政局の中

しばらく太陽を見ない日が続いている気がします。
実際はそんなことないですかね？
少なくとも折りたたみ傘をカバンに入れない日はない梅雨らしい毎日に、
ちょっとジメジメとしています。

そんなジメジメ感が今一番強いのは、やっぱり国会の中ですかね。
ジメジメではなく、ブレブレではないか、と一国の首相は揶揄され、
党内すら（だから？）思うような人事も出来ず、
刻々と選挙に向けてのカウントダウンだけは続いている・・・
臓器移植などの重要法案はどうなるのか。
でも、重要法案だからといって、スイスイと流れて、
こんな混乱の中で、十分な審議も、報道もなされたとは思えない中で、
ヒトの死の定義が決められて良いのか、そんな気もしますが・・・
これもボクらの選択の責任と思うしかないんでしょうか。

そして、相変わらずの政治家のカネ問題。
次から次へと良く続きますよね。
故人献金とは、変換ミスではなく、秘書のミスとは、、、
何と言って良いのでしょうか。
鳩山代表は一定の説明責任は果たしたかもしれませんが、
その話の理解は難しいですよね。

しかし、その前の与謝野大臣の商品先物取引会社からの迂回献金問題は、もっと根が深いでしょう。
迂回ではなかったとしても、鵜飼いのように、カネを吸い上げる仕組みは、
少なくとも給与天引きを行うということで、企業が関与しているわけで、
民主党の小沢元代表と同じ、あるいは献金当時、一定の責任を持っていたとすれば、もっと疑惑は大きいわけで、
収賄ではなかった説明は、もっとキチンとしないといけないとボクは思います。

そんな中、紹介したいのは、ダイヤモンドオンラインの上杉隆さんの記事。
http://diamond.jp/series/uesugi/10084/

政治とカネの問題が、マスコミの既得権も巻き込んで、
複雑化している状況が良く分かります。

この上杉さんによれば、鳩山さんも小沢さんも、他の同様の問題を起こした政治家の誰よりも説明責任を果たしている、と。
その理由として、記者クラブだけではなく、フリーランス、雑誌記者、海外メディア等、すべてのメディアに会見を開放している点を特に評価されているわけですが、
ここはマスコミの既得権の崩壊を意味していますから、
その報道姿勢や内容に、ある程度、バイアスがかかってもおかしくないですよね。

いろいろな問題が絡んでいるであろうことを想像させます。

それにしても、小泉劇場から４年・・・
いろいろなカネの問題が出てきていましたよね。
すっかりバンソウコウ王子も過去の人になっていますが、
いろいろな献金問題・政治資金の使途不明金問題について、
説明責任のセの字も果たさないまま、
次の問題に上書きされているのが事実であって。。。

「説明責任を果たせ」と言う以上は、
追求責任も果たしていただきたいと思う梅雨の夜でした。