保育園に入りたい!待機児童をなくそう~

新宿区の待機児童、保育園廃園問題、
について考える共同ブログです。
子供のための施設を共に考えましょう

【信濃町分園】8月3日(火) 保護者説明会

2010年07月22日 | 信濃町分園チーム
保護者説明会の開催についてやっと掲示がでました!

子ども家庭部保育課長
日時:8月3日(火)
 午後5時~6時
会場:分園 3才児室
議題:
・在籍園児の平成23年度転園にむけて
・その他
出欠は保育園までお知らせください。

★問い合わせ子ども家庭部保育課保育係
電話 03-5273-4525(直通)

だそうです。先週に保育課へ行って保護者説明会を開いてくれと頼んで来ましたが、それを受けての開催か?「2年の約束だったのだから、転園しろ」というのが保育課の話でした。 希望の保育園、入れるといいのですが現状厳しいですよね。どうするんだろう?

週末に大京町に新築マンションができるというチラシが入っていました。
入園希望するひとが、入園できるだけの受け皿整備...
「潜在する真のニーズを把握して設計」できる政策をできる区長、政党はどこ?
子どもを産んだあなたが悪いって言われているようで、悲しくなります。



記憶に響いた、園長先生のコメントを思い出します。

「日本は、制度に自分を合わせてしまう国民性だから変わらない。政策も、潜在する真のニーズを把握して設計していない。政策の決定過程、政治のあり方も問題なのかもしれない。スウェーデンは、保育制度を重視しない政治家は選挙で残れないそうだ。そういう感覚だから変わっていく。日本も、政治と若者の距離が縮まって、若い人たちの声が政治に吸い上げられていくといい」
(産経新聞Web版「イザ」の【静かな有事・特別編】【少子化連続インタビュー(6)】、
少子化政策について、日本総合研究所の池本美香主任研究員)

<戸三>事業者決定

2010年07月07日 | 戸山第3保育園

先日案内が配られ、

社会福祉法人 いるま保育会

が選定されたようです。

7月17日午前中、保護者向けに説明会が開催される予定です。


6・14陳情審議結果

2010年06月26日 | 戸山第3保育園

6/14福祉健康委員会の陳情審議について、ご報告します。傍聴しに行ったお母さんのメールを、許可を得て転記させていただきます。

_________________

戸三廃園見直しにからんだ陳情は、戸三保護者有志から・つくし保護者OB有志から・待機児童をなくそう会からの三つ出ていますが、いずれも継続審議という事になりました。

 民主、社会、共産党議員それぞれがとても頑張って下さり、いろいろな角度から本当にこんな統合民営化で大丈夫なのか、かなり突っ込んだやり取りが行われ、保育課長いつもの味気無い答弁では切り抜けられない場面も多々ありました。

限られた予算の中での待機児童解消策に関しても、戸三の運営費が年額2億5000万円に対して、例えば東五軒町分園は土地取得だけで3億4500万円かかっていて、これにうわものと運営費がのっかると御いくら?という具合です。

また至誠会や原町の例からも新園にはポイントの高い子が全区から集まってしまうので、地域の園をセットでつぶして本当に大丈夫なのか?については答弁が矛盾だらけ、認可園と認証保育園の基準の違いについても資料を探しながら、なかなか応えられない御粗末でした。

自民は相変わらずお腹の中を見せず保護者との懇談を…に終始し、公明は跡地計画を明らかにして高齢化対策を…という調子。

また新園のプレゼンにも話しが及び、三法人が示した定員は結局は、131・137・139人だったそうで当たり前といえば当たり前ですが、区が考えていた程には民間委託でも大きくはならず、待機児童解消にもならない、ただの統合民営化?という結果になりそうです。。。。

________________

なぜ、廃園する必要があるのでしょうか?

ろくに説明できず、区民の納得を得られない政策を推し進めていいのでしょうか?


 


はじめまして。新宿第二保育園おひさまを守る会です。

2010年06月20日 | おひさまをまもる会
 はじめて参加させていただきます。よろしくお願いいたします。

待機児童をなくそう会さんと知り合ったのは、ちょうど1年前、保育園の東隣地にオリックス不動産が危険な高層マンションを計画し、子どもたちの健やかな保育環境と健康、命の安全を守るために保護者で会を結成し、活動を始めた頃でした。
 当初は、周囲から「やっても無駄、どうせ建っちゃう、子どもは見殺しだよ。」とまで言われ、不安な気持ちでいっぱいでしたが、何もないところから始めた待機児童をなくそう会さんの存在と「一人 一人の声は小さいけれど、みんなが集まれば大きな声になる」という言葉に励まされて活動してきました。
 オリックス不動産の高層マンション問題については現在も活動中ですが、今年4月、それに加えて保育園と斜めに接するヨドバシカメラが施主の東京厚生年金会館の解体工事の問題がおきました。
 東京厚生年金会館には発がん性物質のアスベストが含まれています。
業者のアスベストに関する説明が大きく変わり、後から後からアスベストが出てきます・・・。届出前にやってはいけない工事も違反してやっていました・・・。
 アスベストの問題だけでなく、化学物質を含む粉塵・振動・騒音が相当ひどいことが予想されるにもかかわらず、保育課からは現場保育の安全性の説明がありません。
 新宿第二保育園に入園を考えている方は、下記のHPとブログを参考に状況を確認ください。
 保護者が子どもたちを守るために新宿区と企業に「子どもに配慮してください。子どもを安心して預けられるようにしてください。」と必死になって働きかけています。ご理解、ご支援よろしくお願いいたします。

http://shinjukuohisama.at.webry.info/
http://blogs.yahoo.co.jp/ohisama10shinjukudainihoikuen/

「待機児童問題」のおおもと

2010年06月18日 | 信濃町分園チーム
待機児童問題について考え始めたのは私自身が待機状態になったからです。
もし、保育園にすんなり入れていたら考えなかったかもしれません。

考え始めたら、行政や他の園の問題と直面することになり、
希望、失望、努力、挫折などいろりろな事が自分の中で起こりました。

ようやく入園できて保育園とかかわりを持つことができて、一番強烈に思ったことは、
「人のつながりのあったかさ」です。子どもを沢山の大人で見守ることができる。
これは今でもかわらないですね。

戸山第3保育園、信濃町分園チーム、おひさまをまもる会、待機児童をなくそう会、
統廃合チーム(左メニュー順)・・・それぞれの立場で、種類の違う問題を抱えて、
考え、苦悩しながら行動していると思います。

ばらばらに見える活動や呼びかけは「待機児童問題」という「大波」から出た
「さざ波」です。

「大波」を生んでいるもっと大きな、うねりのような「おおもと」がある。

行政は、この「おおもと」をどう把握しているのだろう?
保護者は何を望んでいるんだろう?
子どもは何が幸せなんだろう?

思い、考えはいろいろあっていいと思います。
一つであることは実際ないですし。
だけど、「コレだけは外さないでいようよ。」というポイントはあるはず。

あるお母さんの言葉が心に残りました。
「単純に、小さい人たちを守り、幸せにすることを 優先できる社会がいい」

直面している問題は、複雑でからみあって、解けそうもないことばかりですが、
この言葉を聞いたとき、なぜか安心したんです。

コレは外してはいけない。と保育周りで私が思うこと。

小さな命を守り、安全であること。
人を信頼できること。愛することができること。
希望があること。

幸せの形も価値観次第で多種多様。
いろいろあっていい。
だけど、「コレだけは外さないで行こうね」という共感・共有は必要。
コレが行政と共有できたらきっと安心できる気がします。

行政と保護者の価値観のすり合わせ、たな卸しをしないと、
派生する問題は次々に起こり、問題はいつまでも平行線のまま苦しい状況が
お互いに続いていくのでしょう。

行政と保護者の価値観の足並みが同じ方向であることを祈りながら、
「小さなひとたち」の声が、「小さなひとたち」を守るべき大人たちに届きますように!

みなさんはどうお考えですか?




公開プレゼンご報告

2010年06月17日 | 戸山第3保育園
梅雨入りしたんだか明けたんだかわからない天候ですね。

医療センター内保育園事業応募者の公開プレゼンが先日行われました。プレゼンは3法人。

【幸会】資料はこちら

・原町みゆきを運営している社会福祉法人

【緑会】資料はこちら

・武蔵野市の西久保保育園(※1)を運営している社会福祉法人
(※ 1)http://academic2.plala.or.jp/nisiho/

【いるま保育会】資料はこちら

・狭山市のいるま保育園(※2)を運営している社会福祉法人
(※ 2)http://www.ans.co.jp/n/iruma/1.html

限られた時間の中で、それぞれ特色ある説明だったように思います。

つくしや戸3の先生、保護者をはじめ、傍聴者は約50名ほど?いらっしゃったように思いますが、皆さん真剣に聞き、アンケート記入されていらっしゃいました。

(本当は保護者など関係者を選定委員にいれてほしいのですが)

資料上からの感想でも結構です。傍聴者の素直な感想でも結構です。
是非、みなさんのコメントをお寄せ下さい!

事業者選定は、6月末~7月にかけて行われる予定です。



【信濃町分園】著名 2件 はじめました。

2010年06月14日 | 信濃町分園チーム
署名を始めました。

2本立てです。

7月に審査され、9月か10月に審議結果がでます。
まだ時間があります。
やれることを、精一杯やろうと思っています。

現在、分園保護者に署名用紙を手渡しています。
お近くに分園保護者がいたら、声をかけてください!
そしてご協力をお願いいたします。

署名は、区外の方でもOKです。署名用紙ダウンロードできます。

①【件名】新宿区立信濃町保育園分園の延長と対象年齢の引き上げに関する陳情
【要旨】「旧四谷第三小学校」に現在暫定的に開園されている信濃町保育園分園の廃園を見直し、現在のまま、運営していただけるようにお願い申し上げます。
↓↓↓署名用紙ダウンロードはこちら【6月30日締切】 提出先:新宿区役所5F 区議会受付↓↓↓

②【件名】四谷地区再開発計画の一部として解体を予定している「旧四谷第三小学校」の施設活用の見直しに関する陳情
【要旨】四谷地区再開発計画の一部として解体を予定している「旧四谷第三小学校」の施設活用を見直して、有効活用してください。
↓↓↓署名用紙ダウンロードはこちら【6月30日締切】 提出先:新宿区役所5F 区議会受付↓↓↓

なぜ2本立てにしたかというと...
分園の継続をお願いしても、保育課の説明では、「再開発がらみだから、保育課は何もいえない」との立場を繰り返し説明され、進展が見られず。
なので、
再開発の見直しも陳情しました。こちらは、保育課ではなく、都市計画課かどこかで審議されるはずです。

分園は問題が絡み合い、現状を把握するだけでも大変です。
この2つの陳情の背景と思いを少し書きます。

明らかに、足りない...保育園
新宿区のHPに保育園申込者数がアップされていました。
5月14日付けで、申込者数は354名。
http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000067170.pdf

対して、「認可保育園等の空き状況(平成22年6月1日現在)」
http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000067462.pdf

保育園を廃園している場合ではないと思いませんか?
信濃町保育園分園だけではありません。戸山第三保育園も廃園予定です。
また、信濃町保育園分園は、廃園後の、優先枠なしと説明されています。

大京町の保育園(新設される)を希望すれば、優先的に入れるいう情報も、確認の電話を入れた保護者の話では、どうも怪しいらしい。(フォローお願い!します!)

「旧四谷第三小学校」は平成15年に耐震工事を済ませた、キャパシティのある建物です。
しかし、平成24年度(来年4月以降)に再開発事業のために取り壊されます。


この建物、頻繁に登場しますが、緊急待機児童対策として施設の1F、2Fを改修して、
信濃町保育園分園は昨年4月からOPENしています。

だから、建物の今後の行く末は、分園の存続とイコールなのです。

各階の使用状況・・・・
・1F 信濃町保育園分園 (定員0、1、2、3歳のみ 定員70名) 来年3月に廃園。
・2F 四谷保育園(仮園舎6末~12月)(定員81名)たった半年利用で空き空間となる。
・3F 四谷保健センター(仮移転6/21~)
・4F、5F 物置(高田馬場第一保育園の廃園によるいろんなもの)

今月、6月末に 四谷保育園(定員81名)を丸ごとひとつ受け入れます。
そして、この子供たちがこちらにいる間、四谷保育園は+70名の受け入れ態勢を作るべく拡充工事が行われます。12月までに四谷保育園の拡充工事が終わり、四谷保育園の子供たちはもとの場所へと帰って行きます。
6月から12月まで。四谷保育園の仮園舎として、たった6カ月しか使用しないということです。この仮園舎づくりは5ヶ月ぐらいかかり、現在終了しています。

個人的な思い。
自分たちがの子どもが就学前まで入園できているから、関係ないと思う方も居るのは確かですし、否定はしません。

だけど、私は1歳児クラスを希望して、保育園に入れなかった1年を経験してきました。
すごくしんどかった。

倍率30~60近い、四谷子ども園の一時保育枠欲しさに、月に一回くじ引き。
くじに当たったとしても最高7日間の保育日です。
仕事の予定は前月のくじ引き次第でしか入れられず、先の予定の立てられない不安な生活。

もう、あの不安な日々に戻りたくありません。
同じような思いをしている保護者や子どもが「入園可」の家庭の後ろには沢山います。

保育園に入れてよかったことは、不安が少し減ったこと(3月までは居られますから)。
子どもが集団生活の中で輝いている姿を見れたこと。
先生方、保護者の方と接することができて、自分に心の余裕が持てるようになったこと。
心の余裕があると、子どもの気持ちを受け止めるスペースが増えた気がします。

話がそれましたが・・・・

ご賛同いただける方、ぜひともご協力をよろしくお願いいたします。

また、ご意見、コメント、よろしくお願いいたします。

公開プレゼンテーション

2010年06月11日 | 戸山第3保育園
(仮)医療センター内保育園の事業者選定で、重要なステップが明日行われます。是非、多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

日 時 6月12日(土) 午前9時30分より12時(予定)
場所 新宿区役所本庁舎5階 大会議室

区民を対象としたプレゼンテーションです。
つくしと戸山第3保育園の在園児関係者だけでなく、
OBOG、地域のかた、他園通園者、誰でも、
大切な子どもたちに良い保育環境を整えたい
と願っているかた皆さん、大歓迎です。

プレゼンは5法人より行われます。
保育理念、保育指針、等が話される予定で、
傍聴者はアンケート記入ができます。
審査員が参考にされるそうです。
自由記入欄があるそうなので、書きたいだけ意見できます。

量が多すぎて、あらかじめ要望したいことをまとめて印刷しておき、
ホチキスでとめちゃお!と考えているお母さんもいるようです(笑)

大変重要なイベントですので、区民の「正しい目」でプレゼンを聞きたいと思います。

詳しくはこちら
http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000067180.pdf


やはり、黙っていてはいけない

2010年05月23日 | 戸山第3保育園
あるお母さんの、ある新聞社への投稿です。
許可を得て転記させていただきます。

(略)・・・今、私の子どもが通っている保育園は、新宿区立戸山第三保育園です。
 先日、区のほうから、全く一方的に、2年後の廃園を通達されました。
 理由は、すぐ近くの大規模病院(国立国際医療センター)に併設する形で、私立認可保育園が新たに設立されるから、というものです。
 現在戸山第三保育園に通園の児は優先的に新しい保育園に通園を認められるので、我が子に大きな弊害はない、とはいえ、慣れた園舎や親しい先生方と別れなければならないことを考えると、心配や不安がないわけではありません。

 ただ、どうしても腑に落ちないのは、どうして戸山第三保育園を廃園しなくてはならないのか、ということです。
 区の説明では、新しくできる保育園は、戸山第三保育園の定員を20人ほど上回る規模であること、また、この地区には保育園が(認可のみでも)他にも五箇所あり、地域的なバランスを考慮すると、新しい保育園を作るならその分削らなくては、というお話です。

 新宿区は、世田谷区や江東区のような「都内激戦区」に比べると、待機児童数はまだ少なめです。でも、公開されている資料を見ると、やはり三桁の待機児童が現に存在します。
 景気が今後も期待できない以上、保育園入園者は増えることがあっても減ることはまず考えにくい状況です。
 戸山第三保育園をそのまま残しても、待機児童はゼロにはなりません。わざわざつぶす必要があるのか、素人ながらおかしいなあと思うのです。

 新しい保育園が私立認可保育園なので、当然区からの財政援助があります。戸山第三保育園をそのままにしておくと新しい保育園の分の財政支出がふえるから、という理屈もあるかもしれません。財政破綻している自治体ならばそれも仕方がないかもしれません。しかし、新宿区は、決して貧しい行政区ではありません。現に、この冬の新型インフルエンザワクチンの接種費用は全額区が出してくれました。私の知る限り、墨田区は一回1500円の自己負担(2000円が補助)、江東区は一回千円(補助は2500円)でした。貧しい自治体にできることではないでしょう。
 
 地域的に保育園が多い、というのは、確かにそうです。
 元々この地域は、巨大な公営団地である戸山団地があり、40年前には団地に子どもたちがあふれかえっていて、その受け皿として戸山第一・第二・第三保育園(各々定員100~120人)があります。近在の東京女子医大に私立認可保育園、もう一箇所、個人の開業医院に付属の形で私立認可保育園があります。確かに地域的に集まっています。 
 ただ、ここは都内でも有数の交通至便の地域です。東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線、都営新線にアクセスでき、都バスを使えば飯田橋、九段下、総武線大久保駅、JR高田馬場駅にアクセスできます。
 地域住民数を分母にすると確かに偏在しているように見えますが、ここを通過して通勤する人を考慮すると、そうでもないのではないかとおもえるのです。
 
 また、ここには、区立戸山公園という、古くからある広い公園があります。公園といってもその大半は雑木林と小さな山でできていて、車も通らず、保育園児たちの絶好の遊び場所になっています。
 娘は一歳児クラスの頃から、ようやく歩けるようになった頃から、坂道を時に手足を使って上り下りするようなハードなお散歩をたくさんしています。大人でも「よいしょよいしょ」と掛け声をかけたくなるような上り坂、階段もないような土と岩の上り坂を「がけのぼり」と称してわっせわっせと上っています。
 冬は霜柱をふみ、春は桜吹雪、秋には落ち葉に埋まりあいっこをして、枯れ木を自分たちで集めて芋煮会の焚き火を用意する、そんな、申し訳ないようなすばらしい保育環境です。
 園庭は土でできていて、子供たちには十分な広さのプールもあります。お天気がよければ毎日でも外遊びが可能です。すべての部屋が園庭に面していて、お日様と風が十分に入ります。40年ほど前の建物ですが、内装はきれいですし、広々としています。2歳以上になると、食事の部屋と午睡の部屋を別に取ることができます。
 戸山第三保育園の保育環境は、勝手な推測ですが、都内の保育園の平均以上ではないかと思っています。
 私は墨田区の病院に勤めていますが、正直なところ、自分の娘の保育園の様子を同僚の医師や看護師たちに言うことができません。彼女らの語る様々な保育環境は、胸の痛くなるようなものが多く、もしも今娘がそういうところに通うことになったなら、ストレスでおかしくなるだろう、そう思わざるを得ません。

 素人の勝手な推測ですが、保育園を、行政区単位で考えるから、こういうつじつま合わせのような廃園もあるのではないかと思います。
 区の認可保育園では、その行政区に在住もしくは在勤していることが第一の条件です。その二つがなければ、順位は相当下位になり、事実上無理に近い。
 新宿区が、新宿区のことだけを考えて物事を決めるのならば、まあ、非難されるほどの待機児童もないわけだし…ということで、新しいところができるから一つ廃園、ということもできるかもしれません。
 しかし、東京の行政区の境界ラインと、住んでいる住民の実感は、かなり程遠い。
 事実、私たちの娘も、文京区の保育園のほうが近いので、入園を希望しかけたこともあります。
 新宿区住民でも、中野区や豊島区の保育園のほうが近くで楽な人もいます。逆もあります。
 
 新しい保育園ができるのは、とてもよいことだと思います。昔からある小規模な保育園が、長年陳情と運動を重ねてこぎつけた成果であり、本当に良かったと思っています。
 ただ、新しくできる保育園は、本当に交通至便な場所にできます。
 新宿区に在住・在勤でなくても、通園が十分に可能なのです。
 例えば、中野区在住の人が、総武線大久保駅で途中下車し、都バスに乗って国立国際医療センター前で下車、ここで子どもを保育園に預け、その後都バスで九段下に出る、または都営大江戸線であちこちに出る、ということが十分にできます。中野区在住・千代田区在勤でも、この保育園はとても便利です。
 大江戸線若松河田駅で途中下車して保育園に、なら、豊島区、練馬区、中野区、千代田区、台東区、港区などなど、様々な区の在住・在勤の人が、この保育園を利用できます。
 自家用車を持っている人ならもちろん言うまでもありません。
 電動自転車であれば、新宿区境界に近い豊島区・文京区在住の人が、保育園で子どもを預け、若松河田駅の自転車置き場に自転車を預けて千代田区や台東区その他あちこちに通勤することも十分に可能です。
 その観点からすると、新しい保育園が、定員割れになることは、ないのではないかと、思うのです。

 私は保育園児の保護者の一人に過ぎず、行政その他に関しては全くの素人です。ただ、素人がどう考えても、今優良な環境で順調に運営されている戸山第三保育園を廃園しなければならない、納得の行く理由が、どうしても見つからないのです。
 
 今回、新聞に投稿するという、不慣れなことをしているのは、我が子の通う園が閉園されるのを防ぎたいとか、そういういわば「実利」を求めてのことではありません。保育園に入りたくても入れないかもしれない、入りたいと切望しているけれどもどうなるかわからない、その焦りと苦しさ、不安、そして何より、「入れればいいというものではない、できれば納得の行く、良い環境に我が子をゆだねたい」という、親として当然の願い、ごくささやかな願いが、かなわないのではないかと言う苦しさを、自分のこととして痛いほどわかるからなのです。
 良い環境の保育園をできるだけ増やしてほしい、多くの人々が願ってるこの時代に、正当な理由がどうしても思い当たらないのに良い環境の保育園が廃園になる、そんなことが続けば、働く親たちの願いは決してかなわないし、多くの子どもたちが不十分な幼年時代を強いられる。それを思うと、やはり、黙っていてはいけないと思ったのです。
 

おひさまを守る会がブログに参加します!

2010年05月21日 | 待機児童をなくそう会
6月12日「子育てシンポジウム」を高田馬場で開催します。



「今、子どもの保育現場で、何が起きているか?」
「保育環境の危機について保育現場、保護者、子どもの環境で生の声が集まります。」




コーディネータに「加藤久忠先生

(東京自治問題研究所研究員、最高裁で市が敗訴した「横浜市保育園民営化訴訟」に関するシンポジウムのコーディネータ)」を迎えます。



・ 「子ども園」化で起こっている、職員の重労働と子どもの心理。
・ 行政が目指す保育環境の行く末に待っているものは?
・ 不安な親と子どもが増える背景は?など



協賛団体:「保育園を考える親の会」、
新宿区職員労働組合・保育部会、
東京都教職員組合新宿支部、新宿区保育室無認可保育所連絡協議会、
新宿区保育園に係わる保護者たち有志、
つくし保育園の新築・認可をめざす会






皆さんの声を出し合いましょう!



ブログに保育園とのわずか50センチ横に建物が建設される危機があった「おひさまを守る会」が参加されます!
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