OSK日本歌劇団 グランドレビュー 秋のおどり
『 落ち葉のシンフォニー ~味真野恋唄伝説~ 』 / たけふ菊人形(2000.10.3~11.10)
ぽぽしゃんの大好きなOSKの舞台からほんのちょっとだけね~♪
2000年の武生公演(たけふ菊人形大劇場)のお芝居全容です。
ご覧になった方^^いらっしゃいますか~?
舞台の雰囲気だけでも楽しんでいただけたら幸いです。では、どうぞお楽しみください。。。
「落ち葉のシンフォニー ~味真野恋唄伝説~」
中臣宅守(なかとみのやかもり) 初瀬みき
帝 桜花 昇
妻・狭野弟上娘子さののおとがみのおとめ 北原沙織
味真野上司 (いけにし) 高世麻央
姉 (たまつ) 大咲せり花
都の宮廷 秋の紅葉の宴~
帝の妻を見つめ思いを募らせる宅守。
おとめも宅守のことを・・・帝の妻としては叶わぬ恋なのだが・・
知ってか知らずや帝は、宴に宅守を呼び寄せ歌を望む。
目の前に居ながら言葉をかけられぬ宅守とおとめ・・
宅守おとめを見つめて、切々と叶わぬ恋ゆえにつのる思いを歌に込める。
宴が終わって暗闇の中~
二人の密会は、無情にも夜明けが近づき別れの時が・・
「いっしょに逃げましょう・・ 」
「それではあなたの身に危険が・・」
「宅守、恋に狂いました・・」
しかし、帝の重臣に見つかり二人は帝の前に突き立てられる。
帝の御前~
「世はそなたを誠の友と思っていた、帝ではなく一人の人間として・・
宅守、越前味真野に流罪を申しつける・・」
「おとめは宅守様なしでは生きていけません死罪を・・」
「おとめは私のものだ、その命つきるまで・・」
味真野 秋の実りの祭~
一年の月日が過ぎる。
宅守は流人の身でありながら、
この地を納める上司の姉弟に何かとよくしてもらっていた。
悲しくも引き離された二人だったが、
この上司の計らいで密かに都のおとめと恋文が交わされていた。
離れていてもお互いの思いは変わらなかったのである。
密かに宅守を思う姉たまつは、それを見て胸に苦しみを秘めていた。
都の宮廷~
「まだ思い切れぬか宅守のことを・・」
「私を宅守様の元に・・」
「何故に、身分は低いがおとめは私の妻だ・・」
「おとめは・・宅守様の妻にございます・・」
「なぜそちには世の心がわからぬ、これほど愛しているのに・・
狭野弟上娘子に死罪を申す・・」
味真野~
おとめの死罪が伝えられる。
♪ 恋に心ゆれる、恋に心ふるう
あなたの側にいたいと願うだけなの
この恋が哀れな憎しみに変わらぬうちに・・
♪ 呼べど帰らぬあなたの面影さえも消えて
一人口ずさむこの恋は
季節の終わりの落葉と共に・・
落葉の舞~
落葉が舞い散る中をおとめの姿を追い求めてさまよう宅守
たまつの宅守によせる恋心も舞い散る。
「宅守様・・」
「おとめ・・
あなたは行ってしまうのか・・
この宅守をひとり残して・・おとめ~~~っ」
~完~
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