伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

クマガイソウ満開

2015年05月09日 | 山野草・花木
 いわき市にクマガイ草3万株が咲く場所があります。いわき市田人町石住字綱木の平子長雄さんの自宅周辺です。



 以前から公開されており、今年こそは拝見したいと思っていましたが、きょう入遠野中学校の体育祭のおり、今シーズンはすでに満開になっていると聞いたので、2時間ほど時間があったので、思い切って行ってみました。自宅から12km程の道程です。

 駐車場から平子さんのご自宅までの道端から群落が見えました。その感想は「すばらしい」という言葉以外がありませんでした。

 その感動をツイッターに投稿したのがこれ。

「運動会の会場を途中で辞して、田人町綱木のクマガイソウ群生地に行く。平子さんという方が増やした花々だ。私の写真では伝えきれない感動が現場にはあった。とにかくすごい、の一言。 」

 平子さん宅に着くとスタッフの方が順路を説明してくださいました。



 これだけのクマガイ草を育てることに、どんなに苦労をしたことか。紹介するチラシによると、落ち葉を集めて腐葉土を作って施肥し、花期が終わると間引き作業に続き遮光幕を設置する、そして広い敷地内の草引きもすると言っていました。その大変な作業をすすめて美しい花の群落を見せてくれるわけです。頭が下がります。

 その群落は自宅の裏山に数箇所に分けて育てられています。説明をいただいた順路に従って観覧しましたが、一つ一つの群落を見るたびに「素晴らしい」という言葉以外に出てきませんでした。ある意味感動的な花畑です。敷地内はクマガイ草と出会うための方々が巡回しており、カメラを片手にした方も多くいました。



 そのうちの一人は、「昨年も来たが、今年も新しいカメラを持ってきた。いい構図や花などを見つけることが中々大変なんだ」と、三脚にカメラを据えてクマガイ草の群落にレンズを向けていました。





 見学路の脇にはタツナミソウもありました。



 近くにはいわき市指定の保存樹木の「イロハカエデ」の大木があり、これを見た時も「素晴らしい」の声にしかなりませんでした



 会場までの道のりはウツギが花盛りでした。道路は渓谷沿いを走っています。ウツギを撮影するため谷底を覗きこんでいると、川面から「ツィー」と鳴き声が聞こえ、大きな黒い鳥がとびました。カラスのようです。「ツィー」はカワセミかもしれません。何らかの理由でカラスが追いかけていたのかな・・。


ウツギ

 クマガイ草は今が最盛期でした。時間がとれるならぜひ訪ねてみてください。
 車は遠野町大平と入遠野前田からの2箇所のルートがあります。途中の道幅は狭いので、安全運転を心がけてお尋ねください。
 公開時間は午前9時から午後4時で、入園締め切りは午後3時30分です。「綱木クマガイ草を守る会事務局」は300円以上の保護協力金をお願いしています。


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