伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ええ、米国沿岸警備隊

2024年05月23日 | 平和・戦争

 写真の航空機は輸送機。HC-130J、スーパーハーキュリーという機体だ。米軍輸送機は時々上空を通過するが、この輸送機はアメリカ沿岸警備隊の機体らしい。

 沿岸警備隊って、日本の海上保安庁と同様に、警察権に基づいてアメリカ周辺の任務に就いているのじゃないの。そう思っていたが、さにあらず。「公海及び合衆国の管轄が及ぶ水域上、水面下及び上空におけるあらゆる連邦法の執行又はその支援」とされるなど、その行動範囲は広い。しかも、米陸海空軍、海兵隊と並ぶ合衆国軍に組み込まれた軍隊という位置づけらしい。

 そう考えると、日本の米軍基地などに飛来してもおかしくはないのかと納得した。

 先月、尾部に特徴を持つ航空機を撮影していた。

4月4日

4月21日

 尾部に小さな翼のような物が見える。空中給油時に伸ばすフライングブームと呼ばれる装置の安定翼だ。

 先だって何かの記事で、空中給油機が米空軍にとって大切な存在だという趣旨の文章を読んだ。1990年の湾岸戦争時には、アメリカ本国からサウジアラビアへ戦闘機F-15イーグルを15時間で送り込み、作戦に従事させた。そこで大きな役割を果たしたのが数十機の空中給油機だという。米空軍の即応性を支えているのだ。

 国際的な問題を考える際、外交交渉で解決を図ることを最優先にすべきことは間違いない。それでもなお、問題解決に武力に訴える勢力がいた場合どうするのか。その際に、武力行使が拡大する前に、それを抑える役割をするのであれば、米国の即応力を否定することも出来ない。

 しかし、これば米国の利益優先で使われるならばどうなのか。はっきり言えば公定できるわけがない。この時に飛んだ空中給油機は、やがてどういう役割を果たすのか。

 以下は民間機だ。ほぼほぼ、成田に向う機体。

エアインチョン

たぶん羽田以西に向う

ジェットスター

スイス航空

ハロと幻日が見えていた。

4月28日



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