ほのろぐ

日々の暮らしや思いなど

島唄

2005-05-21 | Weblog

昨日の日記 「夢・音楽館」と書いていたものは

「音楽・夢くらぶ」の間違いでした 訂正しております

館はどっから出てきたんでしょう・・・ボケもたいがいにします。。。


「島唄」

この大好きな曲と出会ったのは もう10年以上も前だけど

この曲に込められた意味を知ったのは ほんの4年前


ウージの森であなたと出会い  ウージの下で千代にさよなら
(さとうきび畑で出会ったあなた 防空壕の中で永遠のお別れ)


4年前 夫と沖縄に行った 郷土料理を出す小さな店に入り

ゴーヤの苦味にしびれていた時  おじいさんが話しかけて来た

あまりの方言の強さに さっぱり意味が解らず 笑顔で固まった

見かねたお店の方に通訳をしてもらい おじいさんと話しをした

おじいさんはとても陽気 話すときも 三線を弾きながら唄うときも

「楽しそうに唄いますね」たぶんそんな事をわたしは言ったと思う


「楽しいよー とても楽しい 昔に比べれば今は天国」とおじいさんは答えた


暗い防空壕の中で 泣きやまない我が子を胸に押し当て殺した後
泣きながら 光の射す方へ走って行った近所の人

「お国の為に死ねるのは嬉しい」と震えながら自分自身に言い聞かせた兄

学校に行くと 友達の机に次々と花が飾られる

そんな光景を見てきた自分にとって 今は天国と教えてくれた

夫と二人 泣かないように 目の前にあるゴーヤをガブガブ食べた

島唄の歌詞の意味も その時教えてもらった


「ひめゆり平和記念資料館」で 当時ひめゆり学徒隊だった

一人のおばあさんと出会い 宮沢和史は 島唄を作ったそうだ


見方であり 守ってくれるはずの日本兵から
砲弾の雨の中へ 追い出された仲間のこと

手榴弾をみんなで囲み 集団自決をした仲間のこと


「おばあさんに聞いてもらいたい」と島唄は生まれた 


沖縄音階? 琉球音階だっただろうか その音階を用い作られた島唄

ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら


ひめゆり学徒隊への想いから 

「どうしても このフレーズだけは 沖縄音階では作れなかった」

テレビでMIYAがそう言った時 あの時食べたゴーヤの味を思い出した


おじいさん元気かなー  笑顔で三線弾いてるのかなー  

平和だったら いつの日にか会えるはず 

平和を願う仲間が もう一人増えましたって 息子を連れて

行きたいなー 沖縄に