伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

いわき市が市民の市内宿泊の支援等を事業化。臨時議会で補正予算が議決された。

2020年10月27日 | 市政
 市議会は10時に開会し、市長から今年度の一般会計補正予算案1件、令和元(2019)年度一般会計歳入歳出決算の認定など14決算案、あわせて15件の議案が提案された。

 このうち決算案は、この議会で設置された一般会計及び特別会計等の決算特別委員会の閉会中審査とされ、一般会計補正予算案のみ採決に付され、可決された。

 補正予算には、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策の一環として、市内の宿泊施設や飲食業などの観光関連産業の需要回復を図るために次の2つの業が盛り込まれ、可決された。

 1つは「民限定宿泊費助成事業」だ。
 この罷業は、市民の市内宿泊施設利用の割引を実施するもので、コロナへの懸念等から遠方への旅行を控えている市民が日常生活から解放され、安心して自宅外で過ごしていただくとともに、今後続くであろう域内観光の充実を図ることを目的としている。

 1人当たり3,000円の割引を実施、対象はいわき市民で、チェックイン時に本人確認を行うことにしている。
 具体的には、市民がいわき市旅館・ホテル業連絡協議会等に加盟し、Go To トラベルの対象となっている施設を利用する際に割引を実施する。

 事業期間は、今年 11 月中旬を予定として開始し、令和3年1月末日を期間とするが、3,000人(泊)分の助成が終了した時点で事業は終了となる。


 もう一つは「市内宿泊需要喚起支援事業」。

 市内の飲食店や物販店等の観光関連産業の売り上げ拡大とび需要回復、また、市あんしんコロナお知らせシステムの普及拡大等を図ることを目的に実施され、市内宿泊施設に宿泊した方に「クーポン券」を配布する事業となっている。

 市民、市民以外の方、あるいは宿泊目的にかかわらずいわき市旅館・ホテル業連絡協議会等の加盟施設等の宿泊者が対象となり、チェックイン時に500円のクーポン券2枚、1,000円分が配布をされる。

 クーポンは宿泊当日及び宿泊翌日の「2日間」利用でき、市内の基本として「あんしんコロナお知らせシステムに登録している店舗」で利用できる。

 事業期間本2年 11 月中旬を開始の予定としており、令和3年1月末日または宿泊者 50,000 人分に達した時点で事業終了とすることにしている。


 新型コロナウイルスの感染拡大の中でも、経済活動をどう継続させるかが課題になっている。手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスなど、感染拡大に十分注意しながら、このような助成制度を活用して、心落ち着く楽しみの時間を利用して見ることも良いかもしれない。


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