雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

恋人

2011年04月18日 | ポエム
 恋人


きみのセーターの
むねのふくらみが
哀しいくらい僕を慰める
そんな時
思いきりきみを抱きしめて
涙をひとつぶ
きみのやわらかい髪に
落としてみよう

(1975)





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