馬鹿っていうな！！

お盆過ぎ....妹の家に泊まりに行きました。

何故かと言うと...うちの主人が、妹夫婦が少し危ないようだから、子どもたちが可哀そうなんで
何とか力になってやれ...なんて言うものですから。

あ～。他人の事など、決して興味ないうちの主人が...
珍しく、しつこく私に訴える物ですからねぇ～

貴重な連休を利用して、妹には訪問の意味の真実を告げず...女子会と称し...出かけていきましたよ！！

大酒のみの私たち姉妹。次から次に、プシュプシュと缶ビールを開けると馬鹿笑い。

そんな中、私の言った言葉に妹が泣き出しました。

「バカ」

妹は小さいころから、親からも祖母からも、その言葉を浴びせられて育ってました。

「バカ」

確かに勉強はできませんでした。

「バカ」

しかし、私からみると、私の想いは...
妹は天真爛漫、人を疑う事なくすぐに信じる。それゆえ、悲しく辛いこともある....
そういう意味での「バカ」でしたけど

妹は深く傷ついて、自分は「バカだから」「バカなんだ」
いつでも言われることは「バカ、バカ、バカ」......ポロポロと涙がこぼれます。

どうして、妹のこの苦しい気持ちに気が付いてやれなかったのか...

私こそがバカじゃない？そんな悲しい気持ちに妹を追い詰めて、誰もわかってないなんて

姉として、妹に済まないという...申し訳ないという...想いでいっぱいになりました。

妹は、自分みたいにバカにしたくないと、息子二人を必死で育てています。
厳しい事を言って、勉強しなさいとまくしたて.....

涙を流しながら妹は言うのです。自分のような「バカ」になって欲しくないと....だから厳しくするのだと....。

私は妹が可哀そうでなりませんでした。妹の気持ちなど考えた事なんてなかった。

母も祖母も死んでいませんから、私が妹を理解してあげないと....。

第一回、女子会でした。