いわき市が4月28日以降に生まれた子に特別給付金。

　「新生児子育て応援特別給付金」と名付けられた特別給付金は、国が実施している特別定額給付金が、本年4月27日時点で、住民基本台帳に登録されている者を対象としているため、4月28日以降に生まれた子どもは対象にならず、不公平感を訴える声があったことに応えたもので、「新型コロナウイルス感染症が市民にもたらす影響の長期化が見込まれる中、感染への不安を抱えながら子育てする親世代を応援」するために創設された。

　給付額は特定給付金と同額の10万円。1,900人が対象となると見込んでおり、事務費を含め1,913万6,000円を見込んでいる。

　給付を受けるためには申請手続きが必要で、8月中旬に予定される事業施行時の給付対象者（本年4月28日から事業施行時までに生まれた子）には、郵送で案内と申請書を送付し、申請受付後1カ月程度で口座振り込みで給付する。

　事業施行以降に生まれ、本市の住民基本台帳に登録した子については、出生届の手続き時に、案内と申請書を配布し、申請受付が1カ月程度で口座振り込みにより給付することにしている。

　本事業にかかわる補正予算は、開会中のいわき市議会7月定例会に追加提案される予定で、市議会での議決がされれば、事業の執行に向けた具体的な準備が進むことになる。