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【異文化交流クイズ】【3-5回答】龍吉が晩年、周囲の人間を驚かせることになった最後の行動とは?

2021-02-22 12:00:00 | クイズ
異文化交流クイズ、サードシーズン「異文化間に芽生えた愛情とすれ違い」第5回の問題は、龍吉が92歳になって突然取って周囲を驚かせた「ある行動」とは一体なんだったでしょう? という問題でした。
龍吉は生前、周囲の誰にもジニー・イーディーの名前を漏らしませんでした。龍吉の死の26年後、蔵書の間に隠されるようにあった手紙だけが、龍吉と彼女の繋がりを物語っています。
『貴方がイエス・キリストに心を捧げないことで何を失っているか知って下さればと思いました。私の愛しいリョウ、このことについて真剣に考えなければなりませんよ。それだけの価値のあることを私が保証しますわ』
と云うことで、今回の正解は・・・『カトリックの洗礼』でした。
信仰の道に入った龍吉は祈りと共に日々を過ごすようになり、人が変わったように穏やかになったと云います。そして昭和26年、龍吉は家族や村人に見守られながら、95年の長い生涯を閉じます。
龍吉の死後、遺族によってその金庫が再び開かれたものの、息子の吉雄が以前見つけた金髪の入った小箱は見あたらなかったそうです。ジニーの金髪は龍吉の死と共に、永遠に消え失せました。そしてその26年後、偶然に発見されたジニーとの間で交わした手紙は、現在北海道の男爵資料館で展示されています。
現在の我々的感性からすれば「龍吉は全てを投げ打ってでもジニーとの恋に生きるべきだった」という意見が大半を占めるのでしょう。
ですが、龍吉は最後の最後まで「侍」だったのかと。川田龍吉に関する物語を閉めるに相応しい一節を『葉隠』から引用します。
『恋の至極は忍恋と見立申候。逢ふてからは、恋のたけがひくし。一生忍びて思ひ死するこそ、恋の本意なれ。』
尚、今回の参考文献は「サムライに恋した英国娘-男爵いも、川田龍吉への恋文」(藤原書店)でした
「異文化間に芽生えた愛情とすれ違い」シリーズ後半は別の文献からの御紹介となります。


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