1999.11.27[京都府南丹市美山/ブドウ滝/雄滝]with 滝巡り仲間4人
※一般登山道ではありません!
ブドウの滝の存在はずいぶん前から知っていた。中学生の頃、昭文社発行の山と高原地図シリーズの「京都北山2」を見てその存在を知った。まだその頃はこの地図も紙製で250円(今はユポン製で750円)だったその地図では唯一の滝の記号だった。名前にも興味を引かれ、いずれは行くと決めていた。それが20数年の歳月を超えてやっと実現した。それも頼もしい京都の滝の達人Nさん隊長の全瀑連のツアーでであった。その名から近くに山ブドウの木がたくさんあるのか、ブドウの房のような岩肌を分岐しながら落ちる滝なのか、はたまた不動滝が訛ったものか興味津々の名前である。林道歩きのあと沢伝いに民ヶ谷をさかのぼり途中から右の支流に入る。ここでアクシデント。メンバーの紅一点Tさんをサポート中に転倒してしまった。わき腹を強打。うずくまったがしばらくすると痛みは引き、無事に滝に到着できた。滝自体は小さいながら、下段は逆層の洗濯板のような岩をやさしく流れ落ちており、さらにそれに落ち葉が張り付き見事な自然の造形美を誇っていた。おそらくはこの岩肌を膨れるように落下する様から「ブドウの滝」と命名されたのではないかと思う。しばらくメンバーは撮影に没頭し、昼食をとった後記念撮影をして滝を後にした。
ブドウの滝のあと、雄滝を目指すことになった。ブドウの滝へのルートは踏み跡が有るか無しかの程度だったのと、こちらの方が谷は平坦だと推測されたことから楽勝かと思い、谷をさかのぼっていった。しばらくは道もしっかりついており難なく通過できたが、いざ滝の直前まできたところからは全く道もなくなり、登りやすい斜面を登ることとなった。いったん谷に降りたところからチラッと雄滝が顔を覗かすが、思ったより立派な堂々たる滝のようである。期待は膨らみ気持ちは焦るのだが、ここからはさらに急斜面を頼りない細い木の枝を掴んで登らなくてはならない。Tさんをサポートしながら長い時間をかけてやっと全景の見える高台へ到着。京都北山にこれほどの滝があったのかと唸らせるほど、立派なものでしばらく目はくぎ付けに。滝に降りていろんな角度から眺め撮影しているうちに時間の経つのを忘れ、ふと気が付くと日が暮れかけてきていた。登り以上に下りに時間がかかることを思うとさっそく引き返す。HさんとTさんとで先に引き上げるが後の2人N隊長Bさんはまだ夢中で上の方まで登って行って撮影にふけっている。慎重に斜面を下っていくうちに2人も追い付き日が暮れる寸前に谷の入り口に引き返すことができた。しかし京都北山を長年歩き回っている私がこの滝の存在は知っていたものの今まで、訪れなかったことは何か北山に対して失礼でもあったかのように少々恥ずかしいような気持ちになった。
ブドウ滝?
雄滝
※一般登山道ではありません!
ブドウの滝の存在はずいぶん前から知っていた。中学生の頃、昭文社発行の山と高原地図シリーズの「京都北山2」を見てその存在を知った。まだその頃はこの地図も紙製で250円(今はユポン製で750円)だったその地図では唯一の滝の記号だった。名前にも興味を引かれ、いずれは行くと決めていた。それが20数年の歳月を超えてやっと実現した。それも頼もしい京都の滝の達人Nさん隊長の全瀑連のツアーでであった。その名から近くに山ブドウの木がたくさんあるのか、ブドウの房のような岩肌を分岐しながら落ちる滝なのか、はたまた不動滝が訛ったものか興味津々の名前である。林道歩きのあと沢伝いに民ヶ谷をさかのぼり途中から右の支流に入る。ここでアクシデント。メンバーの紅一点Tさんをサポート中に転倒してしまった。わき腹を強打。うずくまったがしばらくすると痛みは引き、無事に滝に到着できた。滝自体は小さいながら、下段は逆層の洗濯板のような岩をやさしく流れ落ちており、さらにそれに落ち葉が張り付き見事な自然の造形美を誇っていた。おそらくはこの岩肌を膨れるように落下する様から「ブドウの滝」と命名されたのではないかと思う。しばらくメンバーは撮影に没頭し、昼食をとった後記念撮影をして滝を後にした。
ブドウの滝のあと、雄滝を目指すことになった。ブドウの滝へのルートは踏み跡が有るか無しかの程度だったのと、こちらの方が谷は平坦だと推測されたことから楽勝かと思い、谷をさかのぼっていった。しばらくは道もしっかりついており難なく通過できたが、いざ滝の直前まできたところからは全く道もなくなり、登りやすい斜面を登ることとなった。いったん谷に降りたところからチラッと雄滝が顔を覗かすが、思ったより立派な堂々たる滝のようである。期待は膨らみ気持ちは焦るのだが、ここからはさらに急斜面を頼りない細い木の枝を掴んで登らなくてはならない。Tさんをサポートしながら長い時間をかけてやっと全景の見える高台へ到着。京都北山にこれほどの滝があったのかと唸らせるほど、立派なものでしばらく目はくぎ付けに。滝に降りていろんな角度から眺め撮影しているうちに時間の経つのを忘れ、ふと気が付くと日が暮れかけてきていた。登り以上に下りに時間がかかることを思うとさっそく引き返す。HさんとTさんとで先に引き上げるが後の2人N隊長Bさんはまだ夢中で上の方まで登って行って撮影にふけっている。慎重に斜面を下っていくうちに2人も追い付き日が暮れる寸前に谷の入り口に引き返すことができた。しかし京都北山を長年歩き回っている私がこの滝の存在は知っていたものの今まで、訪れなかったことは何か北山に対して失礼でもあったかのように少々恥ずかしいような気持ちになった。
ブドウ滝?
雄滝
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