HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

天津 南京路98号建築

2022-05-29 | 天津を歩く
天津の旧英国租界、南京路を歩いていたときに見かけた3階建ての老建築です。
南京路、河北路、煙台路が交わる場所です。



左右対称で、正面玄関に3連の尖頭アーチのポーチが気品のあるゴシックの雰囲気をたたえています。

窓とアーチの間の壁面に施されたひし形の装飾がアクセントになっています。

歴史建築の指定は受けているようですが、これは何の建物だったのでしょうか。

調べてみると、1927年の竣工ということは分かりましたが、何だったのかは情報が出てきませんでした。
こんなに大型で目立つ場所にあるのに、不思議なことです。



現在は、天津市の衛生医学関係の学会や協会がたくさん入居しているようです。

医師協会、看護学会、輸血協会、薬学会、医薬学協会、中西医結合学会、予防医学会、健康管理学会、鍼灸学会、社区衛生協会、衛生経済学会...これらが全部ここに入っています。

ということは、英国租界時代も同じような衛生医療関係の用途だったのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする