乳癌の話...その他の話...。

乳癌に関しては、あくまでも私の体験談です
その他は人生の回想や、日々の出来事です

母の自殺

2005-07-12 11:25:11 | その他の話
母は8年前に自殺。
波乱万丈な人生でした。

子供を3人産みながらも、子育ては半分放棄。
父親は一番下の弟が生まれてすぐに事故死。

子供は可愛いと思っていたようだが
母親としての自覚は乏しかったように思う。

私が5歳位の時も母は、睡眠薬を飲んで自殺を図った。
画用紙に私宛の遺書
その画用紙を持って、近所のお友達の家に助けを求めた。

泣きながら、走った。

母にはいろんな事があり過ぎた。
寂しかった子供の頃、戦争で父親を亡くし、母ひとり子ひとりで育つ。

中学生になると遊び歩いて、家出を繰り返す。
覚醒剤にも手を出した。

当時、やくざだった私の父と結婚するもすぐに離婚
私を連れて、死んだ父と再婚し、2人の子供をもうける。
その頃が、一番幸せだったのではないだろうか

事故で父が亡くなると、保険金目当てで
父の実の弟が母に言い寄ってきた。

母の寂しさは分らないでもないが、愚か過ぎる。
もめにもめて、自殺未遂だった。

それからもいろんな事があった。
一番手を焼いたのは、覚醒剤。
なかなか、やめることが出来なかった。

注射器や覚醒剤を何度隠しただろう。
ランドセルに隠した事もある。

この人は何の為に生まれてきたのだろう?

冷たくもそう思わずには居られなかった。

なんで、農薬を飲んだのか、分らない。
はっきりした自殺の原因は分らない。

母が自殺して、自分の思いあがりに気がついた。
死ねばいいと何度思った事か、
なんの役にも立たない人間だと、
何度思ったか...。

私は自分を恥じた。
何様か?私は一体何様か?

誰でも必ず必要とされて、生を受け生きている事
死んでいい人間なんて、どこにもいない
どんな人でも、役に立たない人はいない

母はこれを私に教える為に、生まれて来た
そう思っている。 








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