馬油の石鹸

小さな集まりがあってでかけた。

私は、この蒸し暑さに少々うんざり、化粧するのもおっくうなので、
（そんなにりっぱな化粧では無いが）洗いっぱなしの顔で出かけた。

「良い物を持ってきてあげたの見て！」
いつも席が隣になる友人が差し出した物は、
「馬油の石鹸」（草原の香り）（写真参照）

彼女の話は続く
「ほら、この間雑草取りで虫に刺されたってこぼしていたでしょ」
そうそう、今も足首が少し腫れている。

「この石鹸は私も試したんだけど、バッチリ、
それに貴方は顔もかまわなすぎるから丁度良いと思って」

うわー、確かにそうだけど、相変わらずはっきり言うねえ！
時々はっきりし過ぎて、むっ、とすることもあるが、裏表の無い人。
なによりも、私より年上なのに、いつもすっきりして若若しい。

九州では、万能薬としてかなり重宝されているという。

さあて、わたしも少し彼女を見習うとしようか。

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