青森にいる20年以上のネットの友達、まだ65才になっていないが心筋梗塞になり、緊急手術で心臓の冠動脈にステントを入れたのだという。弘前大学はステント術ではさきがけであり、自作のステントを作っていた医師もいて、私の父の腹大動脈の分岐部に自作のステントを留置してくれた。弘前大学の付属病院に早く行けたのは、彼にとって幸せなことだと思う。何かに命に係わる病気になった時、その病気の専門医に早い時期に出会えることは幸運と言うしかない。
仕掛け人 藤枝梅安
映画がコマーシャルされている。池波正太郎氏の小説はほとんど読んでいる。藤枝梅安も35年ぐらい前に読んだと思うのだが、ブックオフで全7作を700円で買って読んでみた。
それなりのストリーは思い出したが、あらためて読み新鮮だった。
梅安、彦次郎、小杉十五郎、3人の関係、そして出て来る素朴な料理、彦次郎が持ってきたカツオを刺身にして昼から3人で酒を飲む、味噌や醤油で味付けして焼いたおにぎり、母に作ってもらったおやつのおにぎりを想い出す。
人というのは良いことをしながら悪いこともするという、矛盾。どんな悪党とはいえその人の命を奪う、どんな時代でも決して許されることではない。
そして、「彦さん、私はそう長くないねと言う」「俺もそうだ」と彦次郎は言う。
しかし池波正太郎氏が連作を続けていたのだが亡くなる、梅安は永遠の命を得たのではないだろうか。
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