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若鮎の

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三生君 お寺を継ぎます宣言!

2021-09-28 14:45:49 | 日記
「おかえりモネ」の幼馴染の皆さんの顔ぶれが発表されてから
密かに胸ときめかしていた事がありました。
その中に島の古刹の跡取りとして、前田航基君がご出演と発表されました。

航基君は、舞台「最貧前線」で年少者の見習い船員として乗船された
前田旺志郎君のお兄さんであります。

旺志郎君は、「最貧前線」の中で貧しい暮らしをしている家族の
役に立ちたいとの思いから、年齢を偽り乗船した後、懸命に仕事を覚え
やがて船上のみんなに仲間と認められる存在となる少年を
等身大の存在として演じられていました。

そして「おかえりモネ」の前作「おちょやん」では、名優藤山寛美さんを
モデルにした、若き頃のまだ役者として歩む覚悟の出来ていない
青春前期の心の揺れを直球では無く、そこはかと感じさせる
絶妙な演技をしていました。

そしてなんと申しましても、お千代さんの弟と敗戦前の満州で出会い
その中で、一日も早く日本へ帰りたいとの思いを封印して
満州に取り残された人達の為に力を注ぐ道を選択したのが
私には、大きな印象として残っています。

そう言った足跡を残した旺志郎君の後を引き継ぐ形としての
お兄ちゃんである前田航基君のご登場です。
そんなこんなで、航基君が演じるお寺の跡取り息子さんに対して
ひとりで胸を膨らましておりました。

そしてモネちゃんの父親役の内野さんは、まさしくリアルお寺さんの
跡取りでありまして、そして色々面倒な事がたくさんあったと
思われますが、俳優としての道を歩む事を決断されました。

脚本家の安達奈緒子さんは、その様な経緯を踏まえた上で
どんな道を三生に歩ませるのか、個人的にとても興味を持っておりました。

なんとなく予感としては、三生が寺を継ぐ選択をする予感がありました。

ですがですが、ドラマのなかで実際に断髪式が行われるとは思いもしませんでした。
それも飲み会の中で唐突に断髪式に突入と言う、荘厳とは無縁の
断髪式であったのかも知れませんが、それが三生には一番相応しい
儀式であったと思います。

そして三生はモネパパ内野さんに対して

「耕治さんとは違う道を行きます。親の仕事を継ぎます。」
と宣言します。
これは航基君にすれば相当プレッシャーがあったと思います。

三生頑張った!良くやった!との言葉と共に、大きな「はなまる」
五つと共に贈りたい思いです(^^♪




内野さんの演じる姿勢あれこれが、文春オンラインに掲載されました♪

2021-09-22 15:10:53 | 日記
9月16日は「大好き!」な内野さんがお生まれになられた日でございます。
内野さんのファンの間では、聖誕祭と呼ばれております。
その当日に文春オンラインにて、とても嬉しい記事が書かれていました(^^♪

何よりも個人的には、内野さんの代表作と言われている「風林火山」と「臨場」を、敢えてであろうと思うのですがリストアップしていなかったのが、ちょっと微笑ましいと個人的には感じました。

お書きになったライターさんもその2作品が、内野さんの代表作と思っている
方が多いのは充分理解されておられるとおもいます。
ですがそれを外してご自分なりの視点で俳優内野の原点を描こうとした
意気込みを感じました。

「JIN」では、ちょっと崩した着物の風体をした、「人たらし」の龍馬さん。WOWOWドラマ「鉄の骨」の清濁併せ持った、共に働く部下達にも
伺い知れない様な俯瞰的な目で見ている緒方常務。

「不機嫌なジーン」では、著名な動物学者ではあるのだけれども
ど~しようも無い位女好きで、ナルシストな奴なのですが
それをとてもチャーミングに演じていらっしゃいました。
観る側はそんな自己中心的な教授を、苦笑いしながら何処か微笑ましく
眺めていた様な気がします。

「10年先にも君に恋して」はモネちゃんのおじいちゃんつまり耕治さんの
父親役の藤竜也さんがご出演されていました。
とても良き円山博君の指導教授であられました。
そして大きな信頼関係で結ばれているのが、ちょっとした会話で分かる
おふたりのやり取りがとても暖かいものであると感じられました。
30博さんと40博さんでの里花さんとの会話のキャッチボールのスタイルで
円山博君の内面の変化したものと変わらなかったものが、ちょっと伺い知る事が出来たのが、もの凄く微笑ましかったです。

そして俳優内野と言えば、舞台人であるのも重要な要素であります。
現在内野さんは「化粧二題」で、地方を巡っておられます。
コロナ禍で気を付ける事も多いと思いますし、台風シーズンも重なっておりますので、無事に水戸芸術館でのフィナーレを迎えられますのをひたすら祈っております。

また内野さんは、学生時代ジャーナリスト志望でしたのも有名なお話です。
「3.11」をテーマにした「家路」に出演されるにあたり撮影前から
地元に滞在し居酒屋で住民の生の声を聴き、その中で
「俺は長男だからこの土地を離れられない」
との言葉を直に聞いた時には、文章で読むのとは全く異なった印象を受けられた感覚を、確りと心に刻まれたのであろうと思いました。

内野さんも「家路」はドキュメンタリー映画としての意気込みで参加されたのではないでしょうか?

私もこの映画は放送される度に録画して観る様にしています。
そして最近は色々絶望的な事も描かれているのは確かなのですが
松山ケンイチさんと田中裕子さん親子が田植えをしているシーンを観て
心が浄化される思いと、兄の総一が移り住む会津の土地は恐らく
長い間耕作放置地であったと思われるその場所は此れからの苦難を
予感させるに充分な景色であります。

自然と共に歩むと言う事は、希望と苦難の感情を交互に編み上げて行くしか
無いと思えるようになりました。

そして井上ひさし先生の書下ろしの舞台「箱根強羅ホテル」では、あまりの
現行の遅さに激怒した内野さんは、焼き肉パーティーをボイコットしたのは
内野さんのファンの中では、とても有名なエピソードですよね!

今はもう天上の人となられた井上先生は、そんな内野さんをどんな風に眺めておられたのでしょうか?
「ごめんね」と言う気持ちと、舞台に取り組む青年の真っすぐな眼差しに
頼もしさを感じられていたのなら、内野さん大好き!の私はとても嬉しいです(^^♪

文春オンラインの記事を書かれたライターさんのお名前、近藤正高さん
確り覚えておこうと思います。





「化粧二題」の舞台を観て思う事、いろいろ。

2021-09-10 05:52:02 | 日記
ちょっと間が空いた投稿となりました四季の樹です!
もちろん体調を崩していた訳ではございません。
本当は舞台「化粧二題」を観に行くワクワク感や
舞台を鑑賞した後の、私なりの超ミーハー人間丸出しの感想文?の様なものを
書く気満々でしたが、「+  act」のインタビューを読みまして
改めて、更に、「俳優 内野」の演じる事に対しての真摯な向き合い方を
お聞きしまして、生半可な舞台の感想など書いてはいけないと自戒致しました。

ですから書けないな~ぁ、でもやっぱり拙くても良いから自分なりの感想と
言うものをやっぱり書いてみたいな~ぁとのスケベ心みたいなものも
ちゃっかりあったのも事実です。

雑誌のインタビューの中で、役者は八十歳九十歳になっても演じられる
「寝ているだけの殿様」とか。
とのお話をされておられましたが、私も舞台で寝ているだけのお殿様の
内野さん拝見したいと思いました。
ま~その時まだ存命で、ちゃんと劇場に通える体力があればと言わないと
いけないのがちょっと哀しいです。

内野さんは普段からトレーニングを欠かさないお方ですから
舞台で大きな怪我なんてなさらないと思っていたのですが
相当派手な怪我を何度か経験されていたのですね。

舞台にはどうも目には見えない魔物がいるようですね。
その魔物が、演じる人間の日頃の鍛錬のご褒美として
感動のスパイスを降り注いで、私たちに珠玉の作品を
観せてくれる時もあれば、ひょっとしたらちょっとしたハプニングで
怪我をする時もあるのでしょうか?

「化粧二題」のパンフレットの中でブルボンヌさんと井上麻矢さんが
「女装は自分を鼓舞し、解き放つ武装」とのタイトルで対談されています。
その中で柳橋生まれの井上さんの子供時代には、街で当たり前に芸者さんを
見かけたそうです。

そんな環境の中で
銭湯でスッピンの芸者さんとご一緒することもあるけど、特別綺麗では
ないんですよね。
「まちで見かけるおねえさん達は、努力して美しくなって
お座敷に行くんだなぁ」と不思議な思いで眺めていました。
そう回想されていました。

化粧とはある意味素肌に纏う戦闘服の意味合いがあるのかも、との思いが
一瞬浮かびました。

「化粧二題」は立場が違う二組の母と子の心の揺れを、井上ひさし先生の
人間の業を凝視する冷徹さと温かさを描いている名作です。
内野さん有森さんおふたりの役者さんは、今持っている役者としての力量を
すべて注いで舞台に立たれたのですよね!

ですが人間には、どんなに知識を総動員させてもある年齢に達しないと
見えて来ない感情と言うものがあると思います。

こまつ座さん五年後十年後に内野さんと有森さんがどの様な「化粧二題」を
演じられるのかとても興味があります。
もしよろしければ、オリンピックのサイクルで構いませんので
是非とも再演お願い致します。

内野ファンのささやかな願い是非ともかなえて下さいませ(^^♪