NHK交響楽団の昭和30年(1955年)のメンバーの写真が「芸術新潮」昭和30年6月号に載っていました。各パートの首席奏者の方々をネットで調べると錚々たるメンバー!(敬称略)
弦楽器群。いくつかの四重奏団が組まれていたようです。
木管楽器群。
金管楽器群。
打楽器群。何気に岩城宏之さんがタンバリン、外山雄三さんがシンバルですね。
専属ピアニスト 高良芳枝(1925年生まれ、旧姓内藤)
「N響の紅四点」 左から武内智子(第1ヴァイオリン)、山畑松枝(ハープ1926∼1990)、野崎千枝子(第2ヴァイオリン)、島崎多加(ハープ)
以下、当時の首席奏者の方々です。
コンサート・マスター 岩淵竜太郎(1928-2016)
第2ヴァイオリン 鷲見四郎(1913- 2003)第一回毎日音楽コンクール(1932)のヴァイオリン部門で第1位。
ヴィオラ 滝川広(1900年10月29日生まれ。松坂屋オーケストラにて音楽を始める)
チェロ 大村卯七(1904-1979)
コントラバス 寺田日瑳三(1901年11月20日生まれ)
フルート 吉田雅夫(1915-2003)
オーボエ 坂逸郎 ( ばん いつろう、1911-1993 これはイングリッシュホルンですね)
クラリネット 松島貞雄(1900年8月28日生まれ)
ファゴット 三田平八郎(1915-1981)
ホルン 和方寛茂
トランペット 中村鉱次郎(1898年4月15日生まれ。帝国ホテル・バンド部員)
トロンボーン 佐藤弘
ティンパニ 小森宗太郎(1900-1975)
。。。情報を修正・補足していきます。皆さん、いい顔してますなー!
↓(参考)NHK交響楽団機関誌『フィルハーモニ-』1956年4月号より。上の写真の首席奏者と一致したバージョンに変更しました。
ピアノのビアンカについては音楽評論家の竹内貴久雄さんのブログに出てきます。
バロック作品でのフルートのラリューは80歳半ばで今も元気で2~3年前にも来日、オーボエのシャンボンは早く亡くなってしまいましたが、生前、一度だけ直接お話しした事があります。
N響の坂(ばん)逸郎さんはここではイングリッシュホルンを吹いていますが、当時の「首席」は集合写真でトップの川本守人さん。90歳を過ぎてもお元気で、(30歳年下の奥様の内助の功?もあり)、最近もお見かけした「古都があります。
「テイチク」のアーティストについてちょっとずつ謎が解けてきてうれしいです。
特に昨年亡くなった「幽霊指揮者」ミラン・ホルヴァートが来日していたとは知りませんでした。
いろいろな演奏家についてお詳しいですがもしかしたら関係者のかたでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。
からたどり着きました。
すばらしい記事をありがとうございます。
返信遅れて申し訳ありません。
自分もその動画何度か見ました。当時のオーケストラの雰囲気や技術レベルがわかり大変興味深いです。写真と同じときに撮影されたものですね。
今後ともよろしくお願い致します。