伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

保存会としての紙漉き今年は終了

2023年12月26日 | 遠野町・地域
 卒業証書用紙は作りは、これまで地域おこし協力隊が担ってきた。
 隊員の卒業等にともない、紙漉きの担い手が減少したため保存会自身の対応が求められるようになってきていた。

 そんな分けで、この間、紙漉きを多少学んだ協力隊員・・私もその1人となるが・・で、卒業証書用紙の紙漉きをしてきた。

 今回実施している紙を漉く方法は、溜め漉きと呼ばれる方法だ。
 楮の繊維とネリ(トロロアオイの粘性成分)を水に混ぜ込んだ紙料を汲み上げ、水を落として繊維だけを残す。数回繰り返して厚みを作りしとする。
 印刷前提の紙となるので、ふさわしい厚みに納めることが必要になる。

 紙漉きは、埼玉県の谷野工房の紙漉き研修に参加した保存会員で実施している。



 来月はほぼ紙漉きをしなければならない状況に追い込まれた感がある。
 5日が作業開始の予定。


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