乳癌の話...その他の話...。

乳癌に関しては、あくまでも私の体験談です
その他は人生の回想や、日々の出来事です

3度目の結婚...?

2005-09-02 10:21:56 | 結婚の話
主人と死に別れてから、たくさんの人に随分はげまされてきた。

人間は一人では生きてはいけないんだと言う事と
生きているというよりは、生かされているという表現が
ふさわしいんだ...と、思い知った。

主人が亡くなって間も無い頃は、バタバタと時間に追われ
悲しむ間もなかった。この程度の悲しみなの?と感じていたが
納骨が終わり、人の出入りも少なくなると
いっきに悲しみが私を襲ってきた。

胸が張り裂けそうな痛みを伴った悲しみ。
こんな悲しみの感情は、経験がない。

夜は特にひどくなる。眠れない。
毎晩、朝方まで酒を飲んだ。ベロベロに酔わないと眠れなかった。

悲しみから逃げる為、死にたかった。
死ねばすべてから開放されて楽になれる。

だが、4歳の子供を残して死ぬ事は出来なかった。

悲しくて、寂しくて、会いたくて...声が聞きたくて...

電話の受話器を耳にあてた。
 「今から帰る」
いつものように声が聞こえそうな気がしたから。

インターホンの受話器を手に取った。今までのように
 「ただいま、開けて。」
と聞こえそうな気がするから...。

子供がいた事で、これでも悲しみは紛れたのかも知れないが
いくら可愛い子供でも、埋めることの出来ない悲しみだった。

本当に苦しかった。

丸2年を迎え、3回忌が済んだ頃、今の主人との交際が始まった。
苦しい悲しみが少しずつ消えて行く

亡くなった主人の言葉を思い出していた。
 「さっさと再婚してくれ、子供の為にも、父親になってくれる
人を早く探せよ。」

今の主人との同居が始まり4年目になる。
入籍はしていない。
子供と主人はようやく、いい関係になってきた。
お互いに人見知りするので、時間がかかった。

亡くなった主人は思い出として、心の中に整理された。
ここにきてやっと、主人の死を受け入れたのかも知れない。

ころあいをみて、入籍しようかと思っている。
私、3度目の結婚。
神様にお願い
結婚はこれで最後...にしてほしい。














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