考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

みずほ銀行も応援する

2011-03-21 23:22:25 | 徒然なるままに

震災関連の大きなニュースが続く中で、国際的にはリビアの情勢が大きく動き始めていますが、国内の経済にもいろいろな動きがあります。その中でも、先日も書きました(みずほ銀行のシステムトラブル:考える葦のブログ)が、みずほ銀行のシステムトラブルは結構、多くの人に影響があるのではないでしょうか。

みずほ銀行、がんばれ

個人的にも、家族の生活口座は別ですが、自分のお小遣い?口座はみずほ銀行の口座でして・・・
社会人になって会社のつながりで当時の富士銀行に口座を開設して、以来、給与口座として・小遣い口座として長い付き合いになっています。
キャッシュカードにすら愛着があって、ICカードにも切り替えず、そろそろ磁気も擦り切れてしまうのではないか、という縁だったりするんですよね。

今回のトラブルは、はっきり言えば、とんでもないことで、責められるべきだと私も思います。
待ち時間も長い銀行の窓口にわざわざ並ぶ気にはなれず、この連休中は寂しい財布を何とかやりくりしたという状況でもあります。

一方で、起きてしまったことは仕方がない。覆水盆に返らず。

一部報道によると、今回のトラブルの原因は「振込みが集中して、処理が想定を超えた」のが発端で、その日の夜間の処理が滞っているにもかかわらず、翌日、通常通り業務を始めようとしたことが大混乱を呼んだようなんです。
その判断自体がどうかは後日、検証されるべきとは思いますが、悪意ではなく、善意であったと想像されますし、そもそも振込みが集中したのも、今回の震災関連の義援金の受付という話なんですよね。責めるだけでは、本質を見失う気がします。

今日のニュースを見る限りでは、何とか連休中のリカバリーで、最悪の状態は避けられそうですね。

産経新聞 3月21日(月)18時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000542-san-bus_all

みずほ銀行の西堀利(さとる)頭取は21日記者会見し、休止していた店舗内の現金自動預払機(ATM)を22日午前8時から再開することを明らかにした。
店舗内ATMの現金の入出金は朝からできるが、振り込みができるのは正午から午後3時まで。コンビニエンスストアの提携ATMは正午から使用可能となるが、店舗外ATMは終日休止するという。
みずほ銀によると、インターネットサービスのみずほダイレクトは正午から午後3時まで振り込みが可能。店頭窓口は午前9時から営業するが、午前中は振り込みなどの一部業務を取り扱わない。

ただし、日経新聞の昨日(2011.3.20)の社説には、『みずほはATM復旧 万全に』として、「みずほ銀は復旧を急ぐべきだが、万全なシステム回復を最優先する必要があり、見切り発車のATM再開でさらに混乱を広げるような事態は避けなければならない」と書かれています。

私も全く同意です。年度末を迎える大事な時期でもありますし、給与の集中度ではおそらく一番であろう25日も近づいている中で、今回のような善意?の前倒しの見切り発車は、さらなる大混乱を銀行だけではなく、多くの人、そして多くの会社に招きかねません。

だからこそ、私たちはみずほ銀行の自律的かつ全面的な万全の復旧を信じ待つしかない、
そう私は考えています。

おそらく、まだまだ多くの行員や関係者が今回の復旧に向けてがんばっていることと思います。
私はこうして届かぬ声を出すだけしかできませんが、応援しています。

最後に、みずほ銀行(←富士銀行←安田銀行)の安田善次郎はその著書「意志の力」で、こんなことを書かれています。

百里の道を十日で進むべきものが、多くの人は自惚根性と、焦り過ぎる事との為めに、最初の日に元気に任せて、十三里も十四里も歩くから、直ぐに途中で斃れてしまう。
世を渡るのもこれと少しも違った所はない。(中略)世間の多くの人が度々悲境に陥り悲運を招く主な原因の一つは、その人が事を当たるに、自分の力を計らず、事の順序を考えずに、殆ど闇雲に着手するより起る事で、つまり自ら招く禍に他ならぬのである。

くれぐれも、同じ失敗は繰り返さないようにお願いしたいところです。

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陰徳を積む―銀行王・安田善次郎伝
北 康利
新潮社

 


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