新・壊れかけの歯車

企業の歯車になりきれないSE(=スチャラカエンジニア)Hiroの日記

専制主義論

2022-03-27 21:44:00 | 日記
ロシアのウクライナ侵攻についてアメリカのバイデン大統領が

「これは民主主義と専制主義の戦いだ」

と言っていたが、それはちょっと違うと思う

プーチンが独裁者としてロシアに君臨して、戦争犯罪を引き起こしたのが問題なのであって
専制主義が問題とか言うと、世界の大半の国では専制主義国家も多いのだから事がややこしくなる

民主主義だろうが専制主義だろうが、国家と世界が平和になるのならどちらでも良いのだ

鼓腹撃壌という故事がある

中国の遠い昔の話
堯という天子が国を治めていた頃の事

ちなみにこの堯が舜に、舜が禹に天子の座を譲った事から「禅譲」という言葉が生まれ、禹は後の中国最古の王朝と言われる夏王朝を建てたと言われている

話を元に戻そう

堯が国を治める事50年、国は富み栄え民衆は平和に暮らしていた。しかし、民衆は本当に幸福に暮らしているのか?と疑問に思った堯は目立たぬように姿を変え、自分の耳目で確かめようと町に出かけた。すると、先ず子供たちが堯を讃える歌を歌っているのを目にした。しかし堯は「大人に歌わされてるのではないか」と疑問視し気にとめなかった。次に老農夫が腹を叩き足で地面を打ち鳴らしながら楽しげに歌っていた。
「水を飲みたければ井戸掘ればいい、飯を食いたきゃ田畑を耕せばいい、帝の力など自分にゃ関係ない」
これを聞いた堯は世の中が平和に治まっていることを悟った。

つまり、世の中が平和に治まっていれば、政治体制などどうでもいいという事なのだ。

むしろ民衆に「選んだ責任」を押し付け、独裁政権を正当化させてしまう形だけの民主主義の方が、よほどタチが悪い

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