Tranquil LIFE

-日常日記-

マリア。

2010年11月23日 10時38分44秒 | 日記
読み終わりましたー。

伊坂幸太郎の「マリアビートル」

『元殺し屋の「木村」は、
 幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、
 東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。

 狡猾な中学生「王子」。

 腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。

 ツキのない殺し屋「七尾」。

 彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み
 物騒な奴らが再びやって来た。

 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。3年ぶりの書き下ろし長編。』

電車の行き来でよみ、
休日の空き時間で読み

とにかく先が気になる話でした。

新幹線という閉鎖空間の中で
6人の錯綜する物語が
とっても面白かったです。

終わり方はまあ、あっさりなんですけれどね。

途中の会話のやり取りの面白さとかは
伊坂さんならではです。

あるキングやSOSの猿で
ちょっと路線が変わってきたので
どうなるか心配だったのですが、

この「マリアビートル」は
以前の伊坂さんの色が濃い作品だと思います。

今回は本当に新幹線の中の話に
終始していて、伏線を張りつつそれを回収していくときの
驚きなどはそんなになく、
殺し屋たちがどう関わりあうのか?
自分たちの問題をどう解決するのか?

がメインに置かれています。

最後のどんでんがえし
とかもないです。

「人はどうして人を殺してはいけないの?」
「戦争とかはしてもいいのに…」

に対する答えがとても興味深かったです。

不運なキャラ 七尾がとても好きでした。
中学生の王子、大嫌いだなー。

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