。。ぽぽしゃんの夢見るDonko列車。。

大好きをゆったりまったり楽しんで
のんびりのほほ~んと語っていきたいなぁ~

誰のために咲いたの・・それはあなたのためよ

2023年07月11日 | お座敷列車

 

これは、昨年まだ気丈だった母が咲かせた^^ひまわりの花です。翌年に迎える自分自身の米寿祝いのため毎日楽しそうにコツコツと100本以上も作り続けていました。

そのうちの88本は母が信仰続けた神社へ奉納し健康祈願を願っていただいた。晴れて今年迎える誕生日には米寿の祝詞も宮司さんにあげていただくお約束になっていたのですが・・・

まぁ仕方がないことだけど、神様の御前に自分の花を咲かせることが叶ったのですから母としてはもぅ本望だったかもしれないですね・・^^;

 

この手作りの花は、芋が平の蓮如さんをお参り以前から作り続けていたもので、春を待ちながらカーネションを作り、夏が近づくとこうしてひまわりを嬉しそうに知り合いにあげていたものです。

 


そんな母の姿を眺めていたこともあって、私も真似っこして手作り花をいっぱい咲かせた時期もあったんだよなぁ^^;;;

タンポポに始まり、いや一番最初は百合だったか^^; そして、チューリップや桜も^^v 難解な深紅の薔薇の花束までも挑戦したっけなぁ~~。思えばもう、昔むかしのおとぎ話だからもぅ色褪せちゃったかぁ・・。

何言ってんだかね、しんみり自分の思い出に浸ってる場合ではないね^^;母の思い出話に戻ります。

 

 

そんな元気なひまわりの花を愛すと共に、その花が放つ黄色のパワーも好んだ母。父の葬儀を眺めながら母の祭壇には黄色を彩ってあげたかったし一面のひまわりを咲かせてみたい^^そんな夢を思い描いていた。

母が亡くなって、そんなことを葬儀の打ち合わせでふと呟いてもみたけど芸能人じゃあるまいし、馬鹿だなぁ~と思ってもみたんですが・・。

しかし、通夜の席で見上げた祭壇には胸が熱くなってしまう光景が目の前に広がっていました。

 

そこには^^母の遺影を取り巻くようにして咲いた9本のひまわり。たったそれだけのことなのに涙が込みあげた。そして、更にその傍らには母の観音様がすっくと見守るよう寄り添っていたのです。(母が若い時に刺し描いた文化刺繍画です)

母を偲ぶメモリアルスペースの片隅で一目みてもらえるたらいいと思っていたのですが、思いもしなかったこの御厚意に母もきっと驚きながらも喜んだことと思います。最後はその観音様と共に天に昇っていきました。

 

思い出の映像は、大好きだった美空ひばりさんの「川の流れのように」が奏でられる中、晩年の母が歩んだ道のりを写真で偲んでもらった。

母は何年も前から終活をするような始末家で、昔の写真なんてもういらないと勢いに任せアルバム全てを焼却してしまったぐらいです。それも父のまで処分。

父の葬儀の時には写真が無くてアタフタ。しかし、父もそんな母の気性知ってか難を逃れた数枚の写真が机の奥にしまってあったんだけねぇ~^^;(笑)

母もしかりで、20年通い詰めた蓮如さんとの思い出だけは捨てきれなかったのか、部屋のあちこちに張り巡らしてありました。ほやけど、これがなかなか上手く剝がれなくって、 ったく~^^;;;

 

そんな思い出の写真をひとり徹夜でコメント考えながら編集したんだけど、それが映像となって流れた時の感動は言葉では言い現わせないほどの喜びでした^^

上映後、通夜の儀を締めくくる司会の方の温かい言葉が会場内に木霊した。私はその言葉に心が癒され、徹夜のあの夜が報われたようで涙で感動してしまいました。

それは在り来たりに並べられた言葉ではなかったように思います。ちゃんと写真の母を観て下さって考え出された追悼の言葉だったから。なんでそんな奥深いところまで母を理解してくださったのか、互いに首をかしげながら母の遺影と話をしてしました^^;;;

 

その素晴らしい冒頭部分だけでも少し・・


『 人は皆、人生という名の旅をする。希望という杖を持ち、志という松明をかかげ、
夢という衣をまとい、理想という花園へ向かって黙々と歩んでいく。
涙という落とし物をしながら・・・』

 

今回、司会を務め親族にも懇意に係わって下さった方は、打ち合わせの初対面時からご自身のことをお話くださったこともあって、こちらも自ずと気持ちが引き込まれてしまうようなスタッフさんだったのです。

出身は、愛知県の犬山城下・・。 

えっ^^? 犬!!!(うそォー! ホント? )変なとこに反応してしまう私ですが、、、

もう、それからはタイフーン並みに頭の中はある妄想癖が渦巻いてしまった(爆)。まぁ、この話の流れは分かる人だけの御伽噺になってしまいますが、こじつけにしても偶然過ぎる笑い話なのですもの^^;;; 

 

 

 

さて、通夜の儀の感動が大きかったこともあり、当然ながら葬儀にはどんな言葉で送って下さるのか自ずと期待が大きく膨らんでしまいました^^;

すると、静かに流れてきたメロディー が、、ナント!!!『ローズ 』・・@@;

 

 

んっ^^この曲は! なんで今ここでローズ・・? 誰が伝えた?  主人だって知らんはずやし、、なんでセレモニーのスタッフさんが知ってる??? まさか、母からのプレゼントか? いやいや母もそんなもん知らんし~。 えっ、ほんなら、もしかせんでも天の神様からなのぉ~^^?(バカ)

まさか、葬儀の席でこの曲を聴くとは露とも思わず、何でいま流れるの^^なんでや~と訳のワカラン妄想をグルグルぐるぐる駆けめぐらせていた@@;;; おかげで、流調な司会のご挨拶の文句が全く頭に入って来なかったのでした m(__)m

きっと、胸を打つ言葉よりも『The Rose 』の歌に込められた愛の力を信じて欲しかったのかもしれませんね。司会のあの方にとっても思い出の一曲だったのでしょうか・・・。

そうそう、火葬場へ向かう霊柩車の中にも聞き覚えある思い出の『山河』が小さく静かに流れていた。母を見送るのに打ってつけのいい選曲だと思うと、主人との会話をやめてしみじみ聞き入ってしまった・・。

 

 

 

11日きょうは母の35日です。満中陰の法要は日曜日の9日に身内だけで執り行った。

晴れ男の父の時は桜が満開でいいお天気だった。どうやら母は雨女だったのか^^;どしゃ降りが続き心配だった納骨でしたが、なんとか雨の合間を見て納めることができました。やっとこれで一安心です。

 

ありがとう。本当にありがとう。二人でゆったりいした永い休息を楽しんでください。

 

さあ^^母の世話が終わったら、今度は秋から孫のオムツ替えが始まります~♪ 

昨年、嫁にいった下の娘がもうすぐ可愛い女の子を生んでくれるんだそうな^^ 私達にとっては三人めの孫となる。無事に顔をみせてくれるその時を今から楽しみに待ちたいと思います^^v

ありがとう^^ありがとう。本当にありがとう。。。

 

 


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