八潮見城は、正式には上遠野城という。良く晴れた条件の良い日には、「遠くにいわき七浜(勿来、小名浜、永崎、豊間、薄磯、四倉、久之浜)と北茨城の海岸線の一部、すなわち八つの潮路を見渡せる事から、八潮見城と呼ばれた」(探検隊長・矢渡伊佐夫さん)のが、別称の由来という。
八潮見城は、いわき市遠野町上遠野にあり、いわき市立上遠野中学校の背後の山林の高台にある。散策路は、上遠野公民館に車を停め、山道に入り、城跡を経過した後、上遠野の八幡神社に下る。ほぼ1時間で踏破できる、そんな散策路だ。
本日の草刈り等の参加者は、15人ほどいたのだろうか。公民館側登り口の散策路担当班と八潮見城跡担当班、八幡神社登り口の散策路担当班の3班に、それぞれ5人程を振り分けて作業に入った。多数の参加者が幸いし、午前11時30分頃には作業終了。日当ではないが、お手当におにぎり弁当をいただいて解散した。
私が担当したのは、公民館側登り口の散策路。こちら側からの登りは急斜面から始まり、けっこう息が切れる。しかし、のろし台として使用された「亀の子石山」などの史跡を間近に感じながらの散策となり、きついけれども、歴史を感じられる登り口となる。
作業は、散策路をふさごうとするササや草、路に張り出そうとする木の枝などを刈り落とし、散策を気軽に楽しめる環境整備に努めた。
この散策路は、季節によって、様々な山野草を楽しめる。この時期も花が咲いており、散策者に楽しんでいただくため、刈り取らないように気を付けた。また、葉っぱにはヒグラシの抜け殻がしがみつき、頭上の梢からは「じーーーーー」というニイニイゼミの鳴き声をベースに、「チリチリチリチリ」というアブラゼミの鳴き声がメロディーを重ねるなど、夏の演出もばっちり。ただ、草刈りの時には、ない方が暑さが少しでも和らぐと思うので、ご勘弁願いたいという印象はあった。
また、この季節、キノコも様々発生している。ほとんどが毒キノコと思われるが、なんと、可食のキノコ・タマゴダケも発生していた。
赤く毒々しいという印象を持たれるようだ。このキノコは、根元が白い袋状のもので包まれている。これがタマゴダケの名前の所以のようだが、これをしっかり確認すれば特定できると思う。これがタマゴダケと知らないボランティアが多かったので、「これがタマゴダケ。食べられる。でも、俺は食べたことがない」と紹介しておいた。その姿に関心をもって見ていたようだが、やはり素人は、野生のキノコを扱わない方がいいかな。安全のためにその方が絶対いい。
全部のコースを歩いたわけではないので、他のキノコも発生していると思うが、私が草刈りをした場所にはこんなキノコも発生していた。
まず、全く正体不明。
カワリダケだっけかな、似た色合いのキノコを見たことがあるけれど・・。
薄いワインレッドの傘に、スポンジ状で黄色い傘裏、そして、柄が赤い。調べたが、たぶんイグチの仲間ということまでしか分からなかった。
トゲの生えたゴルフボールのようなこのキノコ。まだ傘が開く前の姿だ。シロオニタケだと思う。
近くに咲いている青っぽい花はリュウノヒゲの花だ。
木の切り株に黄色い物体がついていた。
1年ぶりに見つけた。粘菌の一種、ススホコリだ。粘菌は、通常はアメーバーのように移動するが、胞子をつけるときに子実体という形態をとるが、この黄色い塊はススホコリの子実体。胞子を飛ばすと消えてしまう。タイミング良くであうことができたのは、草刈り参加の恩恵といえそうだ。
このススホコリの奥に、ペールオレンジ(薄い橙色)の物体がある。昔の学校教育でクレヨンや絵の具を使った世代の私は、ついついこれを「肌色」と呼びそうになる。しかし、「肌色」は今は使わないという知識だけは頭の片隅にあった。
肌色は、もともと日本だけで通用する慣用的な色の呼び方なようだ。しかし、肌の色は一様ではない。人種によって、人によって、肌の色に違いがある。その肌の色を一色に決めると差別にも通ずるかもしれない。そんなことから肌色の呼称の使用は中止され、その色にあった呼称を使うようになったという。
そのペールオレンジの物体はこれだ。
なんだか伸びたラーメンをべちゃっと置いたような、ちょっといやな物体を思い出すが、いったい何なのだろうか。キノコのたぐいなのか、粘菌のたぐいなのか。いろいろ考えるが、知識のない私が結論を出せるはずはない。画像による花検索のアプリをスマホに入れている参加者がいて、検索してみると、キノコの名称を通知してきた。
何だったか。その名を聞いたとき、「どうせ覚えてられないんだ」と答えていたのだが、本当に忘れてしまった。サンゴ・・うろ覚えでこんな言葉がついていたと思う。あらためてPCで検索していみると、サンゴハリタケという名前のキノコが出てきた。ホウキダケのように柄を樹上に分岐させるが、上に向かって枝を伸ばすホウキダケと違い、分かれた枝が下を向くようについている。
このキノコが枯れて崩れたのが、この塊の正体なのだろうか。特定はできない。答えはどこにあるだろう。
謎の物体にであうことができたのもタイミングが良かったから。これも、草刈り参加の恩恵といえそうだ。
日曜日の草刈りは、18日のいわき石川線のバイパス歩道の草刈りに続き、2週連続となった。うーん、ボランティア草刈りもいいが、休耕田にしている田んぼの草刈りもしなくちゃ・・。いやいや、それはそれ、これはこれだ。
八潮見城は、いわき市遠野町上遠野にあり、いわき市立上遠野中学校の背後の山林の高台にある。散策路は、上遠野公民館に車を停め、山道に入り、城跡を経過した後、上遠野の八幡神社に下る。ほぼ1時間で踏破できる、そんな散策路だ。
本日の草刈り等の参加者は、15人ほどいたのだろうか。公民館側登り口の散策路担当班と八潮見城跡担当班、八幡神社登り口の散策路担当班の3班に、それぞれ5人程を振り分けて作業に入った。多数の参加者が幸いし、午前11時30分頃には作業終了。日当ではないが、お手当におにぎり弁当をいただいて解散した。
私が担当したのは、公民館側登り口の散策路。こちら側からの登りは急斜面から始まり、けっこう息が切れる。しかし、のろし台として使用された「亀の子石山」などの史跡を間近に感じながらの散策となり、きついけれども、歴史を感じられる登り口となる。
作業は、散策路をふさごうとするササや草、路に張り出そうとする木の枝などを刈り落とし、散策を気軽に楽しめる環境整備に努めた。
この散策路は、季節によって、様々な山野草を楽しめる。この時期も花が咲いており、散策者に楽しんでいただくため、刈り取らないように気を付けた。また、葉っぱにはヒグラシの抜け殻がしがみつき、頭上の梢からは「じーーーーー」というニイニイゼミの鳴き声をベースに、「チリチリチリチリ」というアブラゼミの鳴き声がメロディーを重ねるなど、夏の演出もばっちり。ただ、草刈りの時には、ない方が暑さが少しでも和らぐと思うので、ご勘弁願いたいという印象はあった。
また、この季節、キノコも様々発生している。ほとんどが毒キノコと思われるが、なんと、可食のキノコ・タマゴダケも発生していた。
赤く毒々しいという印象を持たれるようだ。このキノコは、根元が白い袋状のもので包まれている。これがタマゴダケの名前の所以のようだが、これをしっかり確認すれば特定できると思う。これがタマゴダケと知らないボランティアが多かったので、「これがタマゴダケ。食べられる。でも、俺は食べたことがない」と紹介しておいた。その姿に関心をもって見ていたようだが、やはり素人は、野生のキノコを扱わない方がいいかな。安全のためにその方が絶対いい。
全部のコースを歩いたわけではないので、他のキノコも発生していると思うが、私が草刈りをした場所にはこんなキノコも発生していた。
まず、全く正体不明。
カワリダケだっけかな、似た色合いのキノコを見たことがあるけれど・・。
薄いワインレッドの傘に、スポンジ状で黄色い傘裏、そして、柄が赤い。調べたが、たぶんイグチの仲間ということまでしか分からなかった。
トゲの生えたゴルフボールのようなこのキノコ。まだ傘が開く前の姿だ。シロオニタケだと思う。
近くに咲いている青っぽい花はリュウノヒゲの花だ。
木の切り株に黄色い物体がついていた。
1年ぶりに見つけた。粘菌の一種、ススホコリだ。粘菌は、通常はアメーバーのように移動するが、胞子をつけるときに子実体という形態をとるが、この黄色い塊はススホコリの子実体。胞子を飛ばすと消えてしまう。タイミング良くであうことができたのは、草刈り参加の恩恵といえそうだ。
このススホコリの奥に、ペールオレンジ(薄い橙色)の物体がある。昔の学校教育でクレヨンや絵の具を使った世代の私は、ついついこれを「肌色」と呼びそうになる。しかし、「肌色」は今は使わないという知識だけは頭の片隅にあった。
肌色は、もともと日本だけで通用する慣用的な色の呼び方なようだ。しかし、肌の色は一様ではない。人種によって、人によって、肌の色に違いがある。その肌の色を一色に決めると差別にも通ずるかもしれない。そんなことから肌色の呼称の使用は中止され、その色にあった呼称を使うようになったという。
そのペールオレンジの物体はこれだ。
なんだか伸びたラーメンをべちゃっと置いたような、ちょっといやな物体を思い出すが、いったい何なのだろうか。キノコのたぐいなのか、粘菌のたぐいなのか。いろいろ考えるが、知識のない私が結論を出せるはずはない。画像による花検索のアプリをスマホに入れている参加者がいて、検索してみると、キノコの名称を通知してきた。
何だったか。その名を聞いたとき、「どうせ覚えてられないんだ」と答えていたのだが、本当に忘れてしまった。サンゴ・・うろ覚えでこんな言葉がついていたと思う。あらためてPCで検索していみると、サンゴハリタケという名前のキノコが出てきた。ホウキダケのように柄を樹上に分岐させるが、上に向かって枝を伸ばすホウキダケと違い、分かれた枝が下を向くようについている。
このキノコが枯れて崩れたのが、この塊の正体なのだろうか。特定はできない。答えはどこにあるだろう。
謎の物体にであうことができたのもタイミングが良かったから。これも、草刈り参加の恩恵といえそうだ。
日曜日の草刈りは、18日のいわき石川線のバイパス歩道の草刈りに続き、2週連続となった。うーん、ボランティア草刈りもいいが、休耕田にしている田んぼの草刈りもしなくちゃ・・。いやいや、それはそれ、これはこれだ。
ボランティアでしょうから、手当と書いてはありましたが、雀の涙程度なのでしょうね。
八潮見城、どのくらいの人が訪れているのでしょうか。
散策の人、山城見学の人、いろんな人がいるかと思います。
気になるところです。
何はともあれ、これで訪れる人も安心して散策できるし、何より、季節の草花を残しながら、というのが憎いデスね。
このエピソードは書かないことにしようと思って、弁当の文字だけ消してしまい、残りの部分は記載したままにしちゃったのですね。勘違いさせてごめんなさい。
作業がある時は、いつもこのおにぎり弁当が支給され、食べて解散という感じです。
八潮見城散策の方、実際、どれだけいるのでしょうね。たまにハイキングスタイルの方を見かけるので、それなりに利用者がいるのではないでしょうかね。
脇目をふらずに歩けば、小1時間ほど。程よい運動量を楽しんでいただいているのじゃないでしょうか。