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常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

那賀の花畑

2015-03-22 23:18:21 | 里の話
緒川地域の那賀地区でよくみる畑の切株。
枝物とよばれる桃、桜、柳など生け花用の花材を作っています。
花が咲く前に枝を収穫、新しくできた施設で花芽の調整をして出荷。
残った株からは春になると新しい枝が生えてきます。
軽作業なので、農家さんにも大人気。
この地区の耕作放棄地はすべて枝物の畑に。


切株なので、何の木かよくわかりませんが、
主力は桃の節句のための花桃ときいています。
花畑なんですが、花が見れない花畑。

私は椿が大好きなので、農家さんに椿は作らないのかきいてみたら、
椿にとっては常陸大宮は寒くて、
枝物として生産するには難しいんですって。
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春とは名のみの・・・

2015-03-11 21:00:17 | 里の話
国道293号線を美和地域に向かって北上すると、
花立トンネルの手前、緒川沿いの日当たりのいい谷になります。
この谷の国道の脇の紅梅。
先週の写真なので今頃は満開になっていると思う。
この梅が、この辺りで春を告げる。


国道を隔てて反対側には、緒川の川岸の大きな雑木。
道が高いところにあるので、大きな木の全体が見えます。
なんだか力を放射しているみたい。


春とは名のみの寒い日が続きますが、
山里にも春の気配が・・・

今日は祈りの日です。
取り戻せたものは多いけど・・・まだ・・
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つくりかけの鉄塔

2015-01-04 22:50:52 | 里の話
御前山地域の西の端。すぐそこは栃木県。
というところまで行ってきました。
長倉の集落から三王山へ向かう途中。
山道をずぶん入ったなと思うと突然、
柚子の樹園地に囲まれた明るい集落に出る。
そこにあった、つくりかけの高電線の鉄塔。

へえ~こうやって作るのね。
と、ふりかえるとすぐ後ろに、できあがったばかりのが。
でも、まだ電線がかたっぽだけ。


この高電線はどこまで電気をつなげるのかしら・・


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奥久慈漆の苗畑

2014-11-12 20:51:06 | 里の話
雨まじりの里山の景色。
山方地域の岡平の一番高い畑から遠くの山なみの雲。


見下ろすと、岡平の田畑の一角に鮮やかな紅葉。


これが、漆木の苗畑。
奥久慈地域では漆木の苗木は、種ではなくて根っこから増やす。
だから、いっぺんにたくさん作れない。
この小さな畑が、奥久慈漆の生命線。



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本美濃紙と奥久慈

2014-11-10 22:05:03 | 里の話
常陸大宮市の誇る西野内和紙。
楮(こうぞ)という草のような木の皮から作られる和紙。
古くは教科書で習った水戸黄門こと水戸光圀公が編纂した大日本史に使われ、
現代でも多くの書家、画家が愛用している和紙。

常陸大宮市のような里と山の入り組んだ地域では、
空に向かって登っていくような急傾斜の畑をよくみかけるけど、
楮は、そういった畑の土の流失を防ぐ役割もあって、
古くから植えられていたのだそう。

楮は年が明けたら、刈り取られる。

楮の畑を見に行ったのは山方地域盛金地区の岡平。
紅葉のみごろにはもうちょっと。
秋の美しい里山です。


今回は、岐阜から来た古い友人が同行。
彼の話によると、今月、ユネスコの文化遺産に登録される
本美濃紙の原料の那須楮とは、奥久慈地方の楮なんだそうです。
本美濃紙を支えているのは、この奥久慈地方なんですって。
この地域の楮は、全て西野内和紙に使われていたと思い込んでいましたが、
そうではないそうです。

このことは、ちょっと調べてみたいと思いました。
那須楮と呼ばれるのも歴史の経緯があるのでしょうが、
奥久慈楮って呼んでもらえたら・・・うれしいですね。
奥久慈の人たちも、楮作るの張り切ると思う。

それにしても、ほんと、常陸大宮は奥が深い・・・




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