ある女の、コール&レスポンス?

日々、心の琴線にふれること、そして、それについて書きつける。音楽のように言えたらええのだけど…

幸せな再会

2016-08-19 | テレビで、ラジオで、ネットで

とと姉ちゃん・雑誌社切り盛り篇?を見ていて、あら、モデルは「暮らしの手帖」なのね、懐かしいわ。こうやってできてきたのね。縫物は好きじゃないけど、直線裁ちならできそうな気がする!…などと追体験している気になっているうちに

高校生の頃、めったやたらと屈託…いまふうにいうとこじらせていて、なんだったらここで本につく紙魚にでもなれたらいいのにといった勢いで空いた時間のほどんどは図書室のすみで雑誌や本を見て過ごしていた。そんな時のことを思い出しました。

そこのマガジンラックに「暮しの手帖」があり、独特の装丁(グラフィックデザイン?)に惹かれて、見はじめ、いつしか好んで読んでいました。

あのころ、どうして好んで読んでいたのかを今、少し無理やり言葉にしてみると、なにも声高に言い立てて、押し付けてくるような様子はないのにしっかりとした考えをもって、よりよくなるように働きかけられて、地に足の着いた、かと言って我慢をしたり、楽しんでいないわけでもなさそうな雑誌の空気に、息継ぎができたように思っていたのだろうと思います。

…とかなんとか言っても、昔から根っからのいやしんぼなので、オニオングラタンスープや、シュークリームを積み上げたお菓子や、ロールケーキの端を少し切ってクリームでコーティングして切り株のように見せるブッシュドノエルの小ワザのことを知ったのもここからだった、おいしそうだったねえ。と、最初に思い出したのはこのことだから、ただ単に珍しい料理にわくわくしていた、というのが実際だったような気がしなくもありません…

冒頭の言葉の書きつけてある…が、もしかしたら心の中でずっと活きていて、このブログのトップに使ったのじゃないか、だったら無意識の影響は空恐ろしいものがある。とも思いました。

そんなこんなを思い起こしているうちに、あまりに図書室の常連すぎて、図書教諭の先生に時々お茶をよばれて何やかやと話していたこと、ここにはなぜだか水道水と、地下水の蛇口があって、この二つでは、同じお茶でも味が全然違うことを唐突に思い出しました。そのときはなにも思っていなかったけれど、もし、このお茶会(?)がなかったら高校生活がどうなったかちょっとこわい。と思うと、ありがたかったな、楽しかったねえ。と、幸せな再会を果たしたような気がしました。

 

 

…このブログを長い間ほったらかしていました。今日からまた、何やかやと書いていきます。

狙ってするのはおかしなことだとは思うけれど、だれかにとってこのときのお茶のようなお話ができたら…

 

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全編涙目なのに…~レヴェナント 甦りし者~ネタバレあり

2016-05-16 | 映画

タイタニックからディカプリオが大のお気に入りの母…当時は入れ替えがなかった時代だけどタイタニック何回観に付き合わされたことか…と一緒にシネコンへ観に行く。

カードのポイントが貯まってきたので、ポップコーンのいい匂いにつられてもらおうかなと思うものの…多分そんなのんきな映画ではなかろうし。と振り切って劇場へ

序盤に木立の中を水が流れていて、美しいけど、どうなっているんだろと思っているうちに、毛皮を巡っての原住民との白兵戦で早くも怖くて泣きそうになる。

そして、原住民を避けて拠点に帰ろうとしているのだけど途中で人食いぐまに襲われて(集中して襲わないと!と熊に突っ込んでしまいましたが)瀕死で身動き取れなくなって、雪山の中で…自分を見殺しにされた上に息子まで…

ここから最後までずっと泣きそうなまま見続ける

こんなことがあってもおかしくないのだろうね。というのがなおさら見ていてつらく感じる。

合間合間に目を奪われるほど美しい雪山の映像にわあ。とうっとりしそうになりながら、いやいや、そんなこと思ってたら死んでしまう。と妙な感情移入が起こる。

ほんの少しの間の、何もない生き物そのもののようなディカプリオの表情が印象に残る。

この映画のような世界では生きられないし、生きたくはないけれど、今だってこういう状況で生きている人もいるのだろう…と、思いながらも、ディカプリオのあまりのダイ・ハードぶりに、タイタニックでもこの強さがあれば生き延びたかもね。と母に軽口を叩く。

観劇後に、割引サービスでたこ焼きを食べ、アイスの日だとかで、アイスも食べしていると…なんだか人でなしになった気もしてくる(笑)

一回見たらもう充分。映画らしい重厚な作品だったけどどうにもやりきれないお話だし。と観てすぐは思っていたのに、じわじわと思い出すのは雪山のことばかりになって、却ってつらすぎる人間模様は背景のように思えて、もう一回観たいような気がしてくる。DVDではあの映像は見ても活きますまいて…と。雪国育ちの人にはこの映像をどう思うのだろ。

余談・坂本龍一が音楽担当と聞いていて、ちょっと注意して聞いていた。とても映画に添っているのだけど、いつも(言うても、二本しか見ていないけど)とちがう。なんだろ。と数日考えて、そういや、今回はあの映画はこんな曲、とわかりやすいメロディがなかったわね。と気づく。

 

 

 

 

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…ふむ。エネルギー供給を断てばどうなるかな。

2016-05-15 | テレビで、ラジオで、ネットで

タイトルは、NHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か」を観終わって最初に思ったこと

ディープラーニングという自ら学習する技術を用いたアルファーゴという人工知能が囲碁の世界チャンピオンと対局をして、一度暴走によって負けるものの五局して四勝したこと。

シンガポールだったかでは、人工知能に交通のシステム管理をさせていて、ゆくゆくは、言動をデータ化して役人の不正の確率を出したり(!)すべての人の行動をデータ化して、人工知能による超効率的な行政を…書いては見たもののあまり理解できてはいないようね、けども聞いているだけでげっそりする…

手塚治虫の火の鳥やSF漫画で、未来にはコンピュータ(ここが人工知能に代わるわけね)が世界を差配していてみたいな話を思い出す。

かと思えば、ロボットのペッパーや、中国で4000万人のユーザーがいるチャットをする人工知能、深く入れ込んでいる人も多いらしい…

こんなんも、なんだか親しいロボット…スターウォーズの彼らみたいなのかなあと思う。

ここまででわかるようにあまり賢くはない自分は、気のいい?ロボットに入れ込むのは楽しそうではあるけれど人工知能が世界の経済や、政治や、行動様式に絡んでこられたらかなりしんどいだろうなあと思ってしまう

そのときに、なにかの漫画で、プログラムが暴走したゲームに入り込んでしまって大騒ぎになっている人をしり目にコンセントを抜いて解消!という場面があったような。と思って

ふと、エネルギー供給が間に合うだろうかね。と疑問に感じる。

 

 

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今回は多士済々!

2016-05-01 | テレビで、ラジオで、ネットで

2016.5.1 情熱大陸 クリエイターの相談に乗る弁護士 水野祐氏について。

弁護士さんかあ…視ないで休もうかなあ…と、とっつきにくく思っていたのが、

岡本太郎の「明日の神話」をアップデート(?)したアーティストを弁護した時のエピソードに、思わず食いついてしまった。…私はこのアップデートをしたとき、この絵をもっと近しく感じて、描くこと自体は感心せんけど…この近しく思わせるのはすごいね。…結局いいの悪いのどっち?と戸惑ったことを思い出す。…

バーチャルリアリティーに、サウンドに、デザインに…クリエイターの人たちが何人も出てきて、今回は情熱大陸ではなくて情熱世界とでも言ったほうがよさそうと思う。

あちらこちらでいろいろなことを考えて造っているんだねえと感嘆する。

作業場で、ほぼ、一緒に作業をしているかのような相談役の人で、大変なことも多いのだろうけど楽しそうに見える。

最近のごたごたで、クリエイター全体をなんとなく引いてみている所があったのだけど、それは、もうおしまいにする。

 

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地と花…幻聴と住友コレクションを観て

2016-04-18 | あかみゅー

この展覧会は、ポスターを見て、上村松園の絵が来る!地元で見られる日が来ようとは(胸熱)…ありがとう。ありがとう泉屋のお店。と思ったきり、最終日まで忘れていた。

当日、仕事中に…あれ、そういやと思い出し、閉館一時間半前にやっと観に行くことが出来る。

一階は子供が遊んでいて、ご年配の人がペッパーのようなロボットに身振り手振りで何かをしていたり。と、週末らしくいい感じにざわざわしていて、なんだかだいぶ、なじんできたなあと思いながら、二階の展示室に急ぐ。二階はうそのように静かだった。

住友コレクションだけを見るつもりが、別子銅山を撮り続けた人の写真展「幻聴」の一枚目に思わず目が行く。冬山がモノクローム写真だと、なおさら寒さが厳しく見える…。地味そうだから先に観たほうがよかろ。と入ることにする。

全てがモノクロームの写真で別子のお山の発電所、広瀬邸、四阪島の町の様子、坑道を支える…今はじわじわと朽ちつつある木など、明度でしか描かない潔さが初めて好ましく見える。立体感もカラーではないからこそ強く意識するものなんだろうか。と思いながら、一度展示室を出て、住友コレクションの展示室へ行く

風が強い日だったからか、柳の風に揺れる様子を描いた絵が、あ、風が吹いていると身に迫ってきて驚く。上村松園の「晩秋」は、画集で見るよりリアリティがある。こんな人が障子の破れを貼っていそうだ。と思う。

そうこうしているうちに、もう一度、あの写真たちが気になりだして「幻聴」の展示室へ行く。そうすると、今度は「住友コレクション」が観たくなってそちらへ…を数回くりかえす。

繰り返すうちに両方がごっちゃになっていくような気がしてくる。この文化の精華はこの地を這う仕事によってのものだし…

モノクロームの写真なのに色が見えてくるような錯覚に陥り、昔話に聞いた銅山の話を知っているからなのか、いま、静まり返っている写真の姿の現役の頃まで見た気までしてくる。…仕事帰りで疲れて想像が馳せすぎているのだろうと思う。

数回目に、この住友コレクションは戦局が厳しくなっていく昭和18年の事業だということに気が付く。…それにしては、武張った絵は、合戦の様子を描いたものと、山本五十六元帥を描いたもの、こちらにはこなかったあと一点しかないのが意外に思う。

舞妓さんが桜を仰ぎ愛でる絵に、時局柄舞妓を廃止するかもしれないから、哀惜の情をこめてといったような作者の言葉にそういうこと。と合点がいく。

上村松園の晩秋…なんでまた、障子の修繕を題材にしたんだろうと思っていたのが違うメッセージを帯びて見えてくる。おくれ毛を一筋描いてあることに気づきくらくらする。

総じて、上方らしい優美さがあるように感じられ、谷崎潤一郎の「細雪」がたしか戦時中発禁になったという逸話を思い出す。

当時には、今の解釈ではわからない独特の気風のようなものがあったのかもしれないな。と思いながら、

どちらかというと、私はこちら側。と最後に「幻聴」を見て帰った。

行けてよかった。

 

 

 

追記・「幻聴」の写真家さん、高校時代、年に200回銅山峰登山してたってどういうこと!?

 

 

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妙な気分ですわね…

2016-04-15 | よもやま話

数日前、本屋で見かけた折口信夫の「死者の書」…たしか人形を動かすアニメでこの話あったような。宮沢りえがお姫様の役の声を当てていたんじゃなかったっけ…と思いながら帰宅してから急に読みたくなって、また、本屋に行くのももどかしいと、今まで二の足を踏んでいたのに、気が付いたらキンドルのアプリをダウンロードして読んでいた。

途中で本の舞台の奈良時代のことを現代そのものの電子書籍で読んでいることに妙な気持ちになってきて困った。違う本を読んでいるようだった…。

紙の本と電子書籍は守備範囲が違う別物だと思ったほうがよさそうね。

 

 

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気にはなる…

2016-04-10 | テレビで、ラジオで、ネットで

先週の情熱大陸の電気を使わない生活をする稲垣えみ子さんに続いて今週の今、ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏についてのテレビ番組を視ている。めちゃくちゃ質素な生活をしている大統領で、「世界で一番貧しい大統領」という本も出ているそうな。

ものと幸せは思っているほど関係ないのだ。と毎週言われてる気がする(笑)

最低限のもので生活できるように…やりたいことが出来る時間をつくるために…自分の人生を生きてくださいと言う。

ものはお金で買っているのじゃなくて、そのお金を手に入れるために費やした時間で買っているのですという言葉が衝撃的だった

だいぶ前に見た「チェ・ゲバラ」の映画を思い出す。また観たいなと思う。

働くこと、買うこと、生きること…私にとって最低限…ちょうどいいのはどの辺り?

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へえ、びっくりぽんや!^^

2016-04-03 | テレビで、ラジオで、ネットで

今朝、日曜美術館で、民家を描き続けた向井潤吉と言う人のお話の中でダムに沈む村から桜を移植して、それは、今も名所になっているということを知って、日本人の桜愛すごいね。とだけ思って聞き流していたのだけど、

それで、ついさっき、観るともなくテレビを付けると、全然違う局で同じ桜について詳しくしていた。最初気づかなかったのだけど、あれ、これは!?と驚く

白川郷のお話をしていたから、岐阜ね。と思ってはいたけれど、荘川桜と言う名前で、樹齢400年もの桜で、当時、植木職人さんが大病を患いながら移植したこと、そして、今も桜の名所として、大勢の人が観に行くらしい…ゴールデンウィークごろ見頃なのね…と詳しく知ることができてよかった。

岐阜か…養老天命反転地とかいう面白い公園があるんじゃなかったかしら…機会があったら行ってみたいな。

 

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Mr.D 魅惑の招待状

2016-04-01 | よもやま話

いえね、だいぶ前に職場の掃除道具をレンタルしてくれているダスキンさんが休憩室の机に優待券を置いてくれていたのですよ。

ドーナツを破格で数か月買い放題というもので、出勤前に見かけて、素敵!と手を出そうとして、ふと考えた。

たまに、食べたくなって買うけれど、要る時以外は要らないし…この券は…うーん。と迷いながら仕事に出ましてね。

ちょっとしたすきに、ミスタードーナツかあ…Mr.Dと呼んだらなにかの怪人みたいだ。と思いついて、うふふ。誘惑には乗りません。と思いながら仕事を終えて休憩室に戻ると、全部出払っていた。危なかったあ(笑)

今度からはミスドと呼ばすMr.Dと呼ぶことにしましょう。私にはある意味危険な場所だし…と思ったことでした。

余話・Dが怪しい響きに思うのは、多分古典ミステリからの連想でしょうね団子坂言われても怪しくも剣呑でもありませんしね

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ゆりちゃんと伯母

2016-03-21 | ゆりちゃん

ゆりちゃんに、家を建ててくれた元大工の伯母夫婦の話をしていて、思わず話を聴いてみる?と言ってしまう。

昨年祖母が亡くなってから、行き来が少なくなっていたから、頼むのに緊張したけれど、有難いことにお昼も作ってあげるから食べんとおいでと快諾してくれる。…伯母は料理上手なのでご飯ご飯と単純に楽しみになる。

金曜日に出かける。いつもは裏から伯父が寝ている部屋に入っているのだけど、今日は玄関から座敷に入れてもらって、改まった気持ちになる。

かりんの幹を輪切りにして磨きをかけた座卓や壺や一刀彫や昔からの形の黒檀の棚があったりして、私はわあ、すごい。きれい…とウットリとしているだけだけど、伯母ちゃんとゆりちゃんが格天井の話から始まって木についての話や、棚について話しはじめ、解説を受けているようで、あらま。とまず思う。

おうどんをご馳走になって、この時、こんなかわいい子がくるとは思わなかったと伯母が言ってゆりちゃんが照れる…それはそうやろうねえ、私も聞いたときこんな小柄な子が…案外作業着は似合いそうではあるけど!でも、どっちかいうと成人式の着物姿が楽しみなタイプじゃし!とびっくりしたもの…と思いながら食べる。

近所に建てた家のいくつかに連れて行ってもらう。こんなにたくさん建てたんだねえと感心しきりでしかない私をよそに二人はなんだかんだと家の造作についてのお話をしつづける。ほとんどわからないけれど、ときどき言われてみればと思う所もある。専門家と専門家志望の話を聞けるのはなんとも贅沢なと楽しくなってきていると、最初の頃に建てた家を見ながらここは空き家になっているとさびしそうに言うのに、私も空き家を見るのは悲しいけど、造った身からしたらなおさらだろう…と急に泣きそうになる。

帰ってから建てた家を伯母ちゃんが記録した写真を見せてもらう。オマエ、写真ばっかり撮ってからにととうさんは散々嫌がっていたけど置いといてよかったよ。だいぶ片付けてしまったんだけどね…と言いながら何枚もの役に立ちそうな写真をゆりちゃんに譲ってくれる。その惜しげなさに人生を削って分けてもらっているようで申し訳ない気になってくる。

その後、コーヒー飲みながら伯母の大工生活について聞く。結婚して一年くらいで旦那さんが大工を継ぐことになって、そこから伯母との二馬力大工生活を40年以上送ったこと。建てた家は100軒以上はあるんじゃないかねえ…遠くは隣の県まで建てたよ二階に何人か弟子を住まわせていたこともあったけど、高知の子がいたとき未成年なのに呑み助で、近所の酒屋さんが「お世話になってます」と言われて、おかしいなと思って調べたら、あの子、酒飲んでると露見して、注意したらそのまま出て行って、親御さんに連絡したりとか、いろいろあったねえ。もちろん、立派に一本立ちしてしよる子もおるけどね。…一級建築士の試験も二回受けてみたけど、構造が難しくって受からんかったねえ。…

 おいちゃんがデイサービスから帰ってくるまで居ってやって。と言われたので、ちょっといたずら心がでて、

そういや、子供の頃、家を建ててもらったとき、柱と下の板を組んだだけの櫓の様な建てかけの家の二階に昇らせてもらったときの楽しかったんは忘れんねえ。あの時柱を背にして煙草をふかすおいちゃんの子供心にも格好よかったこと格好よかったこと。とひやかしぎみに言ってしまう。

そしたら、伯母ちゃんたら、今はよいよおじいさんになってしまっているけど、男前だったんぞねとかいいながら写真をゆりちゃんと私に見せてくる。

…ご、ごちそうさま。…ちぇ、惚れてらあ(笑)

とかなんとかしているうちに伯父がデイから戻ってくる。

もう何年も寝付いてしまっている伯父なのだけど、思いがけないお客に少しでも気が晴れたらいいなと思いながらゆりちゃんとあいさつをして、帰る。

家を建ててくれたことで、問答無用ですごい人だと思っていた伯母の大工としての生活が聞けて私はとても有意義だったのだけど

ゆりちゃん役に立ちそうかいな?

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この娘には、かなわない。

2016-03-14 | ゆりちゃん

「ど根性ユリみたいなあの子」で書いた受験の結果とその後のお話。

大学には受かることができなかった。と配りものの最中にメールが来て、その後に、大工になりたいという夢を追うことにしました。頼んでいるところの結果が出たら知らせてくれると書いてあった。

そうして、この土日に千葉の大工の棟梁のところに行ってきて、さくっと(?)弟子入りを決めてきた!

ゆりちゃん(便宜上こう呼びます)が言うには、行く前までは、現実を見せて、あきらめさせようとしているのかと正直思っていたらしいけど、女子でも十分やれるぞ、とお師匠さんの理解があったことが、思いがけなくうれしかったそうだ。

 ちょこちょこと話を聞くだけでも、建築の事が大好き…惚れぬいているんだなあということが見て取れるくらいだったので、本当によかったと思う。

しっかし、この強さ、かなわない。…へんな言い方だけどいいものを見せてもらったと思った。

わたしにやれることがあったら喜んで応援するケンネ。4月からかんばれ。

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心してかからないと…

2016-03-13 | …実のところはわからんけれど。

もう数週間も前になるのだけど、知人の住んでいる近くで深刻な交通事故が起こったことを知って、どうした拍子かしらんけど、尋常ではなく心配になって、配りものの途中だってのに一軒配っては止まり、一軒配っては止まり…と、十分ほどフリーズしたことがあった。

その時は、自分でもばっかじゃなかろうかと思うけど…あ、SW3でのアニーを笑ったりはできんなあ…と思い出して我に返って、土地柄かお大師さんだったらこんなときどうするだろうとふと思えて、どうにかこうにか落ち着き、その後連絡もとれて一安心だったのだけど

…二日後の夜、父さんが車を大破させて帰ってきた!!霧か何かで見通しが悪い中進んで縁石にぶつけたらしい。 車はもう使えなくなってしまったけれど、父に幸いけがはなかった。

偶然なんだろうけど、祖母が「そんなことばっかり思ったり考えたりしてるとそうなるんぞね。」と、よく言っていたのを思い出して背すじが寒くなる。本当に気をつけて変なことを考えだしたときの対策を講じておかないとと痛感する。ほいで、今まで、私がどう考えているか気をつけていたのだけど、まあ、ひとりでにろくでもないことばかり考えるものよと茫然としてくる。

最近では、ろくでもないことを考え出すと、またまた~といなすこともできるようにもなってきたけれど、

対策の一環としてこちらにも記しておこう。

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南北の横綱

2016-03-07 | このあたりの話

お相撲と違います…柑橘のおはなし。

南の横綱は文旦。皮が厚すぎて、剥くとき刃物が要る場合もある気難しさにかかわらず、上品で清涼感あふれる味わい、皮の分物足りなくて、もうちょっと食べたいなあ。とまた、買ってしまう策士(?)ああ見えて、とれたてはかなり酸っぱく、あのおいしさのためには、収穫した後しばらくの間、こもでくるんで熟成しなければならないという叩き上げ感もすばらしい。…果実の透明感が光に透かすと、たまらんきれい…

対する北の横綱は伊予柑。甘味、酸味、香り、ボリューム(ここが決め手!)どれをとっても安定の実力者。このあたりだけかもしれんけど、むかーしCMで伊予柑…いよかん…いいよかん…良い予感!とちょっと苦しいダジャレで押していたお茶目さも嫌いではない。…このCMに乗せられて、高校受験の結果を観に行ったとき、自転車のかごに入れていたのは面はゆいお話…輸出するときはフォーチュン・フルーツと名づけたらどうだろ。とも思う。

…なんでまた、こんなことを書いているのかというと、今、台所に文旦、伊予柑がそろっていてうかれているからなんです。どちらからいただこうかしらん🎶

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2016.2.26…~SHERLOCK 忌まわしき花嫁~

2016-02-27 | 映画

…アップし忘れていたものの再録です…

この日しか友人と時間が合わず、気がかりなことがありつつ、配りもののあとなので座席に落ち着いたら寝ちゃうかもしれないなと危ぶみつつ

予告が始まった。案の定、急に睡魔が襲ってきたので、連れとこれはどうのこうのとしゃべりはじめる。こういうのも楽しい。と思うけれど、やはりここでも静かにしておくべきだろうか?と気が引ける。…「レヴェナント」は観なければ。しかし、今回の予告は海難や、山の話が多いような…とかなんとかしているうちに本編。

最初にメイキングが始まってどういうこと?と水を差されたように思う。…後になってはこれはこれでありかもと思う。

現代版ドラマシャーロックのコンビ、カンバーバッチとフリーマンがコナンドイル作に忠実なシャーロックホームズのお話をするのでは…と思っていたけれど、

一ひねりも二ひねりもされていて、観た後「インセプション」を思い出させたり、ん、社会派の話でもあるの?と思ったり、こんなマイクロフト兄ちゃんは観たくなかったと思ったり、このドラマのワトソンさん好きだから私得ではあったけれど、今、アディクトの話はあんまり…と、色々思うことが多くて、寝なくてすんだのはよかった。

それでも、ドラマ版の延長を期待している人には決しておすすめはできないなあと思う。結構な実験作でしたもの。

 

 

 

 

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終わる前に行ってよかった~SW7 フォースの覚醒~

2016-02-15 | 映画

買っておいた前売り券をなくして、見つかってから…とまわしまわっていたスターウォーズ7 いつ公開が終わってもおかしくない…と急いで観に行ってきました。

TVで見ていた時とは違うオープニングテーマの迫力に来てよかったと早くも思う。少し後ろの座席で全体を観るようにしたのは正解だった。

新しいだるまさん型ドロイドBB8(だったっけ?)の仕組みがふと気になる。そんなことを思っていたからファースト・オーダー(元帝国)のH型の飛行機はどうして飛ぶんだろなどと気になりはじめる。

C3POの心配性はあまり冴えなかった。チューイ(チューバッカと同一人物?)大活躍にびっくり。強かったんだね。

レイ役の女優さん、動きがすごくきれい。…野性的にも見えるし、品があるようにもかわいらしくもおてんばにも見える不思議な人だった。こんな人もいるんだねえ。次のエピソードではどう動くのだろう。と今から気になる。…この人を知っただけで十分元が取れたような。

エピソード6までの登場人物たちは7までどうやって過ごしていたか気になって仕方ないけれど、ここが伝聞やセリフのやりとりでしかわからないところにリアリティーも感じる。…ジェダイ、ほんまにしっかりしなさいや!

レイもフィンもふつうにフォースを使ってくるので、窮すればフォース。なんてくだらないことを考えてしまった。

銀河入りにくい居酒屋の、”ヨーダのご親戚でしょうか”老マダムが妙に後を引く。

それよりなにより、カイロ・レン!何がしたいのさと肩をつかんでゆさぶってやりたいような…そう言いだしたら帝国は、昔も今も何がしたいのさ!ということになりますわねえ。

今エピソードが終わった時点では、やるせないことも多いし、状況もあんまりいいとはいえなそうなのに

ああ、楽しかったあ。と思っていたのが、他のエピソードの時も思ったけど不思議だわ。

これからどうなるのかしらん。あまり待たせんといてほしいですわ。

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