スウェーデンは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために部分封鎖令を導入することにした。今年上半期に経済への悪影響やプライバシー侵害などを懸念して、市民の自主的距離置きに依存する「集団免疫」政策を実施したスウェーデンさえ、抑えられない新型コロナの再拡大を遮断するために、自主防疫を放棄したという分析が出ている。
AP通信などによると、ステファン・ルェベン首相は11日の記者会見で、「20日から来年2月末までの三ヶ月間、午後10時以降の酒類販売を禁止する」とし、「すべての指標が間違った方向に進んでいる。今年春のような危険な状況に至ることもありうる」と、封鎖理由について明らかにした。酒類販売許可を受けた一部の店の営業時間は、毎日午後10時30分までに制限することにした。首都・ストックホルムなどでは、特別養護老人ホーム訪問も禁止される。
ルェベン首相は、「感染者が急増して、市民に会合を避けて距離を維持するように勧告令を出したが、よく守られていない。医療崩壊の危機に瀕している」とし、状況によっては大衆会合の制限など、より強力な対策を出すと発表した。
今年4月と5月に、欧州のほとんどの国が移動制限、商店の全面閉鎖などの強力な封鎖措置を取ったとき、スウェーデンは社会構成員の多くが感染して抗体ができて集団全体の免疫力を確保する「集団免疫」を選んだ。すでに今年6月当時、人口100万人当たりの死者が450人に達して、世界最高水準に高騰し、この方法は失敗したという批判が絶えなかった。集団免疫が成功するためには、抗体保有率が少なくとも50%以上を越えなければならないが、首都・ストックホルムでさえ抗体生成率が最大17%にとどまったという研究結果も出た。
国際統計サイト・ワールドオーメーターによると、12日現在、スウェーデンの累積感染者と死者はそれぞれ16万人と6000人を突破した。特に先月初めは500人前後だった1日の新規感染者が、今月に入って4000人に増加した。集中治療室の治療が必要な重症感染者も連日増加して、医療崩壊の懸念が高まっている。
他の欧州諸国の状況も良くない。BBCなどによると、英国の累積死者は5万人を突破した。米国、ブラジル、インド、メキシコに次ぐ世界5位だ。イタリア累積感染者も100万人を超えた。フランス、スペイン、ドイツなどでも、1日の新規感染者の増加傾向がなかなか止まらない。
金潤鍾 zozo@donga.com
AP通信などによると、ステファン・ルェベン首相は11日の記者会見で、「20日から来年2月末までの三ヶ月間、午後10時以降の酒類販売を禁止する」とし、「すべての指標が間違った方向に進んでいる。今年春のような危険な状況に至ることもありうる」と、封鎖理由について明らかにした。酒類販売許可を受けた一部の店の営業時間は、毎日午後10時30分までに制限することにした。首都・ストックホルムなどでは、特別養護老人ホーム訪問も禁止される。
ルェベン首相は、「感染者が急増して、市民に会合を避けて距離を維持するように勧告令を出したが、よく守られていない。医療崩壊の危機に瀕している」とし、状況によっては大衆会合の制限など、より強力な対策を出すと発表した。
今年4月と5月に、欧州のほとんどの国が移動制限、商店の全面閉鎖などの強力な封鎖措置を取ったとき、スウェーデンは社会構成員の多くが感染して抗体ができて集団全体の免疫力を確保する「集団免疫」を選んだ。すでに今年6月当時、人口100万人当たりの死者が450人に達して、世界最高水準に高騰し、この方法は失敗したという批判が絶えなかった。集団免疫が成功するためには、抗体保有率が少なくとも50%以上を越えなければならないが、首都・ストックホルムでさえ抗体生成率が最大17%にとどまったという研究結果も出た。
国際統計サイト・ワールドオーメーターによると、12日現在、スウェーデンの累積感染者と死者はそれぞれ16万人と6000人を突破した。特に先月初めは500人前後だった1日の新規感染者が、今月に入って4000人に増加した。集中治療室の治療が必要な重症感染者も連日増加して、医療崩壊の懸念が高まっている。
他の欧州諸国の状況も良くない。BBCなどによると、英国の累積死者は5万人を突破した。米国、ブラジル、インド、メキシコに次ぐ世界5位だ。イタリア累積感染者も100万人を超えた。フランス、スペイン、ドイツなどでも、1日の新規感染者の増加傾向がなかなか止まらない。
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