新・壊れかけの歯車

企業の歯車になりきれないSE(=スチャラカエンジニア)Hiroの日記

球団GM論

2023-07-10 01:43:00 | スポーツ観戦
東北楽天ゴールデンイーグルスが不振にあえいでいる。
ここ数日前は連勝して4位に浮上したものの、借金8で3位ロッテまでは10ゲーム近く差があり、ここから浮上できるかというと甚だ疑問だ。

ネット界隈では石井一久監督の解任とか、過去の自分の発言のブーメラン現象が取り沙汰されているが、自分から言わせて貰えればこんな状況は石井一久GM就任から予想出来た事である。

そもそも、石井一久なる人物、監督どころかGMなど務まるような人間ではない。選手時代から自身の勝利にすら頓着しないタイプ。投手なのに自身の勝利にすら固執しない人から、チームの勝利に向かって頑張ろうと言われたところで説得力があるわけがない。
さらに言えば、石井一久はGM就任以前、監督どころかコーチの経験すらない。GMとなれば選手補強だけではなく、どうやって現存選手の能力を高めるかといったチーム全体の育成計画も考える必要があるが、コーチとして選手を育てた事も無いのに育成プランなど考えられるわけがない。GMはチーム全体を俯瞰して何処を強化しなければいけないかと考えてチームを運営しなければいけないが、石井一久のそれにはそんな考えは微塵も感じられない。
結果どうなったかというと、打撃陣の主力は浅村栄斗を除き殆どが左打者、投手陣特に中継ぎは殆ど右投手という偏向ぶり。付け焼き刃的に右打者を獲得しているが、殆どが期待はずれに終わっている。

では何故そんな人物が楽天のGMに就任できたのかと言えばただ一つ、三木谷浩史オーナーと石井一久が仲良しだからである。
こんなお友達人事を繰り返している限り、楽天球団の優勝はしばらく来ないであろう。

ロシアの軍事戦略論

2022-05-05 00:40:00 | 日記
ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始して2ヶ月が過ぎた
しかし当初の予測とは裏腹に、ウクライナの首都キーウを陥落させる事は出来ず、現在もウクライナ東部でロシア軍は苦戦を強いられている

様々なメディアが
「何故ロシアのプーチン大統領はこの戦争を起こしたのか」
と騒ぎ立てている

軍事戦略的にみれば、愚の骨頂であることは今更言うまでもない

そもそも、戦争を仕掛けるのであれば、自軍の戦力はもとより、相手の戦力、国力、その他もろもろを俯瞰的に見比べて、勝機がどこにあるかを見出してから行うものだ
孫子の兵法にも「勝者は先ず勝ちてしかる後に戦いを求め、敗者は先ず戦いてしかる後に勝ちを求む」とある

では何故プーチンはこんな愚行に出たのか

ロシアも軍事大国だから、もちろん軍事戦略の研究機関やその道に精通した軍事参謀がいないわけがない
その人たちから見れば、プーチンはなんと愚かな事をしたのかと思っていることだろう
自分たちの意見を取り上げてくれれば、こんな愚行をせずにすんだのに、と

しかしながら、ロシアの政権構造を考えると、それが出来なかった理由が見えてくる
20年近く独裁権力の座に座り続けるプーチンに意見出来る人間は少なくなる一方で、プーチン本人はいつ誰に裏切られるか分からないという猜疑心から、特定の人間を重用することをしていない
今度のウクライナ侵攻でも、軍事戦略を綿密に練っていたとは言いがたい
どちらかと言えば、そうした軍事参謀を重用して作戦が成功した場合に、プーチン自身以上にその軍事参謀がロシアで英雄とされるのを嫌がったのではないか

加えて言えば、ロシアという国は過去の歴史をみても、群雄割拠して覇を競うような戦国時代という経験がほとんど無い
近代の大きな戦争でも、ナポレオンとヒトラーに侵攻され、日露戦争で日本海海戦でバルチック艦隊が敗北したというくらい
自分の少ない知識での勝手な見解ではあるが、ロシアというのはそもそも戦争が下手なのではないか
だから、核兵器や強力な武器を持ち、ハッタリをかます必要があったのだが

今回のウクライナ侵攻でそうしたメッキが全て剥がれ落ち、はだかの王様と化したプーチンもろともロシアが崩壊していくのかもしれない

山梨キャンプ場女児失踪事件論

2022-04-30 01:40:00 | 日記
山梨県のキャンプ場で女児が行方不明になって約3年、再び取り沙汰されるようになった

きっかけは人の頭の骨とみられるものが発見されたからだが、発見されたのは女児の姿が最後に確認されたキャンプ場から600mの場所であった
当然、失踪当時に大規模な大捜索活動が行われているはずの場所である
失踪当時の大捜索活動の際に見つからず、何故今になって見つかったのか
しかも、今度は骨に続いて靴と靴下も発見されている
もちろん、現段階ではこれら発見されたモノが全て失踪した女児のものか定かではない

これらが失踪女児のモノでなければ、かなり悪質な悪戯ということになるが

今回発見された遺留品が女児のものかどうかはさておき、何故今になってこれらが発見されたのかを推論してみる

最初に発見されたのは頭部、それも後頭部の一部とされる骨であった

そして、山梨県警などによる大捜索が連日行われ、骨に続き靴と靴下も発見された

これら発見されたモノが失踪した女児の物だとすると、様々なケースが推察される

ケース1
女児が山中に迷い込んで動けなくなり、衰弱死した後、様々な要因で今回発見された場所に遺留品が移動してきた
可能性としてはありそうだが、幾つか疑問点も残る
今回、骨などが発見された場所はキャンプ場からかなり急な山道を登り、さらに山中に分け入った先にある
当時7歳の女児にそのような山中に入り込む事が出来るのだろうか
あり得るとすれば、例えば熊などの野生動物に襲われたのち、動物が女児の身体を持ち去ってしまったという事だが
であれば、失踪時の捜索で血痕など動物に襲われた形跡が発見されているはずである
となると、女児が自力または動物により発見現場近くまで移動したとは考えにくい

ケース2
何者か女児を連れ去って別の場所で殺害し、隠していた遺体および遺留品の一部を今回発見された場所に遺棄した
様々な要因を組み合わせると、これが一番腑に落ちるケースとなる
発見された骨は頭部、それも後頭部の一部とされている
もし山中で死亡しその後遺体が腐敗したとしても、後頭部の一部の骨だけが別離して発見されるものだろうか
と考えると、発見された骨は女児を連れ去り殺害した犯人が隠していた遺体から後頭部の骨を取り出して、発見現場に遺棄したと推察される
同様に靴や靴下も順に発見現場に遺棄したとすれば、これまで3年もの間捜索しても見つからなかったのが、ここ数日で発見されたとしても不思議ではない

では、誰が何の目的で行ったのか

注目すべきは頭部の骨だけでなく、靴と靴下も立て続けに発見されたという点である

人骨が発見された時点で、それが失踪女児のものか別人のものかの前に、明らかに死体遺棄事件となる
当然、発見現場は山梨県警により規制され、一般人の出入りは出来なくなる

現場地図からみると、発見現場へ続く道はキャンプ場からの山道があるだけで迂回路はないようにみえる
山側から迂回すれば現場までいけなくないようにも思えるが、昼間に行動するわけにはいかないから闇夜の中山中を進んで靴を置いてくるような事ができるとは思えない

だが、一つの仮説を立てればこれも全てが腑に落ちる

それは、今回の捜索メンバーの中の誰かが靴や靴下を持ち込み、捜索するふりをして遺棄したというケース

であれば規制をかいくぐり、遺留品を発見現場に持ち込むことが可能となる

では何のためにそんなことをしたのか

これも2つのケースが考えられる

一つは、骨や靴を女児のものに見せかけた超悪質悪戯愉快犯

もう一つは、何らかの目的で骨や遺留品を警察に調べさせること
身元鑑定にはDNA鑑定が主流になっているが、DNAはタンパク質だから骨から調べるのは以外に難しい
靴や靴下からも血液や体液などの残留物があれば出来るのだが、残留物を消してしまえば鑑定は困難になる

つまりは、日本の警察の科学でどの程度の証拠品が揃えば身元確認が出来るか、を探っているのではないかと思えるのである

なにはともあれ、個人的には今回発見された骨や遺留品が失踪女児のものではなく、女児が何処かで生きていてほしいと願うばかりである


藤子不二雄論

2022-04-27 23:43:00 | 日記
去る4月7日に藤子不二雄A(我孫子素雄)先生が亡くなった

自分が物心ついた頃にはドラえもんが人気絶頂だったし、ドラえもんとのび太と一緒に泣き笑いいろいろな事を勉強してきた
今でこそドラえもんは子供向けファミリーアニメであるが、昔はかなり高尚なネタもふんだんに練り込まれていた作品だったのだ
小学○年生って名前の雑誌全てに連載されてたから、おそらく全ての学年の年代にそってネタのレベルを書き分けていたのだ

何しろ、小学館がコロコロコミックという名の藤子不二雄スペシャルな雑誌を創刊してしまうくらいだから、当時のお二人の多忙ぶりは想像に難くない

そんな中、自分にはとてもありがたいエピソードがある

小学校低学年の頃のある日、ドラえもんの漫画読みたい欲が抑えられなくなった自分は手紙をしたため、藤子不二雄先生のスタジオ宛てにファンレター(?)を送ってしまったのだ

なにしろ子供の事だから、失礼極まりないうえに欲求丸出しの文面だったに違いない

それから暫くたった1月のとある日
両親が物凄くニコニコして
「年賀状来てるぞ!誰からだと思う?」
と年賀はがきを渡してくれた

年賀状の差出人には
「藤子不二雄」
と書いてあった

しかも藤子不二雄キャラクター満載の裏面には、直筆メッセージとサインがあった

今にして思えば、超多忙な時期に、どこの馬の骨だか分からんガキンチョから、失礼極まりない手紙を送られたにも関わらず、優しいメッセージを添えて年賀状を送り返してくれるとは、、、

藤子不二雄先生の作品が多くの人に愛されたのは、きっとお二人の優しい人柄が作品に滲み出ていたからに違いない



独裁者の行動論

2022-04-03 00:44:00 | 日記
先日テレビを見ていたらロシアのプーチンの行動変容について、とあるお方が

「何故プーチンがこうも変わってしまったのか理解出来ない」

と言っていた。
確かに、一般人の論理思考ではウクライナに軍事侵攻するまでには至らないだろう
一つ指摘出来るとすれば、プーチンは一政治家ではなく、巨大国家を牛耳る独裁者だということだ
それも20年もの長きにわたってその座に君臨し、この先も居続けようとしている人物だ
そういう人間の行動について、世間一般の論理思考で行動を読み取ろうとしても、どだい無理な話なのだ

ではどうすれば理解出来るか
至極簡単な事だ
過去の独裁者の行動に照らし合わせてみればいい

例えばドイツのヒトラー
第一次大戦の賠償でどん底だった国力を回復し国民の支持を受けて全権を掌握すると、ヨーロッパ諸国へ戦線を拡大していった

日本で言えば豊臣秀吉なんかそう
天下統一して戦国時代を終わらせた、と思ったら各地の大名に朝鮮出兵を命じ、海外進出を計ろうとした

独裁者として権力を維持し続けるためには、国内の支持を集め続けなければいけない
そのためには、国力を上げ続ける必要がある
しかし国内で出来る事には限界があるから、それ以上を求めるには支配地域を広げる必要があるのだ

そう考えると、プーチンがウクライナを攻略しようとしても何の不思議もない

ただし、それは独裁者による独裁者のための論理思考で、世間からは理解不能な思考であるのだが