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Greece Travelogues 童女のようにはしゃいだギリシャ旅行記 2/7

2010年01月02日 | 読書
2. アテネからカランバカへの道

・我々の専用バス(ベンツ)にガイドのマリアさんも乗り込んで、まずは昼食へ。
・アクロポリスの丘の南麓、松林ののぞめるところのタベルナ(食堂・レストラン)でギリシャ料理、ムスカ(薄くきったナスを拡げて並べ、その上にオリーブ油で炒めた挽肉を拡げ、ホワイトソースをかけオーブンで焼いたパイ状のディッシュ)と、ウーゾ(かなりきつい地酒、水を加えると白濁する)。田中老人と清水老人と4人同席。清水老人がウーゾの細身のグラス(ギリシャ衣装の男性ラインダンサー達の絵柄)をウェイターに所望。交渉成立、私もいただいた。
・一路、高速道路(日本風の隔離されたそれと違い、一般道路風)でギリシャ内陸部のカランバカへ向けて出立。辺りは日本の盛夏のよう、ただ湿気はまったくなし、風がビュウビュウ吹きまくっている。100キロ程度のスピードで350キロ走る。
・奇妙な風景だが、原野のようなところに建て掛けのコンクリートの基礎だけの家が無数に目に留まる。資金手当てがついたら、そのうち、次の作業に入る由。完成は何時のことだか、不明とのこと。
・ギリシャはエーゲ海の観光と、内陸部に入るとまったくの農業国。人口の60%がアテネに集中。目路の限り見渡せるフラットな畑にはまったく人影が見えない。
・丈の低い綿花畑かオリーブ畑(シルバー色の柳の葉のような樹齢2、300年がザラという高さ3メーターほどのごつごつした樹)が辺りの風景。やがて、山岳地帯に入り、樹木が絶え、草木が絶え、むき出しの岩山が辺りを領す。
・見渡す限りの荒れ山、目路の限りの荒地の「アッティカの平原」をバスは何ものかから逃げるようにひたすら走り続ける。
・夜半、ホテル:アントニアディス到着。メテオラの奇岩の下、満月、急な冷え込み。
・明け方、方々から「アッティカの雄鶏」の鳴き声で目を覚ます。
・子供たち3人に絵葉書を書き、ホテルに投函を依頼。10月15日に出したのが、帰国後の10月23日に着信。8日後のことだった。
・世界遺産メテオラをぞろぞろと見学。観光化されて使用できなくなった修道院跡、世俗化と精神の孤高ほど相容れないものはないだろう。民主主義は全てを凡俗に化す。
・和子は出店で何やら購入。店のおばさん(千葉は九十九里海岸の日焼けした漁師のおばさんという感じの人)と抱き合って記念写真! このころより、和子のテンション高まりつつ・・・・・・・
・我々、二人の大学の専攻は曲がりなりにも「西洋哲学」。各々の二十代の選択の根の国ギリシャに来て思うことは、あれから30年の時が経過して、子供を3人育て上げ(内、上の2人が哲学専攻、3番目が我が家の希望の星で経済専攻)、民間会社でまったく哲学離れした生活を送ってきて、何の因縁か、ギリシャ旅行!
・何でギリシャ? と、人に聞かれて、単なる観光旅行ではないと言ってもらちもない。人に伝えるべきことでもないのだから、黙っておくにこしたことはない。
・私にすれば、テーマを絞りきるのに40代を丸々使った仕事が『情緒の力業』に結集し、平成7年に出版できたことで一区切りついたこともあって<アディオス・フィロソフィ! >の総仕上げの旅行でもあった。
・バッテン、日本での垢に塗れた概念となってしまっている<哲学>にこそアディオスだが、本来の生まれたての原始<哲学>にこそまみえたいということか。

ベンツなんだねぇ。
ねえ、ねえ!
すごい青空にトロリーのケーブルが奇妙!
原野のストップ中の建造物。
小奇麗なホテルだこと。
奇岩上の僧院…どうやって登るのだろうか?
百年来の知己?

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