飾りじゃない．．．姿勢正しく．．．

姿勢を正しく．．．武道だから．．．

ではなく、正しい姿勢は良い動きをするために、絶対必要なのです。

副次的に健康に良いとかもありますが．．．

正しい姿勢というものも．．．理に適った正しい姿勢というものが明確にあります。

まずは、まっすぐが大切。何に対して？　引力に対してです。

地球の上、引力下で良い動きをするわけですから．．．。

身体の構造があり、その構造に対しても理に適った姿勢というものがあり、それをとる必要があります。



お坊さんの座禅は、理に適った姿勢をとり、理に適った先に．．．様々な境地を．．．

そして、その姿勢を維持し続ける鍛錬でもあります。

そういう観点で、武道は動く禅．．．動禅とも言えるものです。


稽古自体がその姿勢を維持する鍛錬となっていますが、

姿勢を維持する筋力を鍛えることに特化した鍛錬項目も、もちろんあります！

そのひとつの項目が、静止拳立て．．．



この形で、まずは維持できるように．．．

そして、技が当たったときに、威力を伝えきるために負荷に対して姿勢を維持する（これを”極め”と言います。）のですが、

その極めの鍛錬を加えたものが、豊空会の静止拳立てです。

時間は１分。　１分ならば、しんどくても手抜きせずに全力で頑張れる．．．

長いと、それに持ちこたえるために、質を落として．．．ということを人はしてしまいます。

そういう、人間の心理も含めて考えられた鍛錬法です。

質をとことん高めて．．．時間をかけずに、最高の鍛錬を．．．


そうやって姿勢維持筋を鍛えます。

腕を曲げ伸ばしして．．．という腕の筋肉を鍛える腕立て伏せとは違います。

あくまで姿勢を維持するための鍛錬です。


正しい姿勢をとれるようになって．．．その先に良い動きが．．．そして境地が．．．進化が．．．あります。


空手道豊空会公式サイト