姫の詩文(うたぶみ)

日々の徒然を思いのままに綴れたら~
心赴くままに 詩文を~そっと音にして♪

相思花(おもいばな)

2017-12-21 | 未定



痩せた地に 絶えることなく咲く花は
死人想ひて 彼岸花

暗き運命(さだめ)と 知りながら 
季節(とき)を離れて 実を結ぶ 
そんな悲しい 花の宴

秋深く 陽も隠れ 
葉の核心(しらべ) 聞いて咲くのは
時に人よぶ 相思花(おもいばな) 
紅色儚い 相思花(サンチョ)の花よ

   

枯れた夢 絶やすことなく握りしめ
あなた偲びて 彼岸花

花の泪を 胸に抱き
冷たい土でもあたたかい
そんな切ない 花の縁

秋深く 陽も隠れ 
葉の核心(しらべ) 聞いて咲くのは
時に恋(ひと)よぶ 相思花(おもいばな) 
紅の命火 相思花(サンチョ)の花よ


葉を慕い 花想う 
冬を越え 逢えぬ悲しみ
夢で交わすは 夢契り
紅の命火 相思花(サンチョ)の花よ



2012-10-31投稿
日本作詞家協会作詞大賞応募作品




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