新潟で家庭教師をしています。
「古文が苦手で・・・全然分かりません」
中3受験生を担当すると必ずと言っていいほど寄せられるこのお悩み。
何故、受験生は古文が苦手なんでしょうか?
とある教科書を例にとりますと中学では1年生で「源氏物語」、2年生で「枕草子」、3年生で「徒然草」を勉強します。
授業では現代仮名遣いの表記や代表的な古語、作品の内容などを習うのですが三年間で扱われる作品数はたったこれだけなのです。
そして実は・・・多くの受験生が十分な練習を積まないまま、このたった三作品で得られた知識だけをもとに実力テストや受験問題を解いていくことになるのです。
思い返してみてください。2年生までの間に学校で習った作品以外で古文を読む機会、ありましたか?自学で古文の読解練習をしてきましたか?
おそらく大多数のお子さんが「いいえ」でしょう。
国語の中で影の薄かった古文が3年生になり突如として30点近い得点配分で実力テストや入試で出題されるのですから、戸惑ったり分からないのも無理はないのかもしれません。
ここで実際の過去の新潟県公立高校入試の配点と全体の正解率を見てみましょう。
H27 30点 36.2%
H26 31点 29.2%
H25 32点 28.1%
H24 30点 39.0%
H23 30点 48.2%
正解率の低さに驚かれたのでは?これが「古文の理解力」の現実です。
<ではどうしたらいいの?>
古文の問題が解けない理由は、「圧倒的な練習不足」これに尽きます。
ではとにかく問題をこなせばいいのか?
たくさん作品を読めば上手になる?
そうですね、確かに経験を積めば読解力は上がるでしょう。
しかし実際に生徒さんと接すると、苦手意識が先立ってなかなか積極的に取り組めないお子さんが多いことが分かります。
苦手だという自覚はあるけれど・・・その克服のための対策はしていない、やり方が分からないと言ってそのままになっているケースが多いんですね。
次回はそういった古文が苦手なお子さんへの家庭教師の取り組みをご紹介します。
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