三菱一号ラファエル前派の軌跡展に行きました。
ラファエル前派は、華やかで美しいし、細部まで丁寧に綺麗に描いてるので、大好きです。今回は撮影ok の部屋を設けてくれて、それもとても良かったです。
ターナーの風景画から、始まります。
ミレイ「滝」細部の草花まで綺麗。
ミレイ「結婚通知 -捨てられて」
ロセッティ「魔性のヴィーナス」
薔薇はもちろん、ヴィーナスを表すけど、「パリスの審判」で最高の美人に与えられたりんごを持ってます。桑の実、鳥、蝶々、矢が綺麗で、細かい。下部のスイカズラがまた、美しい。
ロセッティの絵は、お気に入りのモデルさんが、決まっていたので、一目でロセッティの作品だとわかりやすいですね。
「ムネームシューネー 記憶の女神」 これまた、美しい。
ロセッティ「祝福されし乙女」天に召された乙女と地上に残された恋人。
額も凝ってます
鮮明画像でどうぞ
ロセッティが続きます。
ロセッティ「クリスマス・キャロル」
エドワート・バーン=ジョーンズ
「ペレウスの饗宴」 ペレウスとテティスの結婚式にただ一人、招かれなかった「いさかいと不和の女神」エリス(一番右)が強引にやって来て黄金のりんごを「もっとも美しい者へ」と投げつける場面。
後方の真ん中の雷を持っているのが、ゼウス、その左手が、ゼウスの妻のヘラ(孔雀が見当たらないがヘラでしょう)、その左手が、知恵の女神アテナ、そして、前列のオールヌードが、愛と美の女神のヴィーナス、女神たちがりんごを手に入れようと手を伸ばしています。
りんごを手に入れたのは、ヴィーナスで、りんごは、薔薇と共にヴィーナスのアトリビュートになりました。
これがトロイ戦争の発端になります。
前列、月桂樹の冠と竪琴を持つのは、太陽神、アポロ、その右隣に、やたら目立つ青い帽子とブーツのヘルメス(ボッティチェリのプリマヴェーラの一番左)、左端には、戦いの神、マルスと豪華メンバー揃いです。
同じくジョーンズ「赦しの樹」描かれているのは、アーモンドの花です。
皆さんが盛んに撮影していた、ウィリアム・ホフマン・ハントの「甘美なる無為」です。左上に鏡があり、その中に写った人物と調度品が描かれています。
この展覧会で一番の人気作品が、フレデリック・レイトンの「母と子 サクランボ」です。この展覧会の人気投票1位になっていました。わかりやすいテーマに穏やかな色彩、絨毯の質感が素晴らしい。
この展覧会は、美しい画を近くでじっくり観たい、あまり混んでいる美術展覧会は、嫌いという方には、絶対お薦めです。
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丸の内ブリックスクエア2F のレストラン、アンティーブで、美トクサービスのノンアルコールドリンクをいただきました。
桜エビがたくさん入っています。
落ち着けるレストランです。