大ファンだった正和の古畑任三郎シリーズが現在再放送されていて改めて観ています。一見なんら関連のなさそうなイントロの話から始まる語りの部分風にはじめてみます。
素粒子は物質を構成する最小単位です。
えー、皆さん、
クォーク、レプトン、ヒッグス粒子、、
ニュートリノとかお聞きにになったこともあるかもしれません。
こんなちっぽけなものを見つけるのに
ヨーロッパのCERNは全周27kmの加速器、、、街がいくつも入ります、、、をジュネーブ郊外に作りましたー。
お分かりでしょうか。
科学論文に発表されるデータの発見、収集には途方もなく膨大なコストや時間、労力がかかるんです。
古畑任三郎でした。
そういうプロセスを経て論文を書いたり、指導したり、査読したり経験しないとなかなかその背後にある大変さは理解できないように思われます。
結果として地道に積み上げられたデータに対するリスペクトもなくなる。
最近は理系軽視、データ軽視の傾向が国が傾いた原因だというご意見も見かけます。
もちろん実験データにも真偽はあるので間違っていればいずれ対抗するデータが出てきて正されることもあります。
しかしながらそれにはそれ相応のデータ、つまり反証を用意する必要がありそれなくして安易に科学データを無視してそれを否定したりできないはずです。
実際には問題が起きた際には誰がこう言った、ああ言ったではなく、拠り所になるのは書面なので国の出している資料はよく読んでおく必要があるように思われます。
その上で治験に参加するという契約になっているので。
例えば、この中で
「発ガン性」に関しては検査していない p18。
「重症化抑制効果」は確認できていない p36
妊婦に対する影響は不明 p48
「ADE」に関しては不明 p15、今後要注意 p59 と二回も念押ししている。
(あと、科学データなのに黒塗りが多いのも気になる)
妊娠に関しては最近Preliminaryと断りながら論文が出ています。
Preliminary Findings of mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons
産婦人科には疎いので首を突っ込みたくはないが、それによると流産に対する影響はなさそうだということ。
もっとも、そういうことが容易に起こるようだと即中止しなくてはならない。
今後もっと症例が必要だとしているが、不妊に関するコメントではありません。
そこはちょっと考えればわかるはずなのですが、
そもそも、不妊に関するデータを取るにはどうするか。
まず、男性女性 Male、Femaleで注射をした群、しない群(+/-)を4群、M+F+、M+F-、M -F+、M-F-に分けて、数学的に検定するには「各々」数百〜千人単位以上で集める必要がある(男子の影響を考えず、ラフにF+、F-の2群で行っても準備は同様に大変)。通常新婚さんでは1年以内に妊娠率が90%、2年以内で80%、3年以内に70%と言われているので(学生時代覚えた数字で多少古いかもしれない)、そのあたりまで待って集計、数学処理して結論を出す、、、ということになる。
中身はさておき、データをとるということがどういう労力か、考えてみる。
発売されて半年しか経過していない現時点で当然そんなデータは存在しない。
したがって、答えは「わからない」しかない。
難しいかもしれないが、何事も自分で考えるクセをつける必要があるように思えます。
ちなみに科学では、常識は疑ってかかれというのが鉄則。
だいたい陰謀論というは通常権力側が仕掛けるものです。
なぜなら、元来内容はどうでもいいようなものであり、結果に困らない。
ただ、その間に物事の本質から世間の目をそらすことができるから。
余談ですが、ケネディ大統領暗殺に関して、陰謀論に基づいたケビン・コスナー主演の映画などありましたのでご存知の方も多いかと。昔大学生の時読んだ引退した関係者の告白内容によると、オズワルドの発砲に驚き、パレード車の後ろに立ち乗りしていたシークレットサービスが銃を構え、安全装置を外し身構えたその時、さらなる危険を回避すべく車が急発進した際に仰け反って致命症の弾丸を後ろから誤射したという説。
事実ならあまり公にしたくないかもしれない。その時真相を記した議会調書は計算すると私が75歳になるまで公開されないらしいので、それまで頑張って生きないと。
もっとも、認知能力が保っているかどうか問題だが。
注射の接種を子供に拡大するという話に関しての論文。
SARS-CoV-2 Spike Protein Impairs Endothelial Function via Downregulation of ACE 2
ネットのコメント欄など読んでみると一般の人には副作用の可能性に関連したデータに普通には接触すらしないし、読み解けないので苦労しているとある。つまり、世の親御さんたちは何をもとに、どういう科学的データを根拠に判断して良いのやらわからない。かといって医者の日常はレントゲンをみたり、オペしたりで日常に無縁の核酸の化学など詳しく知らないし、大抵がDNAやRNA構成メンバーそれぞれ4塩基の名前すら言えない(ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ、、、程度)。まあそれが普通。
ただ、これが研究室だとそれぞれの化学式まで書けないとバカ扱いされる。
一般では難しいのは当然だし、無理もない。
記事に戻ると、
ソースは循環器の医局などにもおいてある一流誌のもので、多く引用されていて判断にはとても重要だと考えられます。
つまり、注射がなぜ心筋炎を起こすか、に関してはっきりとメカニズムが判明しており、それが明快なエビデンスとして述べられている。
要旨は、「スパイクタンパク質は(心血管ホルモン系である)ACEの抑制により、血管炎、心筋炎などにより血管系に機能障害を与える。」
何がポイントかというと、スパイクタンパク質は感染しても、核酸を注射で打ち込んでも体内に生じる。つまり同様の帰結をもたらす、という点に関する論証。
別の表現をすれば、スパイクタンパク質はそれなりの「毒性」があるとも言える。
そういうものだという認識が必要です。
一方、
以前から小児の突然死の背景に不整脈という問題があって、時々ニュースになるマラソンやプール中に突然倒れたりとか、いくら関係者が皆注意していても稀にそうしたケースがあるのも事実。
関連して、
VAERSのデータ(USA CDC有害事象統計)の子供欄には、
冒頭にあるTorsade de pointes/QT prolongationという教科書的な心室細動に関連する不整脈の報告がある。
背景の一つに遺伝因子の関与も想定されているが、そうしたリスク因子は心筋炎が起きれば多少なりとも影響を受けるだろうと推察することは難しくない。
一方で注射のメリットは?
半年先行しているイギリスとイスラエルあたりの推移を見ることで判断できる。
では、これからの半年を見据えて、イギリスで行われようとしている規制緩和に関して自分なりの解釈をしてみる。ガス抜き以外に2つの目的があるように思える。
一つはすでに閣僚がADEという言葉を使っているが、定義上ADEは容易に感染し、そして重症化する。ADEが高頻度であれば明らかにイタチごっこになるので注射をやめる判断をする(治療薬へ戦略を転換する、その目処がある。あるいは、注射のバージョン変更。ADE抗体を発現しないタイプの核酸、例えば、すでに判明しているNTD部位を除いた新しいバージョンを設計をするという選択肢もある。ただそうすると一から試験期間が要るのも事実)。
もう一つは、こうした変異が頻繁な +strand RNAタイプのウイルスにとっては注射は単に新たな変異のincubation periodにしかならないというのが歴史(SARS、MERSなどの失敗時代からソフト面では何も基本変わっていない)であり、そこから半年後のexitは二つ、今後でてくるのが強毒株か弱毒株か。後者なら終わりの入り口が見えるかもしれない(結局SARSはいつの間にかフェイドアウトするようにいなくなった)。
映画イミテーション・ゲームの印象で書いたように、イギリスは科学立国であり、チューリングという天才科学者もさることながら、彼を見出し、起用し、使いこなす事務方もすごい。多少の犠牲を払ってもデータを取り、科学的に理論を構築して戦略を練って最後にノルマンディー上陸を成功させる。もちろんBet好き。これもまた歴史。
総合すると、
潜在的リスクのある子は特にスパイクタンパク質で引き起こされる心筋炎によりそうした病態(不整脈)が誘発される可能性もあるということを考えておく必要がある。
カクテル ②
「君の瞳に乾杯」
映画「カサブランカ」ハンフリーボガートの有名な台詞
「君の瞳に乾杯」
Here's looking at you, kid
と言って飲んだもの。
作り方はとても簡単。
グラスに入れた角砂糖2つにアンゴスチュラ・ビターズ を1dash(一振り)、あとはシャンパーニュを注ぐだけ。
お砂糖を使うことでより甘くなるので、ドライで味わいがスッキリしたシャンパーニュ、ランソンやポル・ロジェあたりが合うように思います。
notes: シャンパンーニュ・カクテルの中ではとても美味しくて、おしゃれ。
カクテル ③
「ミモザ」
notes:大好きな花。
3月に大きめの鉢を買ったのに枯れてしまいました。ちょっと思い出しながら。
Serge Chaloff
A Handful of Stars🎶