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若鮎の

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モネちゃん東京で新しいお仲間達との出会い♪

2021-07-21 05:21:54 | 日記
玉置玲央君と言う俳優さんを始めて知ったのは大杉漣さんの初監督作品である
「教誨師」でした。

その中で玲央君は、他の死刑囚とはまったく違った異彩を放った存在として
出演されていました。
自分の様な高邁な人間は、下等な人間の命を終わらせる指名を与えられている。
そんな態度で教誨師の大杉漣さん挑発する様な態度で面談室に現れます。

そんな傲慢な死刑囚が最期を迎える時の玲央君の佇まいが圧巻でした。
彼は恐らくその時でも、自分の犯した罪を後悔しては無かったと思われます。
ですが本能的にもうすぐ生命を強制的に終わらせる事に対しての
動物的恐怖を子細に体の小刻みな震えと共に演じられていたのは
凄いと思いました。

その時から舞台出身の若手俳優玉置玲央さんのお名前は、私の中に深く刻まれました。

それからも「真田丸」の信長の嫡男信忠役、「麒麟が来る」では腕は良いのですがどうしようも無く吞兵衛の鉄砲鍛冶としてご出演。

そして満を持してと申しますか、朝ドラ「おかえりモネ」にご出演!
気仙沼登米編の様なほんわか路線とは違い、東京の放送局でご出演の皆様は
何やら殺気立って、曲者揃いの印象を受けました。
そんな中で登米で出会ったオタク気質の気象予報士内田衛君は
癒し系的存在になる様な予感がしております。

その中でも特殊な存在の様な役が、玉置玲央君演じるTV局社会部記者の
沢渡公平さんです。
仕事が出来るとても優秀な人材なのでしょうが、なんだかチャラい人物として
描かれています。
30歳前後の頃に内野さんが配役されたならば、嬉々として演じられたであろうと思えるキャラクターですよね!

恐らくモネちゃんとのホンワカシーンは無いと思うのですけどね。

お仕事に恋愛にと、本当に20代前半の女の子には人生の節目となる出来事が次から次へと降り注ぐお約束みたいでありますよね(^^♪






幼なじみ 新次さんと耕治さんのお話です。

2021-07-15 06:10:29 | 日記
かなり鈍い処のある私ですが、前々から薄々感じていた処があります。
大きな災害や事件に巻き込まれ、想定外の被害を受けた人達。
そんな状況の中で、新しい生活を零から築こうとされている方々の
ドキュメンタリー番組が放送される時があります。
主にNHKの作品が多いですね。

その中の被災者の方々は、とても辛い体験をされたのですが
何時までも過去に起こったことに拘っていても仕方が無い。
キッチリと前を向いて、明るく積極的に此れから暮らして行くことが
不本意に終止符を打たれた仲間達への「餞」なのだ。

そして復興支援の目的で創られた新しい商店街で
家業の「魚屋さん」を再建し、かつてのお得意さんが買い物に訪れ
水を得た魚の様にテキパキと商売に励んでいる姿でエンディングを迎える。

そんなストーリ過去に対する後悔や苦悩贖罪を殊更重く描くのでは無くて
飽くまでも未来に目を向けて、力強く生きようとしている前向きに
生きようとしている視点で伝えられている番組が、多い様に感じておりました。

そんな中で「おかえりモネ」で描かれた亮ちんのお父さんの
及川新次さんは、異彩を放っておりました。

いえいえ本当は、新次さんの様なわだかまりを抱えながら
この生き辛い世の中を必死に藻掻きながら暮らしているのが
本来の姿に近い様に思われます。

震災の為に生活の基盤を根こそぎ奪われてしまった「及川家」
そんな状況の中で、一歩前に踏み出さねばとの思いは
当然新次さんの中にもあるはずですよね。

でもそれをする事によって妻の美波さんとの思い出が
セピア色の写真の様になってしまう恐れの様な感覚が
あるのかもと推察致しました。

モネの父親である耕治さんは、妻の亜哉子さんに

多分、あいつはこれから先何度も同じ事をするよ。
酒も止めると言いながら、きっと何度も今日みたいになる。
でも今日飲んでしまったなら、明日から…
明日からまた前を向く一日目を始めればいいって
そう言ってやりたい。

言い続けてやりたい。
必然的につき合わせることになると思うけれど。
そう語りかけます。

それが新次さんの新しい一歩の呼び水となれば良いのですが
仮にそうなら無くても、そんな思いで寄り添う幼なじみが
すぐ近くにいてくれるのは、新次さんにとってもとても大きな支えと
なると信じたいです。

そしてそんな視点で見守る覚悟のある耕治さんは
とても懐の大きな人であると改めて思いました。

でもとても「嬉しい事」があったのにそれを語り合える人がいないのは
本当に辛い事だと、深く感じさせられました。






モネちゃんの同級生と、モネパパとモネママそして「亮ちん」の父ちゃん。

2021-07-10 15:49:43 | 日記
高校生の頃に読んだ文章の中に

労働者は、自分が労働者に成ると選択したのでは無く
気が付いた時には既に労働者になっているのだ。
と言った内容のが書かれたエッセイを読んだ記憶があります。

亮ちんは先週までの放送の中では、特別自己主張の強い青年とは
描かれていなかった様に思われます。
ですが気配りが確り出来て、とても心優しき青年であるのは
ちょっとした仕草から感じておりました。

それはとても観察力の鋭い青年だから出来るものであると思われます。
つまり亮ちんは心優しい青年であるだけでは無く、とても聡明な
人物なのですよね!

亮ちんも高校生の頃気仙沼の島を出て、思いっきり自由にやってみたい
事があったと思います。
それを職業として、新しい道を切り拓いて行くんだとの確固たる意志が
あったのか、それとも若い頃漁師とは違う仕事を体験して
別の視点を学ぶのも有意義なのでは?

何方の視点が亮ちん思いに近いのかは解りませんが、10代の頃
色々此れから歩む道を模索した時間があったであろうと思います。

ですが携帯に残された新しい船の上で満面の笑みを浮かべて
喜びを表現している親子三人の姿を拝見致しますと
亮ちんが、漁師として歩んで行くのが、ひょっとしたら大きな力によって
運命付けられていた予感もしております。

モネちゃんは、高校卒業時
「何か、人のためになりたい」との思いは強くあるものの
その時にはまだ、明確なビジョンは描かれていませんでした。
唯、島を出たいとの意思は強固にありました。

そんなモネちゃんを登米に移り住む自由を許すゆとりが
永浦家にはありました。

モネちゃんの妹の未知ちゃんは、とても頭脳明晰明晰な少女ですが
大学には進学せず、県職員として現場で蠣の養殖を支える職業を選択します。

世間の常識にまみれたオバサンから致しますれば、ここは絶対に
大学に進学して幅広い知識を身に着けた方が、ずっと未知ちゃんの才能が
発揮できると思うのですけどね・・・

お寺の子である三生は色々ありましたが、お坊さんになる決意は出来た
みたいですね。

市役所職員となった悠人君は、これからもモネちゃん未知ちゃん姉妹の
サポート役として確り支えて行くのでしょうね。

幼なじみが集まった中で「亮ちん」は、みんなの性格をふまえた上で
的確でそして暖かいメッセージを贈ります。
それを聞きながらひょっとしたら「亮ちん」は、遠洋漁業のマグロ船に乗って
長期の旅に出る予感がしました。

それは売れっ子のバリバリのアイドルである「永瀬廉」君ですから
別のお仕事映画?民放のドラマ?の撮影の予定があるから、なのか知らとの
予感があります。
ですが「おかえりモネ」で亮ちんに会えないのは
とっても寂しいですございます。

もちろんこれは今のところ、心配性なオバサンの妄想でしか無いのは
充分承知致しておりますのよ(^^♪

「おかえりモネ」の両親役の内野聖陽さんと鈴木京香さんご夫妻
本当に良い雰囲気を醸し出していますよね!

そして「亮ちん」の父親役の新次さんを演じておられる浅野忠信さん
本当に大切なものを喪失した苦悩を抱え苦しんでいる漁師を
どん底で藻掻いて藻掻いて、それでもどんな風に前に進めばよいのか
解からなくて、唯々苦しんでいる人間の絶望の大きさを言葉では無く
佇まいで、観る側に伝え様としている演じる側の胆力をひしひしと
受け取っております。