HONU体験工房 日記

honu 体験工房のブログです。
日々の屋久杉 地杉の時計体験作りを綴ります♫

年の瀬に螺旋を想う

2014-12-31 | 工房日記


こんにちは~
西風が強いですが、お日様が顔をだしてくれて暖かなここ屋久島サウスです。
師走の今日をいかがおすごしですか。

私は、今日も日常を粛々とこなしています。
昨日とちがい目に映る景色も静かに動き、時も穏やかに移ろいでいます。
工房は、お休みなしなので、今日も一人日常です。
大掃除などしないので、その分日々の手入れを大事にしています!
かなっ。。。^^;

そんな工房で大事な道具が、このスポンジベルトサンダーです。
小阪精機という東大阪のローカルメーカーですがお気に入りの道具なのです。



自分の作風で大事な key は、このマシンが担ってくれているといっても過言ではありません。
自分の場合、ほかの屋久杉工芸屋さんとちがって、手に届く範囲内の道具しか置きません。
悪く言うと、貧乏なのでそれしか置けない!とも世間はいうでしょう。。^^;

そんな、サンダーなのですが、このマシンのお気に入りは陶芸の轆轤のように廻すところに由縁があります。
表題にあります螺旋
まさしく自分のデザインの原点はこの螺旋にあるといえますね。

上の画像は、このサンダーを上から見たところです。
はい!上から見るとサンダーは円なのです。

円というサークルはデザインの要です!
たとえば有名なアップルのトレードマークはいくつかのサークルを混ぜ合わせ、そして最後の仕上げにハンドで修正を加えているようです。




素晴らしいですね!





そんな二次元的サークルを三次元の世界に解き放つと。。。
そこに待っているのは、なんと螺旋という世界だ!と気がついたのは、もう何年前の事でしょう。

螺旋といえば遺伝子である染色体です!
DNAを取り込んでいる、あの染色体はなんと螺旋なのです。

そして、我々を生かしてくれているこの地球も螺旋の動きをしています。
もっと大きくいうと太陽系や銀河などの壮大なる宇宙もこの螺旋の動きなんですね。

もちろん、私の大好きな波も螺旋形です ^^;

そんな、螺旋を私たちはデザインとして欲しています。
それは、人類の本能にある『原始回帰』からかもしれません。
いや、きっとそうでしょう。
この原始回帰に基づいて、人は螺旋というデザインに酔いしれてしまうのでしょうね!

わかりやすい例えだと月が解りやすいと思います。
月は、ぱっとみた感じ二次元のサークルなのですが、実は三日月などは、壮大なる螺旋という三次元な世界なんですねっ。

話しが長くなってしまいましたが。。

なので、私は、自分の作製する作品は、必ずこの『螺旋』を意識してシェイプしています!
たとえばハートのシェイプにしても、必ず回転を入れてただ単なる曲面ではなく、三次元的な螺旋面にしています。

これが、自分のデザインのkeyです。

先日の T くんのアオウミガメの甲羅の圧着のように、今年最後の投稿に自分の key を、皆さんに提供できればと今日のポストとなりました。いかがでしたでしょうか。

この一年間、ほんとにありがとうございました!
honu もおかげさまで来年は10年目に入らせて頂きます。

新しい計画も着々と進んでいます。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします!



なんて、偉そうに書いていたら、ヒヨドリにしめ縄のミカンを食べられてしまいました。。。^^;
ははっ。。
ヒヨドリさん、えらそうでごめんなさい。




そして、今年はこの月桃にも助けられましたね。
お茶にして毎日頂きました。





パパイヤや八重のハイビスカス、つわんこやモンステラ。。。
いろんな植物の中でこの月桃も育ちました。
また来年もよろしくです。

それでは、今日も元気に営業です!
佳き大晦日をおすごしくださいねぇ~

mahaloha

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。