新・壊れかけの歯車

企業の歯車になりきれないSE(=スチャラカエンジニア)Hiroの日記

酸化グラフェン ぱーとつー

2021-09-09 16:59:00 | 日記
いろいろなところで出回っている

COVID-19の正体は酸化グラフェン

という話。
何人かがあちこちで発言しているようだが、共通点として

目的は人口削減のための世界各国政府によるジェノサイド

とある。

という訳で、本日はこの点を中心に論理的検証をしてみる。

まず一番最初に浮かんだ疑問

疑問点その一
人口削減のためのジェノサイドが目的ならば何故酸化グラフェンを使ったのか

酸化グラフェンは未だ効率的な生産方法が確立されておらず高価なもの。
しかも、グルタチオンという酵素で弱毒化すると陰謀論者たちは言っているが。

ジェノサイドが目的ならば、コストパフォーマンスが悪く、かつ弱毒化できる素材を使用するだろうか、甚だ疑問。

疑問点その二
どうやって致死量の酸化グラフェンを接種させたのか

陰謀論者の説明によれば、酸化グラフェンをマスクやPCR検査での綿棒に塗布し、そしてワクチンに混入させた、とある。

仮にそうだとして、マスクや綿棒、ワクチンからどの程度の酸化グラフェンを体内に取り込めるのだろうか。
ファイザーのワクチンは一つ0.45ml。
これを2.25mlに薄め一人へ接種する量は0.3ml。
つまり5倍に薄めて約1/7を注射する。
ワクチンの99.99%が酸化グラフェンだったとしても一度に身体に入る酸化グラフェンは0.06〜0.07ml。
マスクにどのくらい含まれててどのくらい吸入するのかは分からないが。PCR検査の綿棒はナノ微粒子が付着ということなのでごく微量だろう。
しかも酸化グラフェンはウイルスと違って物質なので体内で増殖はしない。
陰謀論者が言っているような身体に実害が出るレベルの接種量になるのか、甚だ疑問。

疑問点その三
何故中国の武漢から広まったのか

陰謀論者によれば、
・酸化グラフェンはスマホの5G電波により毒性が強まる
・中国の武漢で5Gのテストが大規模に行われていた
・酸化グラフェンはインフルエンザワクチンにも含まれていた

とのことなので相互的に勘案すると

中国の武漢でインフルエンザワクチンを接種した人たちが5Gの電波に曝されてコロナ症状を発症した

という事である。
確かにそれならば武漢でコロナ症状が発現したことは分かる。
しかし、何故武漢から世界全土にコロナ症状が広まったのか。
酸化グラフェンはウイルスではなく物質なので、汗や唾液に含まれて体外に出て、他人に感染するということは考えにくい。
しかも、5Gどころか電気すら整っていないような国にもコロナ症状は蔓延しているのだがこれらはどうして発現したのか、甚だ疑問。

疑問点その四
何故志村けん、千葉真一はコロナ性肺炎で死んだのか

陰謀論者の説によれば、酸化グラフェンを弱毒化する方法として
・飲酒
・スポーツ
があるらしい。
しかし、コロナ性肺炎で亡くなった志村けんは毎日晩酌を欠かさない酒好きだったし、千葉真一は元体操選手でスポーツ大好き。
しかも、両名ともコロナワクチンは接種していない。
何故二人はコロナ性肺炎で亡くなったのか、甚だ疑問。

疑問点その五
何故ダイヤモンド・プリンセス号でパンデミックが起きたのか

これが起きたのは2020年初頭。
コロナワクチンもPCR検査も無く、マスクすらしていない頃。
酸化グラフェンを注入された可能性は唯一インフルエンザワクチンか。
しかも船旅の途中であるから、5Gどころか携帯の電波が届くかどうかというケース。
なのに、何故あれほどまでの大量感染とみられる事態になったのか。
酸化グラフェンはウイルスではなく物質なので体内で増殖もしないし、人から人へ伝播するという事も考えにくく、これが原因だとは甚だ疑問。


というわけで、これを読んだ陰謀論者の方々、疑問点を解決する明確な回答をいただければ幸いである。

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