乳癌の話...その他の話...。

乳癌に関しては、あくまでも私の体験談です
その他は人生の回想や、日々の出来事です

2度目の結婚

2005-08-29 10:34:28 | 結婚の話
主人45歳、私25歳。
知り合って間もなく同棲生活をはじめました。

主人も別れた奥さんとの間に、娘が一人。
会う事は許されないけど、忘れた事は無い

互いにそれぞれの娘の事を胸に秘めながら
暮らし始めて2年目、妊娠した。

主人48歳、私28歳。
息子の誕生に手放しで喜ぶ主人
その可愛がりようは、凄かった。

「ペットのように、無条件に可愛い」
主人はよくそう言っていた。

子供の成長に一喜一憂していたある日
「この頃、頭痛がひどいんだ...。」

7月31日、近所の脳外科を受診し、そのまま入院。
翌日、大学病院へ転院した。

診断は、転移性の脳腫瘍。
小脳と脳幹部に2センチの腫瘍が二つ....。
この時は原発の癌がまだ見つからなかったが、
原発は肺がん、小細胞癌だった。

8月13日、小脳の腫瘍を検査の為に摘出して
10月に脳幹部の腫瘍にガンマナイフを受けた。

8月に肺がんが見つかった時点では、まだ針先でつついた
位の大きさだと言われたのに、12月には直径3センチになっていた。

その頃になると、脳にも小さな腫瘍がてんてんと散らばっていて
放射線を受ける事になった。
髪の毛は抜け、顔がむくみ、ひどくきつそうだった。

翌年、4月抗癌剤投与。1クール目で肺炎をおこし、寝たきりになった
この時、息子は幼稚園に入園した

4クールの抗癌剤をなんとか受け、7月中頃退院。
9月になると、主人がおかしな事を言うようになる
昔の事と、今との区別がつかなくなった。

9月末に再び入院。
10月4日、亡くなった。

病気が分かってから、わずか1年2カ月あまり...。
あまりにも早すぎて、何がなんだか分からなかった。

主人52歳、私32歳。
二度目の結婚は幕を閉じた。



















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