ワークシェアリングについて追記。
報道によると14日、東京で開催された「新春労使トップセミナー」で、連合の会長がワークシェアリングの前提としてサービス残業などを含めた労働時間の正確な把握が必要と説いた。また同じ仕事を正規従業員と非正規従業員が行っている場合には同じ賃金水準を適用する「同一労働・同一賃金」も課題提起した。
確かに働く側の立場としては「自分たちの仕事の実態を踏まえた適切な対応策を採らないとワークシェアリングの副作用だけが出る」とか「ワークシェアリングをする前提としてシェアする(分かち合う)仕事について身分の異なる人の間で賃金格差が出るのならば不公平ではないか?」と言った不安や疑問は出るものである。
では具体的にまず何をすべきか?
実務家の立場で提案したいのは、以下の取り組みである。これを「業務マネジメント」と呼んでいる。言い換えると、「人と仕事との最適な組み合わせのPLAN、DO、
Check、Actionの仕組みと運用」である。
①部門の業務を分類・体系づける(例;受注業務・受注伝票の入力など)
②業務の体系と担当者の組み合わせを明らかにする
(誰がどの業務を年間、月間、週間、1日などどれだけの時間を掛けて行っているのか)・・これは振り返りの方法と日々の日報作成と集計方法の2つがある。
③担当者の月間や年間の負荷状況(時間外勤務時間、サービス残業時間など)を
明らかにする
④横に業務の体系、縦に担当者というマトリクスで現状の業務の負荷状況を
確認する。さらにどの業務が他の人と共有できるのか?またどの担当者の業務が
他の人と共有できるのかを明らかにする。
⑤業務毎に習熟期間や専門性要求度合いを明らかにする。
⑥上記に基づいて時間当りの給与水準を設定する。
⑦管理者(マネジャー)は次月や次週の業務計画を策定し担当者に示す。
⑧業務計画の進捗状況を適宜、管理者が把握する。
⑨当初の計画通りに業務移管や進行が出来たのかを確認する。
⑩必要あれば計画を修正する。業務の分担替えや担当者に対するトレーニングを
実施する。
・・つまり業務という切り口で全体を明らかにしてPDCAを回す業務マネジメントが
ますますこれから重要になっていくのではないかと思う。
報道によると14日、東京で開催された「新春労使トップセミナー」で、連合の会長がワークシェアリングの前提としてサービス残業などを含めた労働時間の正確な把握が必要と説いた。また同じ仕事を正規従業員と非正規従業員が行っている場合には同じ賃金水準を適用する「同一労働・同一賃金」も課題提起した。
確かに働く側の立場としては「自分たちの仕事の実態を踏まえた適切な対応策を採らないとワークシェアリングの副作用だけが出る」とか「ワークシェアリングをする前提としてシェアする(分かち合う)仕事について身分の異なる人の間で賃金格差が出るのならば不公平ではないか?」と言った不安や疑問は出るものである。
では具体的にまず何をすべきか?
実務家の立場で提案したいのは、以下の取り組みである。これを「業務マネジメント」と呼んでいる。言い換えると、「人と仕事との最適な組み合わせのPLAN、DO、
Check、Actionの仕組みと運用」である。
①部門の業務を分類・体系づける(例;受注業務・受注伝票の入力など)
②業務の体系と担当者の組み合わせを明らかにする
(誰がどの業務を年間、月間、週間、1日などどれだけの時間を掛けて行っているのか)・・これは振り返りの方法と日々の日報作成と集計方法の2つがある。
③担当者の月間や年間の負荷状況(時間外勤務時間、サービス残業時間など)を
明らかにする
④横に業務の体系、縦に担当者というマトリクスで現状の業務の負荷状況を
確認する。さらにどの業務が他の人と共有できるのか?またどの担当者の業務が
他の人と共有できるのかを明らかにする。
⑤業務毎に習熟期間や専門性要求度合いを明らかにする。
⑥上記に基づいて時間当りの給与水準を設定する。
⑦管理者(マネジャー)は次月や次週の業務計画を策定し担当者に示す。
⑧業務計画の進捗状況を適宜、管理者が把握する。
⑨当初の計画通りに業務移管や進行が出来たのかを確認する。
⑩必要あれば計画を修正する。業務の分担替えや担当者に対するトレーニングを
実施する。
・・つまり業務という切り口で全体を明らかにしてPDCAを回す業務マネジメントが
ますますこれから重要になっていくのではないかと思う。