考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

個別の事案については答えを差し控えさせていただきます

2010-11-20 23:14:50 | 徒然なるままに

有言実行内閣・・・
公約だけではなく、言葉までも上滑りしていってしまっている気がします。

でも、某法務大臣の発言については、地元に帰って、ちょっとリップサービス、
もう少し想像すれば「大臣なんて、そんなに偉くないんだよ~」なんて照れ隠し、
くらいの感覚だったと思うんですけどね。
その発言のときの映像を見たり、今の民主党のおかれた状態からすると、
空気が読めない大臣であることは間違いないんでしょうが、責めるのはそこじゃない、
すっかり検察の問題も遠い過去になってしまいそうな、そんな嫌な流れを感じます。

内容が内容だけに、洒落にならないのも分かりますけど、
大新聞や大テレビ局がこぞって連日、話題にするような話なんでしょうか。
こんなので、国会を空転させる行為も「国会軽視」なんじゃないんですか?

まぁ、そもそも大臣の人選、論功行賞的な人事の腐臭が原因であることは、
想像に難くないので、なんとも言えませんけどね。。。

ついでに言えば、子ども手当て(や、その周辺の扶養や配偶者控除)の迷走や、
事業仕分けの無責任な事後対応の放置、止められない八ッ場ダム等々・・・

結果は、いろいろな判断で、どうなるかは分からないのは理解できます。
でも、議論の過程や考え方の説明など、ボクが民主党に期待したのは、
結果というよりも、そういう部分なんですよね。
まず有言実行してほしいのは、議論の余地の少ない法案や政策の成立や、
安易な妥協による現状維持ではなく、考え方(ビジョンや方針)や
出来ることと出来ないことについての、政治の説明責任を果たすこと。

結果が見え易いことをPRしたり、短期的な成果重視とするのは、
目標による管理の中でも、最低な目標設定だとボクは思います。
今だからこそ、難易度の高い、時間のかかる問題にじっくりと取り組んでほしい。

ボクらも、もっと本質的な問題について、興味を持つ必要があると思いますし、
もっと大きな動きを求めていく必要があると考えています。
「『個別の問題については答えを差し控える』などを覚えることで大臣ができると言った」ことを責めるのではなく、
「個別の問題については答えを差し控える」ことを続けている議員や内閣を問題視すべきなんだと思うんですよ。

とにかく、今の国会は国会で、出来ることをしっかりと議論して、合意できる法案は速やかに可決して、日本を一歩でも前に進めてほしい。
その点では、議員も国会も内閣も、ぜひ頑張ってほしい。応援しています。

残念ながら、次の選挙までは、ボクらも今の議員を応援するしかないのも、
今の日本の制度なんですしネ。

 

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