐かしい「ああこの味!」という感じに仕上がってくれて、梅酢は我が家では欠かせない調味料でもあります。

やっぱり毎年梅干しを漬けて梅酢は確保したいなあと思います。

…材料も、梅酢を除いては手に入りやすいものが多いかと思います!

【材料】

・水飴(わたしは俵屋の「じろあめ」を使いました)…150g

・味噌…300g

・粗糖…70g

・天日塩…15g

・唐辛子(挽く)…30g

・水…300g

※仕上げ用に酒大さじ1と梅酢大さじ1

です。

これらを練って、保存容器に入れてから2~3日常温で置いておくと全体がまとまってきて、できあがりました。

冷蔵庫で2~3か月以上は余裕で保存できそうです(かなり甘くて唐辛子も入っているので)!

今朝味をみたら混然一体となってきていて、美味しかったです冷蔵庫にしまいましたが、冷蔵庫の中でもゆっくりと熟成が進んでいくと思います。

今回は、我が家の手前味噌(米麹味噌)でやったので塩を加えましたが、今回一度つくって思ったのはわたしはきっとしょっぱい豆味噌で塩を加えずにつくった方が好きだろうなあと思いました。

次回は、今我が家で漬けている赤味噌(豆味噌ではないですがそれには近い)でつくろうと思い、早くも課題ができてしまいました

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愛しのグリーンピースを冷凍保存する。

2015年05月23日 | 保存食


先週末から収穫のピークだったグリーンピースも、この週末でパタリと収穫量が減り、昨日を持って出荷が終了しました。

今年も1袋も残らず完売となり、お買いあげいただきましたみなさまに感謝です!!

グリーンピースはわたしにとっても思い入れのある野菜の一つで、10月か11月に種まきをしてから収穫まで実に7~8か月もかかるので喜びもひとおしなんです。

それに見た目もすごくかわいいし、獲れたての味わいを知ると今まで食べてたものはなんだったんだろうと思うくらい美味しいんです!





今年も豆ごはんにカレー、シュウマイ、ジャガイモと一緒に蒸かしてマリネ、チーズと一緒にパン・・・我が家の食卓でもなどさまざまに活用させてもらいました。

出荷が終わる頃、我が家ではあわててグリーンピースを冷凍保存します。

…わたしはめったに冷凍してまで保存しないのだけど、これはもっとつくっておけばよかったというくらい重宝するんですよね。

あと、自分で冷凍保存したわりには、あの冷凍庫独特のニオイが気にならないのです…。



今年は300粒くらいかな?たくさんサヤをむいて豆を出しました。



熱湯に軽く塩を加えて1~2分、固めに茹でます。豆が浮かんでしばらくくらいでザルにあげていきました。



重ならないようにザルにあげて水気を切ります。余熱で水分はほとんど飛んでいきますが、最後に軽く布巾などで拭いています。



ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

…半年以上とか、かなり長期間保存できると思います。シュウマイの彩りや中華風のあんかけの彩りな少しずつ使っていきますが、ホントはもっとドサ~っと使いたいなあといつも思ってしまいます。

旬はあっという間に過ぎて行って、つい先週の写真を見ても、ああこんな時期もあったんだなあと思うくらいです。グリーンピースに限らずなんでも…。

今年、わたしの畑の豆類はよそよりもちょっと早く始まって早く終了しました。まだ市場などでは豆類手に入ると思いますので、よかったらまた見てみてくださいね

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しっとり、手づくりふりかけのような、ひじきの佃煮。

2015年05月13日 | 保存食


写真の上の方のひじきの佃煮。

あかね珈琲のきこちゃんにいただいてとっても美味しかったです!

佃煮は、百貨店で売っている高級品のようになっていますが、そもそもは家庭につくりおきしてあったものなんじゃないかと思います。

売られているものは、かなり甘くて素材の味がわからないようなものも少なくないし、お値段も張って5人家族では足りないくらい…!

佃煮は、基本みりん、砂糖、醤油で炊けばなんでも佃煮になると思います。

自分でつくると、好みで唐辛子や山椒、胡麻などを加えるな自分どの家にあった味にできるのがいいと思う。

きこちゃんがレシピを送ってくれたので、あかね流ひじきの佃煮のご紹介をさせていただきます!

【材料】

・芽ひじき…20g

・きくらげ…10g

・みりん…40㏄

・砂糖…50g

・醤油…70㏄

・鰹節…20g

・胡麻…50g

【つくりかた】

(1)ひじき、きくらげは水で戻す。きくらげはせん切りにしておく。

(2)鍋にみりん、砂糖、醤油を入れ、(1)を加えて汁気がなくなるまで煮る。

(3)鰹節を空炒りして手でもんで(2)に混ぜ、さらに空炒りした胡麻も混ぜる。

…鰹節をさらさらの状態にすると、口当たりがよいそうです!

佃煮は甘すぎるのもあれですが、甘さを控えようとして薄味にするとなんだかいくら食べても満足しない感じになるかなと思うので、ある程度しっかり甘みと醤油の味をつけるようにしています。

このひじきの佃煮、自家製のしっとりとしたふりかけのようで、すごく美味しかったので、わたしもまた材料が手に入ったらつくってみたいなあと思っています。

つくり方を教えてくれてありがとう~~

今が食べごろ、2012年の固く失敗した梅干し。

2015年04月20日 | 保存食
2012年6月に小梅を漬けた時、今思うと重しが足りなかったようで干した時に固くしぼんでしまったような梅干しができました。



左がちゃんと干せ上がった梅干し(これは赤いシソに漬けない白梅干しです)、そして右が干したらカチカチになってしまった失敗梅干しです。

全体ではなかったのですが、半分ちかく固いできになってしまい、何年も梅干しを漬けていますがこの年の小梅の出来はすこぶる悪かったです。

でも…!

このカタカタ梅干しって、これからどうなるんだろう…と謎に思い、我が家の「保存食塚」(と呼んでいる)に、ずーーーーーーと保存してあったんです。

2年くらい経った頃からいい感じにしっとり感がではじめて…そして今食べごろになりました…!



重しの力と天日の力を借りても美味しい梅干しにならなかったときは、最後は「時」に味方してもらえばよいんだ!とまた発見がありました。

何年もこんなことだけどやっていると思わぬ発見があって、なんだか魔法つかいになったような気分になります。

もし、固く干せ上がった梅干しをお持ちの方がみえましたら、ぜひ2~3年、様子を見てみられてください…!

時を経るとは素晴らしい…ビバ!

※インスタグラムはじめました。よかったらこちらにもお越しくださいね

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