雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

歩む

2015年02月12日 | ポエム

 歩む


君はなんでも
速い方がいいと思っているね
僕もそうだったよ
君のように小さい頃
阿蘇谷を新幹線が走ることを
夢みていたもの
でも
速い方がいいわけじゃない
君の名前のように
歩かないと
わからないことがある
気がつかないことがある
便利になることが
進化じゃないんだね
(1996.4.2~2015.2.12)

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