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【#中央日報】世界各国でコロナ収束宣言…韓国は「早過ぎた緩和」浮き彫りに

2020-06-14 03:42:50 | 海外の反応
世界が終わりが見えない「コロナトンネル」を通っている。こうした中、コロナ収束を宣言したり、宣言を控えている国も登場している。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、11日午後4時(日本時間)基準で世界の新型コロナウイルス感染者数は約736万人、死者数は約41万6000人にのぼる。このように世界的なコロナ事態の中でどの国が「コロナ早期収束」に成功したのかに関心が集まっている。

◆スロベニア・ラオスが収束宣言、ニュージーランド・台湾・ベトナムは目前

新型コロナとの闘いで勝利したと宣言した国にはまずニュージーランドとスロベニアが挙げられる。

ニュージーランド政府は8日、自国内の患者を「ゼロ」と発表した。10日間ほど新規感染者が発生せず、最後の患者も回復した。ニュージーランドは今月15日にコロナ収束を公式宣言する予定だ。人口約482万人の南半球の島国ニュージーランドではこれまで感染者が計1504人、死者が計22人発生した。

スロベニアは先月14日、欧州国家では最初にコロナ収束を宣言した。スロベニアの累計感染者数は計1488人、死者数は109人と、他の欧州の国に比べて少なかった。

東南アジアでも収束宣言をした国が出てきた。11日(現地時間)のラオスのビエンチャンタイムズによると、ラオスもこの日、収束を宣言した。ラオスは59日連続で新規感染者が確認されていない。また、ラオス政府が明らかにした累計感染者数は19人にすぎず、全員が完治して退院した。

ベトナムと台湾は地域社会感染者が50日間ほど発生していない。このため10人前後の患者が完治すれば収束を宣言する予定だ。

◆「ニュージーランド・台湾のように…社会的距離と入国制限を」

一方、韓国は「コロナ清浄国」を目の前にしてまた感染者が増える様相だ。5月初めに一日の新規感染者が10人未満となったが、生活防疫に転換した5月6日から新規感染者が増えている。今月1-11日の地域社会感染者は計426人で、うち412人(96.7%)が首都圏で発生した。生活防疫への転換が早過ぎたという指摘が出る理由だ。

国内外の専門家らは特にニュージーランドと台湾の防疫成功に注目している。金宇柱(キム・ウジュ)高麗大九老(クロ)病院感染内科教授は「ニュージーランドは警察官・消防署員など必須人員を除いて家に留まるようにし、台湾は事態初期に外国人の入国を禁止した」と説明した。また新規感染者が出ていない状況でも国家警戒段階を緩めず、封鎖政策も徐々に緩和した。

金教授は「国内で感染者が大幅に減った時に確実に抑え込むべきだったが、緩んでしまった。このため国内の防疫は感染者の増減を繰り返しながら消耗戦になっている」と指摘した。ただ、「我々は米国や一部の欧州の国とは違い、まだ遅くはない」と語った。金教授は「ニュージーランドと台湾をベンチマーキングし、また一定期間は強力な距離の維持に転換し、外国人入国制限を施行しなければいけない。今がさらなる拡大を防げるゴールデンタイムだ。その後に経済活動を再開すれば、むしろ早期に危機を克服できるだろう」と主張した。

金教授が言及したニュージーランドは「世界で最も強力な封鎖措置」を施行した国に挙げられる。ニュージーランドで最初の感染者が確認されたのは2月28日。その後、感染者が28人だった3月19日に外国人の入国を全面禁止した。感染者が102人に増えた同月23日には必須事業場を除いたすべての店と学校を閉鎖し、行事も禁止した。その後も約5週間は高強度の社会的距離を施行した。

ハーバード大のウィリアム・ハナジ教授は11日、米科学専門メディアのポピュラーサイエンスのインタビューで「ニュージーランドは早期に国境を閉鎖し、地域で感染が拡大する時間を与えなかった」と述べた。ソーシャルメディア(SNS)放送を通じて常に国民と意思疎通をしたアーダーン首相のリーダーシップも評価された。

台湾も徹底的に外部からの流入を遮断した。事態の初期に中国発の入国を全面禁止するなど、迅速な国境封鎖が最も大きな成功要因に挙げられる。また、中国を含むすべての国に医療用マスク(N95)の輸出を禁止するなど円滑なマスク普及にも注力した。このような努力の結果、人口2300万人の台湾の累計感染者数は443人にすぎない。7人が死亡、430人が退院し、現在治療中の患者はわずか6人だ。

◆「ワクチン開発前の収束宣言は性急…未発見感染者も」

ベトナムの防疫の成功は「奇跡」と呼ばれる。中国と国境が接していて人口も約9700万人にのぼるが、死者が一人も出ていないからだ。

ベトナムは事態の初期、中国との国境を閉鎖する一方、海外入国者を14日間隔離した。また、都市間の移動を制限する封鎖措置を取った。新型コロナ検査も攻撃的に施行した。4月の感染1件あたりの新型コロナ検査件数は996.7件と、台湾(147.6件)、ニュージーランド(123.9件)、韓国(57.8件)を大きく上回った。感染者が減っても油断はなかった。12日連続で感染者が出なかった先月6日に生活防疫に転換したが、社会的距離の維持は強調した。

スロベニアは他の欧州国に比べて高い水準の医療システムを備え、感染者を速かに治療したという評価が出ている。

ラオスはコロナウイルスを「音なき殺人者」として高強度の距離維持を施行してきた。ラオスのトンルン・シースリット首相は11日、新型コロナ退治を宣言し、「関連措置を責任感を持って履行した社会のすべての分野の国民の貢献のおかげ」と述べた。

しかしこのような国でさえも勝利を宣言するのは早いという指摘が出ている。永遠に国境を閉鎖したり封鎖令を出したりすることはできないからだ。

ソウル大ボラメ病院のパン・ジファン感染内科教授は「新型コロナは世界で大流行するパンデミックだ。いかなる形であれ国家間の交流がある限り感染者が発生する可能性がある。感染者の減少が一部の国ではなく世界全般の傾向になってこそ、退治や収束を話すことができる」と指摘した。

続いて「さらに海外では無症状感染者が最大80%にのぼるという調査結果もあり、政府が確認できない多くの感染者がいることも考えられる」とし「ワクチンが出るまでは収束という言葉を使うのは早い」と話した。


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