玉置玲央君と言う俳優さんを始めて知ったのは大杉漣さんの初監督作品である
「教誨師」でした。
その中で玲央君は、他の死刑囚とはまったく違った異彩を放った存在として
出演されていました。
自分の様な高邁な人間は、下等な人間の命を終わらせる指名を与えられている。
そんな態度で教誨師の大杉漣さん挑発する様な態度で面談室に現れます。
そんな傲慢な死刑囚が最期を迎える時の玲央君の佇まいが圧巻でした。
彼は恐らくその時でも、自分の犯した罪を後悔しては無かったと思われます。
ですが本能的にもうすぐ生命を強制的に終わらせる事に対しての
動物的恐怖を子細に体の小刻みな震えと共に演じられていたのは
凄いと思いました。
その時から舞台出身の若手俳優玉置玲央さんのお名前は、私の中に深く刻まれました。
それからも「真田丸」の信長の嫡男信忠役、「麒麟が来る」では腕は良いのですがどうしようも無く吞兵衛の鉄砲鍛冶としてご出演。
そして満を持してと申しますか、朝ドラ「おかえりモネ」にご出演!
気仙沼登米編の様なほんわか路線とは違い、東京の放送局でご出演の皆様は
何やら殺気立って、曲者揃いの印象を受けました。
そんな中で登米で出会ったオタク気質の気象予報士内田衛君は
癒し系的存在になる様な予感がしております。
その中でも特殊な存在の様な役が、玉置玲央君演じるTV局社会部記者の
沢渡公平さんです。
仕事が出来るとても優秀な人材なのでしょうが、なんだかチャラい人物として
描かれています。
30歳前後の頃に内野さんが配役されたならば、嬉々として演じられたであろうと思えるキャラクターですよね!
恐らくモネちゃんとのホンワカシーンは無いと思うのですけどね。
お仕事に恋愛にと、本当に20代前半の女の子には人生の節目となる出来事が次から次へと降り注ぐお約束みたいでありますよね(^^♪