三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

白峰三山縦走(2日目後編)農鳥岳と長い大門沢尾根

2011年04月13日 | 登山

日付 :2010年8月29日(日)
天気 :晴れ
コース:北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→大門沢小屋→奈良田














1日目

2日目前編

















さらに登る。












完全に夏の日差しだ!












間ノ岳の右側に北岳の頭が出てきた。










奇怪な形の岩場を過ぎれば、農鳥岳が見えてくる。

 

 

 

 



青空と雲が超美しい。

とりわけ雲は、秋仕様だった。

 

 

 

 

 

 


快適な稜線歩き。

 

 

 

 

 

 


西農鳥岳をバックに、斜めにトラバースする。

 

 

 

 

駆け抜ける男。

そんなことをするから・・・。

 

 

 

 

 




 マジくたびれるのです(苦笑)

 

 

 

 

 

 

農鳥岳の頂上が見えた。

圧倒的な迫力の富士山とともに。

 

 

 

 

 


農鳥岳に到着。

けっこうくたびれてはいたが、青空と心地よい秋風で、ハイテンションが持続(笑)

まだ行けそうだった。

 

 

 

 

 

 

赤くなっているイワベンケイと塩見岳。

 

 

 

 

 


農鳥岳から少し下ると、テントが張れそうな場所を発見。

ただし、指定地ではないので、あくまでもビパーグ用。

でも、いい場所だ~。

 

 

 

 

 


チングルマの綿花がキラキラ輝いている。

 

 

 

 

 


お昼休憩をとり、下山を開始する。

まだしばらく稜線歩きをすることができる。

できることなら、大門沢から下山するのではなく、まだまだ先まで行ってみたい。

 

 

 

 

 


アキノキリンソウ。

 

 

 

 

 


ガレた稜線を緩やかに下り、大門沢の降下点を目指す。

 

 

 

 

 


13時降下点に到着。

予定より1時間遅れ。

この先に行きたい衝動に駆られるが、明日はお仕事。

ここからは(転がらない程度に)突っ走るしかない。

 

 

 

 

 


途中こんな看板がいくつも出てくる。

ただいつも思うこと。

「え~っ、まだこれだけしか~?」

 

 

 

 

 


写真もほどほどに、グングン下っていく。

風もなくなり、猛烈な暑さがやってきた。

 

 

 

 

 


ミヤマトリカブト。

秋の花。

 

 

 

 

 


紫の花。

 

 

 

 

 


ひたすら樹林帯を下っていく。

日陰になったものの、風がなくなって、暑さが増していく。

 

 

 

 

 


大門沢小屋に到着。

数人が泊るようで、外で受付をしていた。

冷たい水をガブ飲みして、さらにたくさん補給をして、小屋を後にする。

 

 

 

 

 


頼りない木の橋を渡っていく。

高度感があって、落っこちたらと考えると、少々ビビる。

 

 

 

 

 


そんな場所をいくつか越えていかねばならない。

へばった足には、危険である。

 

 

 

 

 


長い長い急坂をひたすら降りる。

「そうだ。去年も思ったはずだ。ここは辛いんだと。」

毎度毎度のことではあるが、下山してしまうと辛かったことはすぐ忘れて、良い思い出ばかりが残っている。

いつもいつもだ(苦笑)

 

 

 

 

 


朦朧として、天を仰ぐ。

 

 

 

 

 


最後のほうは、もう惰性で降りている。

「まだかなぁ、まだかなぁ~」

そんなことばかり考えていた。

 

 

 

 

 


「おぉ~。貯水池!もう少しだ!」

そう思ったが、まだまだ先は長かった。

 

 

 

 

 


標高差では、ほとんど降り切ったと思われるのに、ここからが緩やかに登ったり降りたり・・・。

気持ちが折れそう。

 

 

 

 

 


いくつかの吊り橋を渡る。

 

 

 

 

 


下界に降りてくるとやはり、西日に照らされてモワっと蒸し暑かった。

 

 

 

 

 


林道ではほぼ、緊張の糸が切れており、ただ歩いているだけ。

 

 

 

 

 


16時35分、奈良田のゲートに到着。

汗びっしょりの私に、椅子に座ったバス会社の人か?、工事業者の人か?に声を掛けられる。

「あと15分もしたら、バスが来るよ。」

っふぅ~!

いいタイミングではあったが、なんとなく駐車場まで歩いて三山縦走のような気がしたため、

「歩きま~す。」とハイテンション気味に答えた。

 

 

 

 

 


しばらくして、甲府行きのバスが追い越していった。

 

 

 

 

 


17時、駐車場に到着。

今となれば、なんだかよくわからないバンザイポーズ。

それなりの達成感があったようだ。

なにより、天気に恵まれ、快適な稜線歩きが楽しめた。

ただ、今では、辛かったであろうことをよく覚えておらず、無謀にもまた歩きたいと思うのだった。

 

 

 

 

 

 

その後、甲府で食べたラーメンはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

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