北海道・洞爺湖旅行<前編>からの続きです。
2日目(火曜日)の朝食後、ヤリスくんに乗ってやってきたのは有珠山ジオパークのエリア。

目の前に見えるのは、昭和の奇跡といわれる「昭和新山」。
だだっ広い駐車場の前にはお土産屋さんが並んでいますが、かなり閉まっています。。。

これはこれとして味があるのですが、昭和の頃はもっと栄えていたんでしょうなあ。
有珠山にはロープウェイを利用して上がります。

ロープウェイからの眺望、昭和新山。

昭和18年の有珠山の大噴火で隆起してできた活火山です。
高温のため、冬でも積雪しないのだとか。
こちらもロープウェイからの眺望、洞爺湖。

前日からしっかりと刷り込まれていますが(笑)、それでも角度が違うと鮮度も変わりますね。
「有珠山」に到着。

20世紀には4度の噴火をしたという、まだ活きている火山が有珠山です。
その有珠山火口原の展望台に行ってみようと歩いたのですが、これがなかなかの距離と坂道で・・・ 


周囲の景色はよいのですけどね。
ですが、この日は曇り空でしたから、火口原はまったく見えませんでした 

残念でしたが、これはこれでよいでしょう。
予想外にいい汗をかいてしまって(苦笑)、ロープウェイで下山したら、しばらくショップで涼みました。


これらのTシャツって売れるんでしょうか 
隣の「熊牧場」のショップにも入ってみました。

店前には熊がお出迎え。
ただ、牧場には入りませんでした。

この怖そうなマグネットを見ただけで十分でした 
昭和新山って何か惹かれますね。

立ちあがる煙がなんとも神秘的で、昭和世代の気持ちは揺さぶられました 
ひと汗かいたので、ホテルに戻ってきて入浴タイムと休憩。
そこから近場の「洞爺湖サミット記念館」などを回ってみました。

映画の舞台にもなったんですね。

大泉洋さんと原田知世さんのゴールデンコンビですか。
温泉街通り。

失礼ながらさびれた感じもするのですが、それがまたなんともノスタルジックでいいです 
動いてお腹もすいてきたので、ランチにしましょう。
「レストラン 望羊蹄」

満席のため外でしばらく待ちましたが、最高気温も30度あるかどうかですから、あまり苦になりません 

レトロな建物と植物を眺めているだけでも十分時間つぶしになりますね。
ちなみに、我々以外にも待っている人はいましたが、ほぼ外国人でした 
どこの国やね~ん。
洋食の美味しいお店のようですが、ふたり揃ってハンバーグセットを注文。

妻に「ライスのおすそわけ攻撃」の洗礼を浴びて、こんなこと(てんこ盛り)になりましたけど 

このライスが後々ボディーブローのように効いてくるようになります。。。
ハンバーグ、美味しかったなあ。

とくに程よい甘さと酸味のデミグラスソースがハンバーグの存在感をさらに引き立てていましたね。
他にもポークチャップやナポリタンなどのメニューがあり、どれも美味しそうでした。
たっぷりと栄養補給をした後は湖岸を散策 


東京や関西で日中に歩くと、すぐに大汗をかいてしまうのですが、ここでは全くその心配はありません 
見慣れぬ花も素直にきれいと感じる場所。

それが北海道(洞爺湖)でしょうか。
もう少し遊んでみようということで、「洞爺湖中央モーターボート」にやってきました。

労力やスリルなどを考慮して、電動スワンボートを選んでみました。

このスワンくんはペダルではなく、エンジンで走るので、結構スピードと距離が出ます。

ちなみにバックはできません 
中島を目指したかったのですが、お店の人から「往復1時間以上はかかるので、レンタル時間内では難しい」と言われたため自重。。。

残念でしたが、それでも洞爺湖温泉のホテル群を眺めたり、

宿泊している乃の風リゾートの前を通ったり、

わけもなくエンジン全開(←電動スワンなりに)ダッシュしたりして、楽しく過ごしました 
山に雲がかかり、光も射して、いい雰囲気でしたねえ。

スワンボートといってバカにはできませんな。
で、ホテルに戻り、温泉に入り、また温泉に入り・・・と時間が経ち、夕食タイムへ。
2日目の夕食は「乃の風茶寮」。

ホテル内にある個室の和食のお店です。

まさに和という物静かな佇まいで、中の様子が殆ど分からないプライベート空間。
前日のバイキングと打って変わって静かな雰囲気ですが、これもまたよし。

本日のおしながき。

食前酒に始まり、

洞爺湖の地ビール「雫」や北海道ゆかりのハイボールなどもいただきました。

妻は料理に合わせてワインシリーズでしたね。
撮り忘れた料理もありますが(笑)、ざっと並べておきましょう。



お造りはさらにズームアップ。

お造りはこれだけでなく、おしながきにも記載されていない料理も出てきました(サプライズか、それとも記入漏れか? 笑)。
料理人さんが目の前でホタテを調理してくれたんですね。

これは4~5年モノのホタテだそうです。

塩でいただきましたが、甘みがより強く感じられて美味しいです。
そこから、時鮭の磯辺焼きを経て、

肉料理のメインである鉄板焼きへ。


まさに食を楽しむ瞬間ですけど、この頃には昼のごはん大盛りがかなり効いてきていました。。。
そして、怒涛のごはん攻撃 

ですが、この洞爺湖産財田米「ふっくりんこ」の釜炊きごはんが最高でした 

ツヤツヤでごはんが立っていますもん。
ふっくりんこが美味しいのかなと思ったのですが(それもあるのでしょうが)、レストランで普通の炊き方のものを食べたときは色つやも味も全然違ったので、やっぱり釜炊きの効果でしょうね 
そして、スイーツとコーヒーをいただいてから部屋に戻ると、この日も花火大会の時間がやってきました。
今回はまず部屋から観賞です。

観光遊覧船が見えますね。
その遊覧船の離れたところを花火船(?)が並行して走り、花火を打ち上げていくという仕組みです。


部屋からでも全然楽しめますね。
ですが、この日は花火の途中で場所を移動。
もうひとつの大浴場(展望大浴場)の隣にある貸切風呂へ。

こちらが50分貸切です。

部屋の風呂と同じような色をしていますね(当たり前か)。
花火のラストあたりはこの貸切風呂から眺めることができました。

よくよく考えたら部屋の温泉風呂から眺めても一緒だったんじゃないのか・・・と思ったりしましたけど。
予約時には部屋に温泉風呂が付いているなんて知らなかったものですから。
貸切風呂内にはリフレッシュコーナーもあり、こちらで少し仕事をさせていただきました 

終日のんびりと過ごしましたが、とにかくふやけるほど温泉に浸かった気がする1日でした。
そして、3日目(水曜日)の朝。
明鏡止水といわれる洞爺湖ですが、夜明けの頃、部屋の窓から撮影してみると、空と湖の水面が映し鏡のようになっていて美しかったです 


心が癒される瞬間でした。
そして、この日の朝は、まだ利用していなかった展望大浴場EZOFUJIへ。

ここからは撮影禁止です。
展望大浴場の上にはパノラマ露天TENQOOがあるのですが、湖と一体となっているかのように見えます。

(ネットより)
これはかなりうまく撮られていますけど 
やや気分を高揚させて大浴場から戻ったら、この日もル・ヴァンで朝食。

くどいようですが、とにかくプリンが秀逸 

これをお土産に持って帰りたい。
プリンをあまり好んで食べる方ではない妻も「美味しい」と言って2日続けて食べていたので、間違いないでしょう 
朝食後、また温泉に入り、準備をして10時頃にチェックアウト。
居心地のよかったホテルを出て、新千歳空港(厳密にはレンタカー店)に向かいました。
帰り道は高速道路ではなく、下道を通って向かったため、若干時間がかかりましたかね。
支笏湖近くの道路を走りましたが、本当に自然や緑が豊かで、気持ちのよいドライブとなりました 
お世話になったヤリスくんともお別れして、帰りのフライトの1時間前には空港に到着したのでランチをとることに。

コテコテの北海道らしいものを食べようということで、「北海道ラーメン道場」へ。
いや~、多少は想像していましたが、人、人、人 

あまりに行列が長い店では勝負できないことから、各店をざっと見て回り、並んでいる人が比較的少なそうなこちらへ。
『雪あかり』

回転も速くて、15分ほどで着座できたのでラッキーでした。
私は1番人気というコーンバターラーメン。

妻はネギ味噌ラーメン(玉子付き)。

たまに食べる味噌ラーメンって美味しいんですよねえ。
食という点では北海道らしさをチラリと感じた瞬間でした 
ごちそうさまでした。
そして、出発こそ定刻より少し遅れましたが、予定の飛行機に乗って帰路に着きました。

快晴ではないものの、天気に恵まれて、避暑と温泉と豊かな食材などを堪能できました。
何よりもゆっくりと時間が流れていて、非日常を穏やかに過ごすことができましたね 
時間ができれば北海道をぐるっと一周してみたいところですが、それはなかなか難しいかもしれません。
ピンポイントなら、また訪れてみたいと感じる洞爺湖、そしてホスピタリティの素晴らしい乃の風リゾートでした。