家庭教師 社会人と学生?

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家庭教師　社会人と学生?

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前回は

「年齢の近い学生の家庭教師は親しみやすいが、なれ合いを生んでしまい
教師と生徒の関係ではなく、友達同士の関係になってしまう。」

というところまで書きました。




今回は指導経験の少なさからおよぼされる悪影響について書きます。


アルバイト感覚の学生さんは論外ですが、
担当している生徒さんの成績を上げたいというまじめな学生教師や
まだ指導経験の少ない教師が陥りやすいのが

「教える側の独りよがり」です。


情熱をもって真摯に取り組むことは良いのです。

しかし、それが教える側の独りよがりにつながってしまい、

「やらなくてもいいことまで時間を割いて結局何も身についていない。」

これが一番まずいのです。




生徒が自分と同じ学力レベルであればうまくいくのかもしれません。

現役の東大生が、東大志望の生徒さんに教えるのであれば、
自分の感覚や自分の勉強方法で進めていけばうまくいくかもしれません。

しかし、平均点くらいの生徒さんにも同じことをやってもらっても効果はありませんよね？




つまり、生徒さんの学力に応じて

「この目標のためにはいつまでに最低限これを教えなければならない。」という判断

をしなければならいのですが、これには経験がモノを言います。
「これはやらなくてもいい」と切り捨てるわけですから難しいです。



生徒さんと会って話をして、ノートやテストをみせてもらうだけでその判断ができなければ、
その後は無駄な時間が多くなってしまいます。
指導経験が少なく情熱的な人ほど、やらなくてもいいところに時間を捨ててしまうのです。

「全部教えなきゃ気が済まない。」
「自分はここまでやった。」

これが教える側の独りよがりです。





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